【『そして父になる』&『R100』】職人映画と破天荒映画


映画の日に、よ~~~~~うやく観ること叶うっ♪
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eiga.com 『そして父になる』
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■解説:是枝裕和監督が福山雅治を主演に迎え、息子が出生時に病院で取り違えられた別の子どもだったことを知らされた父親が抱く苦悩や葛藤を描いたドラマ。大手建設会社に勤務し、都心の高級マンションで妻と息子と暮らす野々宮良多は、人生の勝ち組で誰もがうらやむエリート街道を歩んできた。そんなある日、病院からの電話で、6歳になる息子が出生時に取り違えられた他人の子どもだと判明する。妻のみどりや取り違えの起こった相手方の斎木夫妻は、それぞれ育てた子どもを手放すことに苦しむが、どうせなら早い方がいいという良多の意見で、互いの子どもを“交換”することになるが……。2013年・第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、審査員を受賞した。良多を演じる福山は自身初の父親役。妻みどりに尾野真千子、斎木夫妻にリリー・フランキー真木よう子が扮する。
■スタッフ:/監督 是枝裕和 /製作 亀山千広 畠中達郎 依田巽 /エグゼクティブプロデューサー 小川泰 原田知明 小竹里美 /プロデューサー 松崎薫 田口聖 /アソシエイトプロデューサー 大澤恵 /脚本 是枝裕和 /撮影 瀧本幹也 /照明 藤井稔恭 /録音 弦巻裕 /美術 三ツ松けいこ /衣装 黒澤和子 /編集 是枝裕和 /助監督 兼重淳 /スクリプター 冨田美穂 /キャスティング 田端利江 /制作担当 熊谷悠 /ラインプロデューサー 新野安行
■キャスト:福山雅治 尾野真千子 真木よう子 リリー・フランキー 二宮慶多 黄升げん 風吹ジュン 國村隼 樹木希林 夏八木勲 中村ゆり ピエール瀧 高橋和也 田中哲司 井浦新
■作品データ:/製作年 2013年 /製作国 日本 /配給 ギャガ /上映時間 120分 /映倫区分 G
公式サイト
eiga.com ニュース 福山雅治、父になったら……子育て持論を語る「選択肢作ってあげたい」
→『福山は「意図して何か役作りしたというよりは、(共演した)子どもたちに導かれ、引き出された面が大きい。そういう意味では能動的ではなく、受動的な現場だった」と述懐』
※相変わらず、子供の撮り方が凄い!!凄すぎるっ!!ドキュメントタッチの作品じゃあ、文句なしに
世界最高峰レベルだと思うなぁーー。冒頭の私立小学校の面接試験のシーンから、一気に惹き込まれた!


福山雅治の起用も見事ッスわー。イケメンで人生の成功者、周りからやっかまれて当然の存在は
まさに福山氏にうってつけ!職業の差別意識とか、普通~~に持ってる人に見えるもんなぁ~~。
しかも、実の義母役の風吹ジュンさんの台詞(電話での会話)で、「普段は芸能人のカツラや整形
疑惑などの話を面白がる部分もある」というキャラ設定になっていることも解る仕掛けになって
いる。もはや、ラジオDJやってる福山さんそのものやんかいさー。

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※裕福で、一見幸せそうに見える家族と、庶民的で、一見しつけがなってないように見える
家族、実際はどちらの方が健全だったかーーーといった辺りの見せ方は、先日観た「リーガル
ハイ」第4話を思い出して重ね合わせてしまったワーー。どちらも見終わった後、論議がはずむ
作品だわいナァ~~

newSphere 海外メディアが注目する、子役から演技を引き出す是枝監督の手腕とは
『是枝監督の、子役から演技を引き出す才能に関して、海外メディアは着目している。映画情報サイト「twitch」は2004年『誰も知らない』では第57回カンヌ国際映画祭柳楽優弥が主演男優賞を受賞、子役から素晴らしい演技を引き出す是枝監督の才能は有名であることを伝えている。映画誌「cine-vue」は独自に行ったインタビューで、子役から自然な演技を引き出すには「子役に脚本を与えず、オーディションのプロセスを重視している。子役が話し、使う言葉を拾って、その子自身を知り、それを映画の中に投影する。」という是枝監督のコメントを紹介している』

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産経ニュース スピルバーグ「ボロボロ泣いた」
『今年のカンヌ国際映画祭の審査委員長を務めたスピルバーグ監督は「感動的でボロボロ泣いた」といい、DW社でリメークの交渉を進めてきた。気になるキャストや製作・公開時期は今後決めていくが、DW社では1998年の映画「リング」を米リメークしてヒットさせた実績があるだけに、期待がかかる。福山は「いや~どんな風にリメークされるのかね」、共演のリリー・フランキー(49)も「自分の役をどんな方がやられるのか」と興味津々だ』
※天下のスピちゃんも、老化して涙腺ゆるゆるになってしまったンカモーーー!!

福山雅治是枝裕和監督インタビュー(第61回サン・セバスチャン国際映画祭)


☆なんかトラブルも起きている模様~~~~~↓
日刊ゲンダイ 重大トラブルに見舞われた 話題の映画「そして父になる
『映画化するにあたって、原作者にあいさつしたり、出版社にそれなりの対応をすればよかったんです。ところが、連絡があったのは、映画がほとんどできて、カンヌ映画祭出品の直前になってからと言われてます。しかも映画の中でも、エンディングロールに申し訳程度に「ねじれた絆」を参考文献としてクレジットしているだけ。原作とはうたっていない。それで、出版業界では、“え、参考文献扱いなの? それはないんじゃないの”という怒りの声になっているのです」(出版関係者)/フジテレビは文書でこう回答した。〈「ねじれた絆」は、映画制作の参考にした資料でしたので、「参考文献」とする旨、著者および文藝春秋社にお伝えし同意をいただいております〉/まあ、そう言うだろうけど、この映画はすごい感動ものだし、カンヌ映画祭で絶賛を浴び、スティーブン・スピルバーグ監督の製作会社ドリームワークがリメークに乗り出すなど、映画そのものの評価は高い。それだけに、つまらないところで、メンツにこだわって“重大トラブル”を引きずっていたら、スピルバーグはもちろん、感動の映画を見終わった観客も、興ざめするだけである』
※いい作品なのに、そんな舞台裏でミソがついちゃあ勿体無いなぁ~~~~~。劇中の2家族のように、
しっかり話し合って、早く和解してねー!古美門弁護士に依頼しちゃあダメよん!

ポプラ社 「歩くような速さで」
『最新作『そして父になる』が、2013年カンヌ映画祭審査員賞受賞。いま最も熱い注目を集める是枝裕和監督の初エッセイ集!』
※よーーし、次に読むのはこのエッセイに決まりっ!

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R100


※そしてそして、職人監督のてい~~ねいな映画のあとに観たのが、よりによって~
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■解説:「大日本人」「さや侍」の松本人志が手がけた監督第4作。禁断の扉を開き、謎のクラブに入会してしまった主人公の摩訶不思議な体験を描く。都内有名家具店に勤務する片山貴文は、「ボンデージ」という謎めいたクラブに入会してしまい、それ以降、さまざまなタイプの美女が片山の日常生活の中に現れるように。過激なボンデージに身を包み、家庭や職場にも出現する美女たちは、片山をこれまでに味わったことのない世界へといざない、プレイは次第にエスカレートしていくが……。大森南朋が主演し、大地真央寺島しのぶ片桐はいり冨永愛佐藤江梨子らがボンデージファッションの美女に扮する。
■スタッフ:/監督 松本人志 /プロデューサー 竹本夏絵 小西啓介 /共同プロデューサー 奥山和由 /製作総指揮 白岩久弥 /製作代表 岡本昭彦 /脚本 松本人志 /脚本協力 高須光聖 長谷川朝二 江間浩司 倉本美津留
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■キャスト:大森南朋 大地真央 寺島しのぶ 片桐はいり 冨永愛 佐藤江梨子 渡辺直美 前田吟 YOU 西本晴紀 松本人志 松尾スズキ 渡部篤郎
■作品データ:/製作年 2013年 /製作国 日本 /配給 ワーナー・ブラザース映画 /上映時間 100分
映倫区分 R15+
オフィシャルサイト
※ぶっちゃけ、評判が悪いので「DVDまで待とうかなぁー」と思っていた。ちょっと前まではー。
しかし、映画批評の中に「ビジュアルバムっぽい」という文句を見つけて、「行っとくか!」と改心
したのだった。で、観てみての感想。「なーるほど、確かにビジュアルバム的シーンが散見されるっ!」

●「HITOSI MATUMOTO VISUALBUM "完成"」を初Blu-ray化 予告編

※テーマがテーマだけに、ゲスっぽかったり、汚なかったり、単純にビジュアルが受け付けない
人が、世間的にはほとんどだったんだろなーーー。

アサ芸プレス 松本人志「新作映画“R100”の大コケでいよいよ崖っぷち?」
『公開直前には松本監督みずからが多忙なスケジュールの中、全国の映画館を回って観客の質問に答える「ティーチイン」付きの上映会を敢行。スポーツ紙はもとより、インターネットの芸能ニュースサイトの独占インタビューにも応じるなど、パブリシティにも力を入れてきた。/ところが、蓋を開けてみれば、公開から2日間の興行収入はわずか5282万円というありさまだった。「公開スクリーン数が全国で223とかなり大規模な作品でこの数字ですから、まさに異常とも言える不入り。億単位の赤字となるのは確実です」(映画関係者)/文字どおりの大コケぶりを見せてしまった』
※10/31で打ち切りになったところも多いそう。姫路はまだやり続けてくれていて、感謝 感謝ダッタよ

東スポweb 本紙の閑古鳥報道で松本人志監督「R100」の観客10倍に
『「どういうわけか、最近になって結構お客さんが入っているんです。もちろん“大入り満員”というほどではないが、1回の上映で20~30人くらいは入るようになった」(映画館スタッフ)(中略)あまりの大コケに“打ち切りも近い”と言われたことも客足に影響。「早く見ないと映画が終わってしまい、二度と見られなくなる」という心理が働き、映画館に足を運ぶ人が増えてきたというのだ。「しかも『どれほどつまらないんだ』という観点だから、見る側にとっては相当ハードルが下がっている。そのせいか『言われているほど悪くないのでは』との感想を持つ人もいたようだ』

※アサヒ芸能に東京スポーツ、、、飛ばし記事だらけの雑誌のwebサイトばっかり引用してゴメーンネ♪

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●映画『R100』×「豆しば」オリジナルマナーCM


web R25 松本人志インタビュー
松本人志は仕事を…つまり笑いを作るということを、もはや生活のためにはやっていない。少なくとも、より自由度が高い映画監督に関しては、誰に何を言われようと関係ないのだ。「そうなんです。だから今後、僕の残りの人生ほんとに卑怯なんです。いつ逃亡してもいいし(笑)。なんだったら日本にいなくてもいい。でも、できれば逃亡したくないし、やらなくてもいいことをやっているからこそ、やるからには一生懸命やりたいんです」』

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ウォーカープラス 映画監督・松本人志は仏師・運慶?みうらじゅんが『R100』を絶賛
『シュールな作品で、いわゆる大作系の映画と同じ土俵で勝負できる点を指摘し、「日本で本当のバカ映画を撮れる、突出した人物」と綴っている』
水道橋博士みうらじゅんら、サブカル畑の人たちに高評価なのは、やはり「バカ映画」として
面白がっているってことなのかしらん~? 水野晴郎の『シベリア超特急』感覚でーーー

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※個人的には、終盤までは『大日本人』に匹敵するぐらい楽しめた。だが、やはりラストの締めくくり
方が残念だ。んーーー、「ビジュアルバム」との一番の差異はソコだなー。オチの小気味良さが無いの
であるー。松本映画は、どぉ~~も、最後で体よく“逃げている”感が拭えない。ゆえに、次回こそ!
と期待してしまうー。次もまた行っちゃうんだろなぁーーー、劇場に。

...φ(ー ̄*)思わずブログにメモしたくなる名言・格言&オマケの一言!

元旦の日記参照~♬

11月1日の、名言・格言
朗らかに 苦を求めよ
(中学校の校長先生だった父のことば。人生で出くわす苦難を楽しむ気持ちで取り組んでいけば、幸せで効率的な生き方ができるのだ、と言いたかったのだと思います)

◎オマケ!「苦を求める 苦しみを味わう」に関連する言葉あれこれ
人って苦しみや逆境があるから進化するんです。ちゃんと苦しみを味わって、ちゃんと落ち込む。それが、人を進化させるんです by 丸山和也
苦しみが残していったものを味わえ!苦難も過ぎてしまえば甘美だ by ゲーテ
苦しみを味わうことがない人間は、人間愛から生まれる感動も快い同情の喜びも知ることはあるまい by ルソー
人生は苦しみである。そして二人の人間の間の唯一の相違は、その人の味わっている苦しみの程度の差に過ぎない by バーナード・ショー
苦しくなったら、苦しみを味わえるだけ生きているんだと感謝した。うれしいときはまた喜べるんだと、また感謝した by 有森裕子
苦しいことがあっても、挫折感を味わう必要はないんだ by 三浦知良