【ディス/コネクト】3つのネット犯罪

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eiga.com 作品情報 『ディス/コネクト』
■解説:SNS上で起こった事件をきっかけに、心の絆を取り戻そうとする人々の姿をサスペンスフルに描いた群像ドラマ。ある少年が、SNS上での嫌がらせを原因に自殺未遂を起こす。しかし、仕事ばかりで家庭を顧みなかった父親は、息子がなぜ自殺を図ったのかがわからない。一方、嫌がらせをしていた少年は、元刑事の厳格な父との父子家庭で、父親は威厳を示すことで愛情を伝えようとしていたが、少年はそんな父から愛情を感じるとることができなかった。互いの気持ちを知らずにいた2組の親子を中心に、つながりを求めてネット上をさまよう人々が、事件をきっかけに再び絆を取り戻そうとする姿を描く。監督は長編ドキュメンタリー「マーダーボール」でアカデミー賞にノミネートされた、ヘンリー=アレックス・ルビン。出演はジェイソン・ベイトマンアレクサンダー・スカルスガルドポーラ・パットンほか。
■スタッフ:/監督 ヘンリー・アレックス・ルビン /製作 ウィリアム・ホーバーグ ミッキー・リデル ジェニファー・モンロー /製作総指揮 マーク・フォースター /脚本 アンドリュー・スターン /撮影 ケン・セング /美術 ディナ・ゴールドマン /衣装 キャサリン・ジョージ /編集 リー・パーシー ケビン・テント /音楽 マックス・リヒター /音楽監修 ベス・エイミー・ローゼンブラット
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■キャスト:ジェイソン・ベイトマン(リッチ・ボイド) ホープデイビス(リディア・ボイド) フランク・グリロ(マイク・ディクソン) ミカエル・ニクビスト(シューマッカー) ポーラ・パットン(シンディ・ハル) アンドレア・ライズボロー(ニーナ・ダナン) アレクサンダー・スカルスガルド(デレック・ハル) マックス・シエリオット(カイル) コリン・フォード(ジェイソン・ディクソン) ジョナ・ボボ(ベン・ボイド) ヘイリー・ラム(アビー・ボイド) マーク・ジェイコブス
■作品データ:/原題 Disconnect /製作年 2012年 /製作国 アメリカ /配給 クロックワークス
 上映時間 115分 /映倫区分 PG12
オフィシャルサイト
※ムムムムム、全国14館でしか上映していなかったせいか、、、情報少なすぎ!
めっちゃよく出来た構成で、ネット社会の問題点を多角的に扱った良作!!
クライマックスで、文字通り炸裂する人の想いを叩き付けられた!物凄いイン
パクトだった。

web magazine NOSVIS ヘンリー=アレックス・ルビン監督インタビュー
『Q:—今の日本も映画の中の主人公たちと全く同じ状況だと思うのですが、SNSやインターネットのように、同じ空間にいないことだけが、コミュニケーションが上手くとれない、という問題を導きだしているのではなくて、同じ空間にいても、同様の問題が起きていますよね。/監督:同感です。でも、この映画はSNSが原因だ、という様に描いていると誤解を受けやすいんですが、僕もSNSが原因だと言っているわけでは全くないんです。3つの物語が描かれていて、それぞれのキャラクターがとても人間的な選択をし、その結果、ドラマチックな結末に至るということを描きたいのであって、テクノロジーの責任だ、というような想いではないんですよね。きっと、人間だからなんだよね。さっきも言ったように、人はやっぱり重みは違っても、みんな孤独を抱えていると思うんです。誰かと繋がりたい、コミュニケーションをしたい、という思いは、どこかで弱さにもなってしまって、その弱さが、今回の物語の結末に導いてしまったんだと思うんです。そんな彼らの気持ちを媒介しているのが、テクノロジーなのであって、テクノロジーが問題なのとも、違うんですよね。』
※「ディスコネクト!」という命令形ととって、「今すぐSNSなどの関係性を断ち切れ!」というメッセージが含まれていると勘違いしている人が多いようだな。公の宣伝番組でさえそういうのが目立つようだー

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※映画は、ただただ現在の社会の有様を、忠実に映し出すことに力を
注いでいる、、、そんな印象を持った。

☆おなじみ、前田有一の超映画批評(『寄生獣』をケチョンケチョンに書いてた)
前田有一の超映画批評 ディス/コネクト
『少年は、リアルでうまくコミュニケーションがとれないものだからネット上でのそれに過剰に期待し、悲惨な目にあってしまう。ネット上で不用意に個人情報なんぞ出してはいけないよと、ティーンエイジャーに教えるためのまさに最適な映画といえる。彼のパートは秀逸ないじめ映画として、サスペンス的な見せ場も多くなっている。父親が息子をいじめていた奴を捜し、真相にせまる流れには緊迫感がある。と同時に、観客にはとっくに「真相」がわかっているわけで、なかなかそこにたどりつかない父親に対するフラストレーションというものをあえて感じさせる演出には舌を巻く。それによって、父親と子供のすれ違いの深刻さを伝えようというわけだ。/群像ドラマだが、それぞれのパートのつながりがシームレスでわかりにくい。ただしその分、凝縮感もでているのでマイナスというわけでもない。とりあえずは、集中してみていかないとおいて行かれそうだ』
※父親が真相に辿り着く過程は、むしろスムーズでリズム感があったように
思えたが・・・(主観ッス)。集中力はあまり無い自分でも、解りすぎるほど
よく解る演出の妙が、本作の魅力の一つだと思うがなぁ。きっと、観れば観
るほど、3つのエピソードの並べ方の巧さに気が付き、得心させられるんじ
ゃないだろっかーーー。

●予告編


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※日本のエロアニメ(通称HENTAI)の話題も当然、会話の中に登場する。
リアル、、、なのだろうなー

映画感想*FRAGILE
『ネットがきっかけでリアルの人間関係が変わっていくというお話で、Facebookとかエロチャットとか出てきます。そしてどのエピソードも子供がらみなんですね。わたしが気に入っているのは、TVリポーターの熟女とエロチャットの少年のエピソードです。/少年は、熟女から「将来とか、どうするの?」なんて言われて、ころっといってしまう。どこか、「自分の人生を変えてくれるのは、この人だ」と思っている、寄生しようとしてるふしもあるんだよね。クライマックスのやりとりで、それがはっきりするなって思います。依存が見え隠れしてる。熟女側もそれは同じなんだけど、彼女の方は「いや待てわたしはなにをしようとしているんだ」という冷静さと、迷いがあるんだね。その一瞬の迷いを少年は許せないんだ。それは、少年が若いからかもしれないし、中途半端に差し伸べられた手の無責任さに、怒りを覚えたからかもしれない。期待した自分がばかだったと、思ったのかもしれない。(中略)この映画、幸せになるひとがいないんですよね。多少の救いはあれども、いいことはなんにもない。とはいえ、「インターネットって! こわいですね!」とか「ネットでもリアルでも、人との繋がりが大切で!」みたいな落としどころにはしなかったのは、良かったとおもいます』
※実際にアメリカで起こっている事件を綿密に取材した上で物語を構築
しているであろうせいか、リアルすぎるのが怖いほどなんデスヨネー。自分
たちも知らず知らずのうちにSNSの罠の中に陥っているんじゃないか、
って自問自答するにはもってこいの作品だろうーー

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※このポスターのヴィジュアルが異様にカコイイー!!

フェイスブック
『ネットの闇はすでに使い古されたフレーズになりました。なぜならネットに闇がるのは当たり前のこととして定着したからです。僕らは日々ネットを舞台に起こる、不可解な事件を見聞きしています。最近の日本では、遠隔操作事件を巡る騒動は顕著でしょうか』

●エンディングテーマ Jónsi - Tornado (Full Studio Version)


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※迫真のクライマックス!手に汗握るとはこういう状況を指す言葉なのだ!

ツイッター ディスカッションキャンペーン
『08:58 AM - 07 Jun 14Hiroshi Tajima@coofy0仕事柄SNSにしょっちゅう触れてるけど、自分基準が世間基準から乖離してないかいつも気にしてるつもりだけど、一層気をつけなきゃって思いました。でも、それだけじゃない、みんなにも観て貰いたい、いいお話』

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※今年の「群像劇」ジャンルの中ではダントツの傑作かな~?

◎漫画「GANTZ」の作者・奥浩哉さんがツイッターで激ホメ!

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12月30日の雑学問題は・・・?(簡略解答は一番最後に!)

Q:上野のアメ横「アメ」の由来とは?

(解説)東京都台東区に通称「アメ横」という商店街がある。JR上野駅御徒町(おかちまち)駅との間の商店街で、年末になると正月用の買い物客でごったがえし、その様子がテレビでよく紹介される。第二次世界大戦直後のヤミ市から発展したもので、いろいろな品物が安く売られている。/アメ横と呼ばれるようになったのには2つの説がある。アメリカの製品が売られていたから「アメ横」という説。飴屋(あめや)が多かったので「アメ屋横丁」と呼ばれるようになり、略されて「アメ横」になったという説。どうも後者の説のほうが正しいようであるー

オコタエ~(o ̄∇ ̄)σ 飴屋が多かったので



関連雑学

アメ横と言えば、平成になって目立ち始めたのが閉店セールである。実際は毎日閉店セールと称して通行人に、たたき売りのイメージを抱かせて販売している。その他、つまみやチョコレートなどを専門に1000円で山盛りサービスといったパフォーマンスを披露して販売している。魚屋の呼び込みでは一年中マグロや鮭の切り身を1000円で道行く人に声をかけて販売している。これらは一見の客を対象に売られているものの昭和時代と較べて品質的には酷い物はなくなってきているー

関連動画

●♪~毎日会いたい 下町アイドル We are アメ横女学園!!
         You are アメ横女学園!! ~♪
暦の上ではディセンバー  ベイビーレイズ


●♪~パンダ上野のアメ横西郷 忠犬八公ワルツでワッショイ~♪
・続 東京ワッショイ  遠藤賢司