【新幹線大爆破】懐かし邦画強化月間♪

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高倉健映画で最も評判の良さげなヤツ借りてきたっ

eiga.com 作品情報 『新幹線大爆破』
■解説
東京・博多間を走る新幹線に仕掛けられた爆弾をめぐって、犯人と捜査当局の対決を描いたサスペンス映画。脚本は小野竜之助、監督は「ゴルゴ13(1973)」の佐藤純彌、撮影は「怪猫トルコ風呂」の飯村雅彦がそれぞれ担当。
■ストーリー
約一五〇〇人の乗客を乗せたひかり一〇九号、博多行は九時四十八分に定刻どうり東京駅十九番ホームを発車した。列車が相模原付近にさしかかった頃、国鉄本社公安本部に一〇九号に爆弾を仕掛けたという電話が入った。特殊装置を施したこの爆弾はスピードが80キロ以下に減速されると自動的に爆発するというのだ。さらに、この犯人は、このことを立証するために札幌近郊の貨物列車を爆破する。これらの完璧な爆破計画は、不況で倒産した精密機械工場の元経営者・沖田哲男、工員の大城浩、そして元過激派の闘士・古賀勝によるものであった。そして沖田は500万ドルを国鉄本社に要求した。運転指令長の倉持は、運転士の青木に事件発生を連絡するとともに警察庁の須永刑事部長、公安本部長の宮下を招集、対策本部を設定した。やがて国鉄側が沖田の要求に応じたために、大城が500万ドルを受け取りに向ったが、パトカーの執拗な追跡に事故死してしまった。(後略)
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■スタッフ:/監督 佐藤純彌 /脚本 野竜之助 佐藤純彌 /原案 加藤阿礼 /企画 天尾完次 坂上順 /撮影 飯村雅彦 /美術 中村修一郎 /音楽 青山八郎 /録音 井上賢三 /照明 川崎保之丞 /編集 田中修 /助監督 岡本明久 /スチール 加藤光男
■キャスト:高倉健(沖田哲男) 山本圭(古賀勝) 織田あきら(大城浩) 
郷えい治(藤尾信次) 宇津宮雅代(靖子) 菅原安人(賢一) 風見章子(靖子の母) 森みつる(洋子) 田中邦衛(古賀の兄) 渡辺耐子(古賀の兄嫁) 宇津井健(倉持) 千葉真一(青木) 小林稔侍(森本) 福田豊土(田代) 山下則文(清水) 滝沢双(河村) 志村喬国鉄総裁) 永井智雄(新幹線総局長) 原田清人(三宅) 山本清(高沢) 中田博久(東京運転所係員) 
千葉治郎(工事車運転士) 志穂美悦子(東京駅交換嬢) 渡辺文雄(宮下) 竜雷太(菊池) 丹波哲郎(須永) 鈴木瑞穂(花村) 久富惟晴(広田) 青木義朗(千田) 浜田晃(長田) 黒部進(後藤) 北大路欣也(刑事) 相馬剛三(刑事) 土山登士幸(岩上) 川地民夫(佐藤) 河合絃司(部長刑事) 近藤宏(松原) 田坂都(平尾和子) 植田峻平(尾修一) 藤田弓子(秋山) 岩城滉一(東郷あきら) 中井啓輔(哲ちゃん) 岡本八郎(山ちゃん) 溝口久夫(ナベちゃん) 林ゆたか(中やん) 中野力永(大阪商人) 伊達三郎(商人風の男) 荘司肇(乗客) 松平純子(乗客) 十勝花子(女客) 山内明(官房長官) 相川圭子(ウェイトレス) 藤浩子(レジの女) 久地明(消防士) 片山由美子(バーの女) 多岐川裕美(SAS係員) 藤山浩二(広岡) 露木茂(磯村)
■作品データ:/製作年 1975年 日本 /配給 東映 /上映時間 152分
※昭和50年制作。東映スター勢ぞろいの、豪華絢爛大スぺクタル巨編!
めちゃめちゃオモロイ。途中、ちょっと辛気臭い、犯人グループたちの
過去とかが挿入されるのがテンポを悪くしているが、警察・国鉄連合と
3人の弱者代表との、駆け引き・攻防が描かれる本編は、予想できない
ハラハラドキドキで満足できる。そして最後に待ち構える無力感という
名の余韻ーーーわぁーたまらんかった!


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※おどろおどろしいBGM、ただただ超特急で突っ込んでくる新幹線の
正面からのアップ!(やや手振れ画像)・・・嫌がおうにもテンション
は最高潮に跳ね上がるっ!!!

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新幹線大爆破 伝説の映画はこうして作られた 2002年10月13日 /ゲスト:佐藤純彌氏(映画監督)/聞き手:門間貴志氏(映画評論家)/司会:大西弘幸(市民プロデューサー)
『門間:フランス版は「スーパー・エクスプレス109」ですね、ドイツ版は「パニック・イン・トーキョー・エクスプレス」。東京じゃないような気もするんですけどね(笑)。「パニック」のスペルはドイツ語ですからCじゃなくてKなんですね。インはINじゃなくてENと書いて「トーキョー・エクスプレス」。それからメキシコ版は、パニックじゃなくて「パニッコ」…と、膨大に公開され続けたんですね。たぶん、同じバージョンが世界中を廻ったんだと思いますが、おそらく、ヤン・デ・ボンが観たのはこの外国向けの、高倉健さんのいろんな苦悩が全く抜け落ちたバージョンを観たんではないかと。だから、ああいう「スピード」みたいな映画になっちゃった。つまり、犯人は悪いんですね。ヒーローが悪い敵を倒して、スカッとする。アメリカってそうですよね。白黒はっきりした映画。で、オリジナルは白黒の映画じゃないんですね。別に宇津井健さんがヤッター!っていう映画じゃないんですね。宇津井さんが何でか分かんないけど辞表出しちゃうんですよね。誰も止めないのがかわいそうだなーと思って観てたんですけど(会場笑)。で、誰もがあまり幸せじゃないまま終わっていく…。ちょっと、この重さは日本的かなーと思ったんですけど、やっぱり1975年という時代背景はそういう感じなんですかね?学生運動の余波があったりとか…。
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佐藤:そうですね。一言であの時代をくくると「挫折」という言葉でくくれるのかも知れませんけどね。映画のあとノベライズ化されましてね、世界で16カ国ぐらい翻訳されまして。それで、出版社がそれぞれ、ドイツ語版とかフランス語版とかメキシコ版、スペイン語版、いろいろ送ってきてくれまして。もしかしたらヤン・デ・ボン・はそのノベライズされたのを読んだのかも知れませんね。門間:なるほど。オリジナル版は普通に観ると、高倉健さんが主人公なわけですよね。犯人だけど、我々が感情移入して、つまり健さんに同調的に観るわけですけど、そういう背景が全部ないということは、おそらくその海外版というのは、群像映画みたいな感じだったんでしょうかね?佐藤:あの年のあれ(公開)が6月か?夏だったと思いますけど、9月か10月のロンドン映画祭で上映されまして、「ベスト・アウトスタンディング・フィルム・オブ・ザ・イヤー」だったか、何かそんなのをくれたんですよ。だから、ロンドン映画祭ではオリジナルが上映されたみたいですね。
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門間:監督はフランス語版、短縮されたバージョンは観てらっしゃらない?佐藤:いや、観てないんですこれが。門間:というか、編集したわけではない?/佐藤:全然もう、向こうが全く…/門間:勝手にというか・・/佐藤:だいたい外国で配給会社が編集しなおす権利を一緒に買うみたいですね。/門間:当時フランスでヒットしたというのは結構話題になりまして、東宝が何を考えたか、これをまた輸入してしまうんですね。フランスの吹き替え版を輸入して、それに字幕をつけて上映したことがあって、それも観たんですけれど、なんか、凱旋上映みたいで(笑)。のっけから健さんが「ボンジュール」とか言うんですよね(会場笑)。管制室の宇津井健さんが「大丈夫か!?」とか言うときに「サバ?」、千葉真一が「ウィ」とかね。全部フランス語に吹き替えてあって、ちょっとねえ。あ、山本圭さんは違和感ないですね。「ボンジュール」って言っても何か、パリ帰りって感じでしたね(笑)。/佐藤:(笑)』

※新幹線内でタイコたたく天理教?の人々は怪異だったーーー


◎要点
新幹線大爆破について撮影にあたって、国鉄は完全に協力を拒否している。
国鉄が協力を断った理由として・・・。「摸倣犯がでたら困る」として、
 国鉄は“「新幹線危機一髪」というタイトルに替える”という案があった
 が、交渉決裂。
・ゲリラ撮影を多用(隠しカメラでカバンの中に仕込んで撮った)
・車輌の走行シーンは模型を作って模型の車輌を走らせた
・運転席からの前方映像が手に入らないからシュノーケルカメラ(当時は無茶
 苦茶高い)を使って撮影する羽目になった。
・CTCセンター(コントロール室)については日本で無名の外国の俳優をドイツ
 の鉄道関係者に仕立てあげてデザイナーを案内役にして、盗み撮りwww
・新幹線の車内は、車輌メーカーから実車の部品を買ってきて組み立てた。
 (メーカーは後で国鉄から無茶苦茶怒られた)
・撮影後、東映国鉄から3年間出入り禁止処分を喰らったという・・・。

新幹線大爆破 宇津井健千葉真一のものまね (関根勤

※これはもう大げさすぎて、モノマネの範疇から外れてる!
 ただただ、大御所を馬鹿にしているだけダナwww

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高倉健宇津井健、W健による最高傑作だろねー

ガジェット通信 高倉健・宇津井健の名演に刮目せよ!
『主人公の沖田がなぜこのような凶行に及んだのか、随所で明らかになります。町の小さな工場の経営に失敗し、家族とも別れることになった沖田が、境遇の近い同志と出会い、高度成長時代からこぼれ落ちた者として半ば”思想犯”として振る舞う中、時折見せる冷めた表情、さらには悲しみ……。感情を表に出すことがほとんどない中でも、その哀愁が痛いほど伝わってきます。このような時代の”負け組”の姿は、現在”アベノミクス”にイマイチ乗りきれていないという人が見ると共感できる部分が多いのではないでしょうか。/同じように、宇津井が演じる倉持運転指令室長も、あらゆる手段で穏便に危機を回避しようと図るのですが、国鉄上層部や警察との板挟みにあい苦悩。しかも最後にはだまし討ちのような仕打ちを受けてしまいます。彼もまた職務に準じる姿や、中間管理職的な悲哀を見事に表現しています。
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サスペンスとして、特に筆者がお気に入りなのは、首都高速道路を巡る現金の受け渡しのシーン。沖田と警察との緊迫感ある攻防は息をつく暇もありません。/国鉄の協力が得られなかったため、ミニチュアでの新幹線や車内のセットでの撮影を余儀なくされるなど、制作には困難を極めたという逸話もあるこの作品。日本では興行的に成功したとはいえませんが、特にフランスで44万人の動員となるなど、海外では日本発のパニックムービーとして評価を得ることになりました。1970年代の暗い世相を反映しつつ、骨太な人間模様が繰り広げられている怪作として、日本映画史に残る作品なのは間違いないのではないでしょうか』

※打つ手打つ手がことごとく失敗する過程はイライラして胃が痛くなるー。
司令塔(首脳陣)が無能だとこうなるんだよなー。わかるわかるー。
もうすでに爆発炎上してしまっている、わが、オリックス新幹線は、
映画とは違ってバッドエンドなのだー。って、全く話が変わってしまった~。

Amazon.co.jp 新幹線大爆破 海外版 -DVD- SUPER EXPRESS 109
『★カスタマーレビュー:オリジナルのアクション部分のみで構成された怪編集作/投稿者 シンプル太郎 VINE メンバー 投稿日 2005/12/23 ・・・「新幹線大爆破」の海外版のカップリング、フランス版とアメリカ版が入っている。どちらの版もオリジナルを実質半分にしてしまっており、あまりにも思い切りが良い。解説にもあるが、基本的には高倉健山本圭がなぜこの犯罪をしなければならなかったのかに関する部分(まあ、オリジナルでも必ずしも説得力はないんだけど)がほとんどなくなっており犯人グループがただの悪人になっている。特撮部分はほぼそのままだが、ドラマ部分が削除されているとなぜか、特撮もしょぼくみえるのが不思議だ。また、オリジナルと比較してみると、アメリカ人やフランス人の映画つくりのセンスというか、考え方がよくわかる。私は「新幹線大爆破」マニアなので、すぐに購入したが、1万円弱を出してこのDVDを購入する層ってどんな人なのか個人的には興味がある』

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※途中、自暴自棄になって、カオスに陥る運転士の千葉ちゃんだが、なんとか
持ち直し、ハッピーエンドに向けて舵を取る・・・。いま現在、人生の大ピン
チにハマっているJJサニー千葉だが、ぜひ、この作品の撮影当時を思い起こ
し、初心に返って人生の終着駅へ辿り着いてもらいたいと思う今日この頃。
というわけで、次の日記は現在の千葉ちゃんについて。。。



☆5月6日の

ほぼ日手帳」より、“日々の言葉”

「今日の歴史出来事カレンダー」より、“今日も明日も歴史的一日”

は、、、次の日記を見よ!