【お早う】小津安二郎監督作品

伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう! ゲスト:山本晋也

山本晋也監督が伊集院光にオススメするのは、1959年、小津安二郎監督の映画『お早よう』。新興住宅地を舞台に、その近所づきあいを描いた映画。一見、無駄に見えるようなことでも、実はそれが潤滑油になっている。サラリーマンの悲哀も、良さそうですね~』
※ようつべでコレを聴き、気になって仕方なかった小津作品、ようやくゲット!
山本晋也監督の感性は、果たしてワチクシともピッタンコ合うでしょうか
合わないでしょうか・・・、それは観てのお楽しみ~~~(まだ、現時点では
未見ナリ~~)

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Amazon.co.jp お早よう -DVD-
■登録情報
出演: 佐田啓二, 久我美子, 笠智衆, 三宅邦子, 杉村春子
監督: 小津安二郎
形式: Color, Dolby
字幕: 日本語
画面サイズ: 1.33:1
ディスク枚数: 1
販売元: 松竹
発売日 2005/08/27
時間: 94 分
おすすめ度: 5つ星のうち 4.7
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Amazonレビュー
戦後の小津安二郎監督作品の中でもっとも軽妙コミカルな作品。何せ主役は父でも嫁ぐ娘でもない、下町の子どもたちなのだ。10件ほどの家が並ぶ住宅街の人々の日常が、子どもたちを主軸に捉えられていく。
各家の大人たち(佐田啓二久我美子笠智衆など)の交流や葛藤といったドラマもあるにはあるが、ほかの作品群に比べるとサラリと流されており、やはり子どもたちのわんぱくな言動の数々によって、市井の平和な日常の素晴らしさが淡々とほのぼのと醸し出されていく。小津監督は、松竹伝統の長屋ものを戦後復興してきた当時の新興住宅街に置き換えることで、昔も今も変わらない人々の温もりを描きたかったようだ。フラフープやテレビなど、当時流行のアイテムがさりげないユーモアのために機能しているあたりも、さすがの貫禄であった。(的田也寸志
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■カスタマーレビュー
「ほんとうにおもしろい!!」投稿者ましゅまろこ2005年8月31日
・・・東京物語に深く感動したので、小津監督の他の作品も見てみたいと思い
この作品の評価が良かったので購入しました。
日常にあるような小さな事件を描いている話ですが、
その日常がとても楽しく最後まで夢中になって見てしまいました。
子供たちにはやっている遊びやご近所のおば様達の会話など
要所要所に笑いがあり、本当に大笑いしながら楽しく観れます。
特に弟役の勇ちゃんのこまっしゃくれ具合のかわいいこと・・・。
また、登場人物以外にも家のたたずまいやら、家具やら、
小物類やら見ていて発見が多くて楽しいのも良いです。
/でも、楽しいだけではなく、深く考えさせられるセリフもあり
やはりそこが小津監督の作品なんだなと思いました。
とても良い映画です。たくさんの人にこの良さを知ってもらいたいと思い、
レビューを書かせて頂きました。本当にお勧めです。
※伊集院さんと同じく、小津作品はこれまで何となく小難しいような
イメージを抱いていたのだったが、今回とても気楽な形で、楽しめた!
ご近所さんの細かい確執とか、子供の詰まらない事への拘りとか、現代
にも通ずる“あるある”に大笑いした。特に弟のイサムちゃんは鉄板w

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※古き良き昔の日本・・。父親を象徴する笠智衆さんを観ていると、自然
に親父のことを思い出してしまったー(なにげに風貌が似ているのだ!)

●予告編

文化住宅・土手と青い空・白い洗濯物が眩しく印象的な映画

シネマトゥディ コメディータッチの家族ドラマに、核心を突くような人生観『お早よう』(1959)【小津安二郎名画館】
『1959年に日本芸術院賞を受賞した小津安二郎監督が「芸術院賞を貰ったからマジメな映画を作ったといわれるのもシャクだから… 」(井上和男編 小津安二郎全集 新書館)と気楽に笑える作品として作られたという「お早よう」(1959)。子供たちの間で奇妙な遊びがはやり、主婦たちがうわさ話に花を咲かせる土手沿いの住宅地。子供たちを中心に描いた伸び伸びとしたコメディータッチの家族ドラマの中に、核心を突くような人生観を忍ばせた作品。
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  何かとうわさの絶えない住宅街、キャバレーに勤めていたといわれる 丸山夫妻の家にはテレビがあった。近所の評判は悪いが子供たちは丸山家で相撲観戦するのを楽しみにしていた。しかし、母・民子(三宅邦子)に丸山家への出入りをとがめられた実(設楽幸嗣)と勇(島津雅彦)の兄弟はテレビをねだるものの相手にされず、ふてくされてストライキを敢行することに……。
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完成されたステレオタイプのイメージでありながら、今はもう現実に見ることができない「家族」や「ご近所」を描いた作品。子供の視点を軸にさまざまな人間模様をフラットに表現した本作は、全編にわたってコメディータッチを貫徹しておきながら、演技と演出の両面において緻密な人格設定がなされている。また発色の鮮やかなカラーフィルムによって撮影された澄み渡るような青空と土手の風景は、本作の平和で明るい雰囲気に一役買っている。
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  子役の扱いにたけた小津安二郎監督は「突貫小僧」(1929)、「大人の見る絵本 生れてはみたけれど」(1932)などで子役をメインに据えた作品を手掛けた。そのほかにも家族を描いた小津の作品には、子役の起用が積極的に行われている。設楽は「お茶漬の味」(1952)と「秋日和」(1960)にも出演。「秋日和」では島津と再び共演している。
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  主軸となるテレビにまつわる物語のほか、平一郎(佐田啓二)と節子(久我美子)の平行線のままの関係や婦人会の会費の行方、押し売りの来訪といったサブプロットの豊富な本作は、どの人物にフォーカスしても、ほかの事件と結び付くような柔軟性を持っている。その中でも押し売り(殿山泰司)と原口家の祖母・みつ江(三好栄子)とのやりとりは、せりふの秀逸さよりも身振りの面白さが目立って記憶に残るシーンだ。/実と勇はテレビを執拗(しつよう)に催促した揚げ句に、父・林敬太郎(笠智衆)に怒鳴りつけられてしまう。「余計なことを喋るんじゃない 」(井上和男編 小津安二郎全集 新書館)と叱られてダンマリを決め込む兄弟。彼らは反論する「だったら、大人だって余計なこといってるじゃないか。コンチハ、オハヨウ、コンバンハ…… 」(井上和男編 小津安二郎全集 新書館)。大人と子供の価値観のすれ違いの中で、互いに妥協点を見いだしていく本作は、余計なことが余計じゃない、止まった画面の中に存在するあらゆる事物に価値を見いだした小津作品の特徴そのものをテーマとしているかのようだ。(編集部・那須本康)』
※子供の使い方がうまい監督、と言えば是枝監督などが思いつきますが~。
小津監督もそれに匹敵する子ども扱いの名人監督さんかも知れませんな。

※「なんであんな子産んじゃったかねえ~」などと終始ボヤいているお婆ちゃんも味があったワーーー↓
WEDGE Infinity 舞台子役から映画女優へ 戦前生まれの東京出身の女優たち
『1894年生まれの三好栄子(~1963年)は神田神保町(千代田区)の生まれ。島村抱月の芸術座附属演劇学校出身だというから新劇の名門の出だ。映画に出るようになったのは戦後だが、ぬーっと現れる姿だけで男たちが気圧されてしまうような庶民のおばあさんはこの人が一番。やはり小津安二郎の「お早よう」(1959年)で、押売りの前に包丁を持って現れたお婆さんの凄みとおかしさといったらなかった』

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シネマトゥディ 映画のプロが選んだ「13才までに見たい日本映画の名作」ベスト20発表!
『こども映画専門のポータルサイト「こども映画+(プラス)」(株式会社チャイルド・フィルム運営)が、「13才までに見たい日本映画の名作」ベスト20を発表した。同ランキングは、映画を仕事にする総勢132名にアンケートを実施し、各3本を推薦してもらった上で決定したもの/(10位まで抜粋)●1位『となりのトトロ』(1988)●2位『風の谷のナウシカ』(1984)●3位『天空の城ラピュタ』●4位『七人の侍』(1954)●4位『お早よう』(1959)●6位『ルパン三世 カリオストロの城』●7位『千と千尋の神隠し』●7位『二十四の瞳』(1954)●7位『転校生』(1982)●7位『男はつらいよ』シリーズ●7位『大人の見る絵本 生れてはみたけれど』(1932)●7位『台風クラブ』(1985)●7位『耳をすませば』(1995)●7位『時をかける少女』(1983)●7位『銀河鉄道の夜』(1985)』
※すごーーーーい、「七人の侍」と並んで、第4位に輝いてるっ!
映画のプロが選ぶベスト作品、なるほど山本晋也監督が推すのもむべなるかなーーー

☆ではでは、強烈な「イサム」ワールドへお連れしましょぉ~~~~っ!
●『お早う』 オナラ集

→オナラの音は黛敏郎が作ったそうです。
※題名は「おなら」でも良かったネーーーw

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●イサムの「アイ・ラブ・ユー」集

※絶妙のタイミングで言ってくれるよね~~。スバラシス!

小津安二郎の映画音楽 SOUNDTRACK OF OZU 小津安二郎の映画音楽コンサート開催決定!
『2015年10月24日(土)、25日(日)の両日、東京世田谷で「小津安二郎 弦楽トリビュート・コンサート」が開催されます。小津映画トーキー以降の全作品を弦楽四重奏にアレンジし、一挙に演奏します。演奏は、ノン・ジャンル弦楽四重奏団≪モーメント・ストリングカルテット≫です。/両日とも、斎藤高順の息子斎藤民夫(当サイト管理人)による小津映画音楽に関する解説が行われます。①「東京物語」の隠れた名曲誕生秘話②小津監督が好んだ「お天気のいい音楽」とは?③「秋刀魚の味」のポルカには歌詞が付くはずだった?・・・上記のエピソードについて披露する予定です』

●BGM メドレー

※音楽もイイんだなぁ~~~、まだワチシが生まれてもいない昔の日本へ
魂をいざなってくれる素敵なアイテム♪サイコーーー

小津安二郎映画アラカルト

※美しいッスなーーー。よし、今月は“小津月間”に決定~~~~♪



ほぼ日手帳」より、“日々の言葉”

■9月14日の言葉:たくさんの人のとても多くの時間が「正解」を探すことに費やされているように思えます。遠慮なく言えば、「正解」探しばかりで人生終っちゃう人ばかりじゃない?こういう女性に、こんな出合いをした‥‥どうするのが正解だろう?新聞で、こういうことが問題になっている‥‥どういう意見を持つのが正解だろうか?「正解」じゃないと、損? 悪? 迷惑? 「正解」病は、いまの時代病のような気がする(糸井重里が『今日のダーリン』の中で)

※決められた正解を探すんじゃなく、自分で正解を作り出すことが大切ですな!

「今日の歴史出来事カレンダー」より、“今日も明日も歴史的一日”

《近代史》1900年9月14日:女子英学塾が開校される

・・・東京で女子英学塾が開校されました。初期の女子高等教育機関の一つであり、女子教育の先駆者である津田梅子によって設立されたものです。女子英学塾はのちに津田塾大学へと発展しましたー

細かすぎて伝わらない関連動画や雑学、感想など


◎関連雑学
『津田梅子さんの名言:「何かを始めることは易しいが、それを継続することは難しい。成功させることはなお難しい」』

◎感想
※おお、よく聞くフレーズだが、津田梅子さんのお言葉でございましたかっ!
よく覚えておこうと思いやす~!