【ビッグ・アイズ】

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eiga.com 作品情報 『ビッグ・アイズ』
■解説:「アリス・イン・ワンダーランド」「チャーリーとチョコレート工場」のティム・バートン監督が、1960年代アメリカのポップアート界で人気を博した「ビッグ・アイズ」シリーズをめぐり、実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻の間に起こった出来事を描いたドラマ。悲しげで大きな目をした子どもを描いたウォルター・キーンの「ビッグ・アイズ」シリーズは、ハリウッド女優たちにも愛され、世界中で大ブームになる。作者のウォルターも美術界の寵児として脚光を浴びるが、実はその絵はウォルターの妻マーガレットが描いていたものだった。絵は飛ぶように売れていくが、内気な性格のマーガレットは、自分の感情を表すことができる唯一の手段である「ビッグ・アイズ」を守るため、真実を公表することを決意する。マーガレット役に「アメリカン・ハッスル」「魔法にかけられて」のエイミー・アダムス、ウォルター役に「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ワルツ
■スタッフ:/監督 ティム・バートン /製作 リネット・ハウエル スコット・アレクサンダー ラリー・カラゼウスキー ティム・バートン /製作総指揮 ボブ・ワインスタイン ハーベイ・ワインスタイン ジェイミー・パトリコフ カッテルリ・フラウエンフェルダー デレク・フライ /脚本 スコット・アレクサンダー ラリー・カラゼウスキー /撮影 ブリュノ・デルボネル /美術 リック・ハインリクス /衣装 コリーン・アトウッド /編集 JC・ボンド 
/音楽 ダニー・エルフマン /主題歌 ラナ・デル・レイ
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■キャスト:エイミー・アダムス(マーガレット・キーン) クリストフ・ヴァルツ(ウォルター・キーン) ダニー・ヒューストン(ディック・ノーラン) ジョン・ポリト(エンリコ・バンドゥッチ) クリステン・リッター(ディーアン) ジェイソン・シュワルツ(マンルーベン) テレンス・スタンプ(ジョン・キャナディ) ジェームズ・サイトウ(判事) デラニー・レイ(ジェーンー幼少期ー) マデリン・アーサー(ジェーン)
■作品データ:/原題 Big Eyes /製作年 2014年 /製作国 アメリカ /配給 ギャガ /上映時間 106分 /映倫区分 G
オフィシャルサイト
eiga.cocm ニュース ティム・バートン監督とヘレナ・ボナム・カーターが破局 2014年12月25日
→『13年間パートナー関係にあったティム・バートン監督と女優ヘレナ・ボナム・カーターが、破局したことが明らかになった。/米ピープル誌によれば、2人は今年初めから別居しており、これからも良き友人として、親として子どもたちを養育していくと、カーターの広報が声明を発表している。/56歳のバートン監督と48歳のカーターは、2001年の映画「PLANET OF THE APES 猿の惑星」の撮影がきっかけで出会い、以後「チャーリーとチョコレート工場」「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」「アリス・イン・ワンダーランド」「ダーク・シャドウ」といったヒット作でコラボレートしてきた。結婚はしなかったが、2人には11歳の息子ビリーと7歳の娘ネルがいる』
※結婚してないんだから、周りがやいのやいの言わなくてもいいのに。
これからもパートナー同士であることは変わりないんだからサーー
※ティムも、ヘレナというビッグアイズに愛想をつかされ、劇中のウォルター・キーン
の気持ちは痛いほど良くわかったんだろうな。私生活のいざこざが、演出面で役立った
んじゃないのかねえー

●本予告

※面白かった!・・・が、ティム・バートンらしさはあまり感じず。
なぜこの題材を選んだのか不思議だったんだが、、、ティム自身がこの
絵のファンで、自分の作風に大きな影響与えたんだってサーーー♪

西日本新聞 ビッグ・アイズ 芸術の本質も問い掛ける
『昨年、日本で起きた“天才作曲家”のゴーストライター騒動を思い出す人も多いだろう。聴力を完全に失いながらも名曲を生み出すという虚偽のドラマ演出に多くの人々がだまされた。「優れた芸術」が「売れる芸術」とは限らない。その逆もしかり。見る者、聴く者に与えられる情報の質や量が作品に対する評価に影響するのは間違いないと言えるだろう。芸術の本質についても考えさせられる作品だ』
※佐村河内さんの事件も映画化できるぅーーー?

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roomie 『ビッグ・アイズ』の実在モデル、マーガレット・キーンってどんな人?
『実在のモデルとなったマーガレット本人は、「(ウォルター役の)クリストフ・ヴァルツの姿、声、行動──すべてがウォルターそのものだったの。」と映画を観た時に受けた衝撃を明かしました。
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「私が経験したことをエイミーが追体験していく様もとても正確に描かれていて、それをちゃんと見なくてはならないと思ったわ。しばらくして、なんて素晴らしい映画だろうって気づいたの。マーガレットが笑い、興奮した様子を見せられて、時に過ちがとても重要なことなんだと気づくことができたわ。」/監督を務めたティム・バートンについては、「彼は好きにならずにいられない人よ!」と絶賛。「ティム以上の監督なんて、私にはとても考えられなかった」と太鼓判を押しています。実はマーガレットは今作でカメオ出演を果たしています。「1日中ベンチに座っている老婦人の役よ。とても感動したわ。ティムは私のために小さな聖書を用意してくれたの。生涯忘れられない1日になったわ。」と撮影の思い出を振り返りました。世界中のファンとコレクターに愛されるマーガレットは、87歳を迎えてもなお、北カリフォルニアで毎日のように絵を描き続けているそうです』

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★実際にマーガレット・キーンさんに会ってきたという町山智浩さんのラジオでの
発言も面白い!書き起こしコチラ↓

miyearnZZ Labo 町山智浩 ティム・バートン監督映画 ビッグ・アイズを語る
『/(赤江珠緒)ねえ。ティム・バートンさんの作品もなんか目が大きいワンちゃんとか出てきますもんね。/(町山智浩)そう。だからすごく影響されたんです。やっぱり寂しいっていう気持ちが目に出てるんですって。ティム・バートンっていうのは子どものころ、すごくアメリカ人のみんなスポーツやったりしてる中で育って、すごく怪獣映画が好きで。いじめられっ子だったんで。その寂しさを、その絵で表現してるんですね。ティム・バートン監督は。だからこのマーガレットさんもその男性優位社会の中で居場所のない感じっていうものを、寂しい少女の絵で表現してたんですけども。そこですごく一致したところがあったんですよ。孤独っていう点でね。/(赤江・山里)ふーん。/(町山智浩)で、今回この映画ができて。それで彼女に会って、『この映画を見て、どうでしたか?』と言うと、『死ぬまでにこれが映画になって本当によかったわ!』って言ってましたよ。87才だから。/(赤江珠緒)よかったですね。/(町山智浩)『やっとみんな、私のことをわかってくれるんだ』と。/(赤江珠緒)お写真を見ると、ハツラツとされて。いまのお写真を見ると、活き活きされてますよ。マーガレットさん。/(町山智浩)『いまは幸せだ』って言ってましたね。/(赤江珠緒)ああ、よかった。/(町山智浩)で、この旦那の方は死んだんですよ。この間。詐欺師の旦那の方は。で、『旦那はこの映画を見れなくて悔しいですね。この映画でものすごい悪役として描かれてる旦那にこの映画を見せてやりたかったですね』って僕が言ったら、「いや、あの旦那はね、たぶん悪役になっても自分が映画になったってことで喜ぶようなバカな男よ」って言ってましたけどね。/(赤江珠緒)(笑)/(山里亮太)へー!図太いんだ!』
※マーガレットさんのコメント、おもろーーーw

Yahoo!映画 『ビッグ・アイズ』ティム・バートン監督 単独インタビュー
『/Q:実際のウォルターとマーガレットの印象について教えてください。/ティム:ウォルターは非常にトリッキーで、ある意味、社会病質者のようでその場の状況ごとに虚勢も張っているため、彼の歴史に関しては定かではないことが多い。一方、マーガレットは本当に素晴らしい人物だ。マーガレットを演じたエイミーがマーガレットの言葉よりも彼女の行動から多くを学んだと語っているように、彼女はプライベートを大切にし、シャイで、慣れないと彼女との間に距離を感じることもあるが、内面はインテリで、毒のあるユーモアのセンスも持ち合わせている。僕がこれまで会ったことのない女性だ。/Q:演じたクリストフ・ヴァルツエイミー・アダムスについてはいかがですか?/ティム:クリストフにはさまざまな顔があり、チャーミングで(ウォルターのように)素晴らしいセールスマン的でもあり、またそれと同時に脅威、怒り、いじめっ子の要素も持っている。ウォルターはどこか悲劇的でもあるため、それらの要素を一つのキャラクターとして描くことは大変だと思ったが、クリストフはそんなさまざまな顔を持つこのキャラクターのつかみどころを理解していた。マーガレットは内向的なキャラクターであるため、エイミーは演じるのが難しかったと思う。でも彼女は立っているだけで、何もせずに苦悩や葛藤をうまく表現してくれた』
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※実はあんまり、この夫婦共同作品というものに対して、嘘をつくことが
悪いことには思えずにいたのだが・・・。あれか、映画『天空の蜂』を監
督したのは、実は堤さんの奥さんだった!「ガーーン!」というくらいの
衝撃ではあるんだろうかーーー?

AM ティム・バートンが愛したアンチ・ファンタジー!本当にあった怖い“文化系DV”
『「イングロリアス・バスターズ」「グリーン・ホーネット」「おとなのけんか」などで彼が演じるキャラクターは毎回腹立たしいけど、どれもピュアな欲望に掻き立てられている。悪意がないとまで言わないが、成功するために手段を選ばない。“デキる男”であることには間違いない。そんなカリスマ性にマーガレットが惹かれてしまったのが運の尽き。自分が軟禁される分、世間は自分の絵に拍手喝采する。動き出してしまったストーリーに歯向かえない。/夫の嘘に翻弄されていく世間の恐ろしさと、それに従わざるをえない自分。マーガレットはどのように立場を逆転させるのでしょうか。そこに多くの女性の共感を生み、反旗を翻す彼女に「もっとやれ!」とついていきたくなるはずです。この実録DVのストーリーは、ティム・バートン作品なのにファンタジーもクソもない。「シザーハンズ」のシザー部分だけがグサリとマーガレットの心を突き刺して、毎分毎秒延々とえぐり出す。「チャーリーとチョコレート工場」のチャーリーもチョコレートもない、ただ量産していくだけの“工場”と化した彼女の苦悩が実話だなんて。想像するだけで息苦しくなる。
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/この映画に唯一ファンタジーを探るとしたら、それは〈ビッグ・アイズ〉に魅せられた人々の心に宿るものかもしれない。ウォルターの嘘が真実を歪める。人々を扇動する。景色を変えていく。ある意味、VFXに頼らない“新しいファンタジー映画”と言える。/冒頭、〈ビッグ・アイズ〉が何枚もコピーされていく印刷工場を映し出す。それは幾多にも重ねられる嘘が、その数によって説得力を増していく恐怖にすら思える。ウォルターが名声を利用して、真実を打ち明けるマーガレットに「彼女は正気を失っている」と語るのがまた恐ろしい。真実=原画がどこにあるのか、〈ビッグ・アイズ〉の大きな瞳がそれを見極めてくれるのか。マーガレットが劇中に語る、「目は感情をもっともよく表現する」とは一体どういうことか。/言葉で嘘がつけるとしても、絵で嘘はつけない。文化は文化で制する。これが“文化系DV”に決着をつける、唯一の手段なのかもしれません。<ビッグ・アイズ>の瞳に何を感じるか自らの解放のために一歩踏み出すマーガレットの勇気は、多くの女性の背中を押してくれるに違いありません。そしてエイミー・アダムスのおしとやかな佇まいが、より愛されるキャラクターに描かれています。/新しいDVを描いた映画の結末には、新しい感動が必ず待っているはず。観終わる前と後で、その絵画の印象はまるで違います。〈ビッグ・アイズ〉の大きな瞳に何を感じるのか。それはウォルターでも世間でもなく、あなたの目が決めることでしょう』

☆一番の見所は、ヴァルツの一人裁判シ-ン。「リーガルハイ」の
古美門研介かと思った。。。
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※ただその後の展開が淡白で、物足りなかったヨーーウ。
クリストフ・ヴァルツ=ちょっと底の浅い古美門研介という印象~

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◎今回は10/14と10/15を逆に掲載してしまってます!悪しからず!

ほぼ日手帳」より、“日々の言葉”

■10月15日の言葉:強みは、かぎりなく弱みに近いですし、弱みは、なにかのきっかけで強みに転換するものです。ほんとうに「強み」をもっていて、わかっている人は、その「強み」には、「寿命」がくるということを、正しく怖れて、「別のところ」を鍛えているはずです(ー糸井重里が『今日のダーリン』の中で)


「今日の歴史出来事カレンダー」より、“今日も明日も歴史的一日”

《近代史》1894年10月15日:ドレフュスが逮捕される(ドレフュス事件

・・・フランスで、ユダヤ系の陸軍将校ドレフュスが情報漏洩の罪で逮捕されました。後に無罪となりますが、事件は反ユダヤ主義や国家体制の問題などでの国内対立を浮き彫りにし、政治闘争にまで発展しましたー

細かすぎて伝わらない関連動画や雑学、感想など