『きみはいい子』

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eiga.com 作品情報 『きみはいい子』
■解説:「そこのみにて光輝く」でモントリオール世界映画祭の最優秀監督賞を受賞した呉美保監督が、2013年本屋大賞で第4位にも選ばれた中脇初枝の同名短編小説集を映画化。5つの短編から成る原作から、「サンタさんの来ない家」「べっぴんさん」「こんにちは、さようなら」という3編を1本の映画にした。真面目だがクラスの問題に正面から向き合えない新米教師や、幼い頃に受けた暴力がトラウマになり、自分の子どもを傷つけてしまう母親など、子どもたちやそれに関わる大人たちが抱える現代社会の問題を通して、人が人を愛することの大切さを描き出す。出演は高良健吾尾野真千子のほか、「そこのみにて光輝く」に続いての呉監督作となる池脇千鶴高橋和也ら。
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■スタッフ:/監督 呉美保 /原作 中脇初枝 /脚本 高田亮 /製作 川村英己 /プロデューサー 星野秀樹 /撮影 月永雄太 /照明 藤井勇 /録音 吉田憲義 /美術 井上心平 /編集 木村悦子 /音楽 田中拓人 /VFX 菅原悦史 /衣装 兼子潤子 /ヘアメイク 石邑麻由 /アクションコーディネーター カラサワイサオ /助監督 松尾崇 /ラインプロデューサー 野村邦彦 /キャスティング 石垣光代 /アシスタントプロデューサー 原田浩行
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■キャスト:高良健吾(岡野匡) 尾野真千子(水木雅美) 池脇千鶴(大宮陽子) 高橋和也(大宮拓也) 喜多道枝(佐々木あきこ) 黒川芽以(丸山美咲) 内田慈(岡野薫) 松嶋亮太(田所豪) 加部亜門(櫻井弘也) 富田靖子(櫻井和美)
■作品データ:/製作年 2015年 /製作国 日本 /配給 アークエンタテインメント /上映時間 121分 /映倫区分 G
オフィシャルサイト
※かなり重いテーマを内包するストーリーだったと思うが、子供たちの
自然な演技で、微笑ましくなるシーンも多々見られたー。自閉症の役を
した子は特に凄かった~。未来のディカプリオくんかも~~!!

●予告編

※わざとらしいハッピーエンドになるよりはマシだったかもだが、
それにしても、問題は一つも解決せぬままに終わっていったナーーー
しかも、その問題は、いつ朝刊のニュースになってもおかしくな
い、結構深刻な事態のちょい手前、とも考えられるぐらいの問題
ばかり。子供たちを統率できない高良健吾の役には少々、イラつ
かされたなぁーー。以上、よくなかった点ネ。

Filmers 2015年キネマ旬報ベストテンにランクイン!
『Q:「虐待」や「学級崩壊」など、人同士がかかわり、連鎖していくところも印象的だったのですが、それを防ぐにはどうしたらいいでしょうか?/呉美保:やはり、周りの目やサポートが大事だなと思います。いま、自分自身が9か月の子どもを育てているのですが、周りの家族がちゃんと支えてくれて、大きな助けだなと感じています。それでも体力的、精神的に疲れてしまう瞬間はあって、あらためて子育ての大変さを感じますね。/Q:それだけ子育てというのは大変なんですね/呉美保:そうですね。しかもこの先、我が子が成長して、言葉が話せるようになり、さらに深い人間同士のやり取りになると、その関係に疲れることも増えてくるかもしれません。もしかしたら私も我が子に手をあげたくなるかもしれない。ましてそのとき私と子どもの二人きりだったら、大いに可能性はありますよね。/Q:1人だとその負担を全て抱え込んでしまうんですね/呉美保:夫はもちろん、親や友人、ご近所さんでも、誰かの存在が身近にあるだけで、気持ちに余裕が持てると思うので、第三者の目、サポートというのはすごく大事なことだと思います』
※お腹を痛めて生んだ我が子を虐待するなんて何て鬼畜な母だ!と若い頃は
理解不能でしたが、近藤ようこさんの「ホライズンブルー」(実際に「子殺し
」を行った女性の精神分析記録を参考に描いた衝撃作)などを読んで、そのあ
たりの偏見はなくなっています。むしろ、自身の腹を痛めて生んだ子ゆえに沸
いて来る憎しみもあるのだと。。。あと、虐待の連鎖の理解ももちろん大事だ
が、周囲の環境の方がもっと大事だ(学校の対応、隣近所との付き合い方ナド)
ということを実感させられる思いがしたーーー

マダムじょるじゅさんのサイト きみはいい子
『出てくる人たちは皆どこか欠けていたりダメだったりと、ふつうのどこにでもいる“私たち”ですのよ。でも、その欠けた人でも、誰かを(たとえひとときでも)ホッとさせることができる。事の根本は解決できなくても、肩にそっとかけられた手は、言葉は、もしかしたら、人にとっていちばん必要なものなのかもしれない・・・そう思いましたわ。よく言いますわよね。「ちゃんとおかあさんの言うこと聞いていい子にしてるんだぞ」「先生の言うこと聞いていい子にするのよ」「いい子にしてたら、誕生日に買ってあげる」「いい子」って何でしょう?勉強をする子?親の言うことをすべてちゃんと聞く子?「いい子にする」ということは、何かをしないと「いい子」にはなれないのかしら?「いい子」という言葉は、あまりに漠然とし過ぎていて、だから、みんなその言葉で混乱し、縛られ、自己肯定すらできなくなるのですわね。
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この映画は、題材は重たいのですけれど、観ていて、どこかホッとしますの。欠けていて不完全なふつうの人間の、ちょっとした暖かい手が、欠けていて不完全なふつうの人間の手だからこそ、凍った心を溶かせるのではないかと。どこかの教祖様や占い師やら、そんなものにすがって生きているのがしあわせなら、それはそれでいいですけれど、そういうものにすがるということこそ、自分が「欠けている」「不完全」「ふつう」であるということを受け入れられないのでは?救いがあるとしましたら、自分のダメダメぶりを「ダメだわこりゃ」と、「しかたないよ、これが自分でどうしようもないもの」と受け入れること。私はそう思う所存でございます。/こんな真夜中に菓子パン食べてたら、胃が痛くなってきた・・・「いい子はけして真似しないでください」』
※もともと3つの短編だったものを、さりげなく登場人物のすれ違いで薄~く
繋げた感じの仕上がりでした。(欲を言うと、もっとガッツリ3つのエピソー
ドが絡まっていってくれたほうが気持ちよかったんだけど・・・)/マダムじ
ょるじゅさんの「いい子」論が、作品のテーマを言い当てている気がしてーー
引用させてもらいました。さすが「経験者は語る」!という所でしょうか~。

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『28 Dec 2015 09:21 本日は、日刊スポーツ映画大賞の授賞式でした。主演男優賞をご受賞されました高良健吾さんの花束プレゼンターとして呉美保監督もご登壇されました。高良健吾さん、ご受賞おめでとうございました!心よりお祝い申し上げます。#きみはいい子』

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※良かったのは池脇千鶴演じる陽気なお母さん。何も考えてない
ただの能天気な近所のママ友か?と思わせといて、ラストで明ら
かになる真実は・・・という展開に惹き込まれたー。大人の役者
でいえば、一番中途半端だったのがオノマチ演じる虐待母だった
カナァー?迷いを感じた。もっとテッテー的に鬼にならないと・・・。
それ以外は、もうみな文句のつけようのない迫真の演技だったッス♪

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高良健吾 尾野真千子インタビュー 希望にあふれているわけではないけど、 希望はある映画


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※同じ監督さんの『そこのみにて光り輝く』では、ドロドロ
した関係だった池脇千鶴高橋和也が、さりげなく夫婦役の
設定になってて和めたー。きっと狙ってると思うー

☆ネタバレありレビューサイト!
なぜ、犬は尻尾を振るのか。きみはいい子
『小学校の新人教師、岡野(高良健吾)は学級崩壊ぎみの生徒達とモンスター・ペアレンツの攻撃によって疲弊しています。一人の生徒が授業中におもらししたらその子の親から「うちの子が夜尿症だと知ってて、なんで対処できないんですか?うちの子は先生が怖いからもらしたんですよ」なんていう、クソ電話がかかってきます。そこで、学年主任の女性教師が電話に替わり、軽やかな対応をみせたときは、おー、さすがに先輩はたいしたモンだと思いましたが、教室で生徒が暴れても「親と話してからだね」と言ったり、明らかに虐待が疑われる生徒に対しても服を脱がしてアザを確認するのは一線を越えるとかいう態度をみると、小学校は単に「お子さまを一時的にお預かりしている施設」にすぎず、小学校がやっていることは、教育とはほど遠く、先輩教師はクレーム対応に慣れているだけなのでした。/明るく元気な肝っ玉かーちゃん的な陽子に扮する池脇千鶴の演技と存在感は素晴らしいのひと言です。陽子も雅美同様に親から虐待された過去を持っていましたが、明るく大らかに振る舞うことで自分の親の二の舞を演じまいとしていたのでした。自宅で岡野が憔悴仕切っていると甥っ子が抱きついて「がんばって」と励ましますがちょっと間違えば、ゲンナリしてしまいそうなシーン。ところがなんと、図らずも落涙してしまいました。ていうか、それはズルいわ。効き目が半端ないわ。たまらんわ。岡野の姉(内田慈)がいう「子どもを可愛がれば世界が平和になるわけ」という言葉はおそらく真実です。なにしろ子どもとは、大人のかつての姿なのですから。(中略)
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自閉症の子に扮する加部亜門は本当にそういう子を起用したのかなと勘ぐるほど素晴らしい演技力でした。(『おおかみこどもの雨と雪』で幼い雨の声を務めた子だとか。と思ったら、おばあちゃん役の喜多道枝は『フランダースの犬』のネロの声やってた!)岡野が出した、家族に抱きしめてもらう宿題を「絶対やってくる!」と悲愴な決意で帰って行った子どもは翌日から登校しなくなり、不安に駆られた岡野がその子の住むボロアパートに駆けていって、息を切らしながらドアをノックする……という嫌な余韻を残すラストも絶妙で、本作を甘いだけのいい話に終わらせないための覚悟が感じられました』
※もしかして、あの子は抱きしめられたんじゃなくて、クソ親父に
首をギュッ!ときつく締めつけられて、最悪の事態になってるんじゃ
ないか?という怖い結末が頭をよぎってしまって仕方ないんですー。
ネロの声優さんなどの薀蓄情報、サンクスでした~~~♪




タワレコ手帳&今月の日めくりの人(3月はノンスタイル井上裕介さん)

(「まいにち、ポジティブ」の詳細は、3/1の日記を参照のこと!)

☆本日3月18日(金)の、音楽関連の情報
【出来事】
・クラッシュ、ファーストシングル「White Riot」をリリース(1977)/テディ・ペンターグラス、自動車事故に遭って下半身不随に(1982)/BUMP OF CHICEN、ファースト・アルバム「FLAME VEIN」をリリース(1999)

【誕生日】
・ウィルス・ピケット(1941)/ヴァネッサ・ウィリアムス(1963)/石森敏行(エレファントカシマシ:1967)/黒田俊介(コブクロ:1977)/アダム・レヴィーン(マルーン5:1979)/石毛輝the telephones:1984)/リッケ・ケー(1986)/西野カナ(1989)

ギターレーダー インタビュー
→『1967年の今日、ミュージシャンの石森敏行が生まれた。ロックバンド「エレファントカシマシ」のギタリストとして活動している。宮本浩次(ボーカル/ギター)、冨永義之(ドラム)とは中学1年生からの付き合いで、バンドは1981年にクラスメイトたちで結成。Gibson「ES-335」「Les Paul」などを愛用している。大きくガニ股にして険しい表情でギターを弾くことでお馴染みだが、「一生懸命弾いているから」とのこと。また、様々なヘアースタイルをしてきたことでもファンの間では有名な話だ』
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※石クン、ハッピーバースディ!!「石森敏行」で画像検索しても、なぜか
みやじの写真のほうが多くヒットするというこの事実…w 頑張れ石クーーーン♪

☆本日の、ノンスタ井上さんのひとこと!

タイムマシンなんていらない

《内容要約:もしタイムマシンがあったら、いつに戻りたい?未来を見てみたい?僕はどちらもお断り。過去に戻ってやり直したいことがないといえばウソになるけど、自分がしてきた決断や行動には責任を持ちたいから。実際、タイムマシンなんてないわけだし、ないからこそ、一瞬一瞬を後悔のないように大事に生きていきたいと考えています》

細かすぎて伝わらない関連動画・関連サイト、そして身も蓋もない感想ナド


バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 予告編

※懐かしい予告編や~。広末はコメディどうなんだ~~?と疑問に思うように
なった分岐点の作品、カナー?

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※薬師丸さまも出とられましたン~♪

タイムマシーン3号 「本物のAKB48さんと共演したい!」


ジョニーAの独り言:前田敦子の「タイムマシンなんていらない」動画ばかり検索で引っ掛かって、やや食傷気味ー。そして、タイムマシン3号はそろそろブレイクするんじゃないかしらん?