『園子温という生きもの』&『ひそひそ星』

園子温という生きもの』


イメージ 2

※もうすぐ公開終了~、ということで慌てて行ってきた、シネリーブル神戸。

eiga.com 作品情報 『園子温という生きもの』
■解説:時代を挑発する作品を撮り続ける映画監督・園子温にスポットを当てたドキュメンタリー。故大島渚監督の次男で、2014年にテレビ番組「情熱大陸 映画監督・園子温」を手がけた大島新監督が、地上波では伝えきれなかった園子温の魅力を映し出す。「冷たい熱帯魚」「ヒミズ」「新宿スワン」といった監督作でヒットを飛ばし、国際映画祭の常連になる一方、テレビ出演や小説の執筆、バンド活動など多方面で精力的な活動を続ける園子温。そんな彼の姿を捉えながら、染谷将太二階堂ふみ、妻・神楽坂恵ら関係者へのインタビューを交え、人間・園子温の現在に迫る。
■スタッフ:/監督 大島新 /製作 大島新 由里敬三 /エグゼクティブプロデューサー 三好真裕美 田中正 /プロデューサー 小室直子 前田亜紀 /撮影 高橋秀典 /編集 大川義弘 /整音 高木創 /効果 高木創 /音楽プロデュース 菊地智敦
■キャスト:園子温 染谷将太 二階堂ふみ 田野辺尚人 安岡卓治 エリイ 神楽坂恵
■作品データ:/製作年 2016年 /製作国 日本 /配給 日活 /上映時間 97分 /映倫区分 G
オフィシャルサイト

●予告編


イメージ 3


DOMMUNE PROGRAM INFORMATION!
『5月14日に公開されたばかりの、鬼才・園子温監督の最新作「ひそひそ星」(新宿シネマカリテほか全国ロードショー)。25年前の高円寺のおんぼろアパートで描かれた絵コンテ555枚を、現在の園子温がついに実現!自主制作(シオンプロダクション第1作)なのにSF映画!本番組では、園監督と、主演女優であり奥様でもある神楽坂恵さんをお迎えして、同時開催中の「園子温展 ひそひそ星」(ワタリウム美術館)ならびに映画と展示の独創的世界を濃縮して収めた「園子温作品集 ひそひそ星」(朝日出版社)ふくめ、五所純子さんを聞き手に映画からアート、私生活まで(!?)縦横無尽に語り尽くしていただく!また同時公開(同日・同館)の長編ドキュメンタリー映画園子温という生きもの」で園監督を丸一年追い続けた大島新監督(23年前、「ひそひそ星」が作れず制作した「部屋 THE ROOM」について対談した大島渚監督のご子息!)もお呼びして、園子温という化けもの的な表現者の実態を語り明かしていただく!ご関係者の皆さまの乱入を心よりお待ちしております!』

※個人的には『ひそひそ星』本編よりも、コッチのメイキングの方が楽しかった。
監督の本音が一杯詰まっていたから。たとえば、『みんなエスパーだよ』や『東京トライブ』などは、正直やる気がなかったようだ、とかw/『部屋』という実験的な映画を撮ってしまったがためにプロデューサーが寄り付かなくなり、その空白の時間に『地獄でなぜ悪い』や『ラブ&ピース』の脚本を執筆したという実情ー。もし1990年代のそれらの作品が製作されていたなら、邦画の歴史は変わっていただろう、と述べる映画評論家の話とかも、、、興味深かった。

イメージ 4


園子温展
※この人の映画は好き嫌い分かれるが、絵の方はどぉ~~~~~も、
全部あまし好きじゃないナーw

『ひそひそ星』


イメージ 8


eiga.com 作品情報 『ひそひそ星』
■解説:園子温監督が2014年に設立したシオンプロダクションの第1作として、自主制作で完成させたモノクロSFドラマ。園監督が1990年に執筆した脚本を、妻である女優・神楽坂恵を主演に迎えて映画化した。類は数度にわたる大災害と失敗を繰り返して衰退の一途にあった。現在、宇宙は機械によって支配され、人工知能を持つロボットが8割を占めるのに対し、人間は2割にまで減少している。アンドロイドの鈴木洋子は、相棒のコンピューターきかい6・7・マーMと共に宇宙船に乗り込み、星々を巡って人間の荷物を届ける宇宙宅配便の仕事をしていた。ある日、洋子は大きな音をたてると人間が死ぬ可能性のある「ひそひそ星」に住む女性に荷物を届けに行くが……。共演にミュージシャンの遠藤賢司、映画「at Home アットホーム」などに出演する子役・池田優斗。
■スタッフ:/監督 園子温 /脚本 園子温 /プロデュース 園子温 /プロデューサー 鈴木剛 園いづみ /撮影 山本英夫 /照明 小野晃 /録音 永口靖 /美術 清水剛 /編集 伊藤潤一 /制作 山内遊 /衣装 澤田石和寛 /ラインプロデューサー 船木光 /助監督 綾部真弥
■キャスト:神楽坂恵 遠藤賢司 池田優斗 森康子
■作品データ:/製作年 2015年 /製作国 日本 /配給 日活 /上映時間 100分 /映倫区分 G
オフィシャルサイト
※正直、ちょっと終盤、眠ってしまって最後の部分が観れてないw(喝!)

eiga.com 園子温監督、夫唱婦随の最新作「ひそひそ星」公開に感激「0からの出発」
園子温監督の最新作「ひそひそ星」が5月14日、東京・新宿シネマカリテなどで公開。園監督は、夫人で主演女優の神楽坂恵とともに同館で初日舞台挨拶を行った。/園監督が、「この映画で商業監督デビューしてやろう」と25年前に脚本を書き上げていた念願の作品。だが、「地味であまりにも変わった内容なので、映画会社で作れる内容ではなかった。だったら自分の力で金を集めてやろうと思ったがうまくいかなかった」と、机の引き出しの奥で眠っている状態だった。その後も、「画コンテをコツコツと描いて、全カット描いた。それだけ暇だったから」と自ちょう気味に振り返る。神楽坂も、「引っ越しなどをする度に、段ボールのコンテの量がハンパなくて、いつ撮るんだろうと思っていた」という。(中略)本名の「園いづみ」でプロデューサーも兼ねた神楽坂も、「プロデューサーとして大きな仕事はしていませんが、監督の思いも聞いて女優としては見ない大変さなど勉強になりました。主人公は私じゃないと思っていたので、光栄でした」と夫唱婦随ぶりをアピールしていた』

●海外版予告編


ルーフトップ 距離と時間に対するあこがれは、人間にとって心臓のときめきのようなものだろう──園子温監督がモノクロームの映像と静かな囁きによって紡ぎ上げた一編の美しい映像詩
『Q:最近の園監督は常に映画を撮ってますよね。/園:そういうのはもうやめた。去年は吐き出し過ぎたから、今はちょっと溜めたい。ゆっくり脚本書いたりね。自分の事務所(シオンプロダクション)を作ったから、基盤となるお金を貯めるためにたくさん撮ったんだけど、もうそろそろいいかな。/Q:確かに「ひそひそ星」のような映画はお金儲けを考えたら撮れないですよね。/園:金儲けどころか公開する気もなかったからね。土深く埋めて、いつか誰かが偶然見つけて上映するぐらいでいい。まあそれは冗談だけど、公開のことをあまり考えないで作ったのは確かだね。/Q:じゃあ、何のために作ったんですか?/園:ナスカの地上絵のような、未来の人のため。しかも今回は完全な自主映画で、自分にとってはたぶん「BAD FILM」以来だね。/Q:「ひそひそ星」は構想25年ということですが、25年前といえば「BAD FILM」(1995年)よりも前の「自転車吐息」(1990年)の頃ですか?/園:そうだね。「自転車吐息」を撮ったことでベルリン映画祭に行けることになって、そこでたくさん映画を観たんだけど全然レベルが違った。その時思ったのは、日本映画の括りで撮ってたらやばいぞと。もっと自分のやりたいことを撮らなきゃと思って帰ってきた。/Q:それで撮ったのが「部屋 THE ROOM」ですね。
イメージ 1

「ひそひそ星」は、囁き声で話す所や、モノクローム長回しが多い所など「部屋」と世界観が重なりますが、やはり同時期に構想したからですか。/園:実は、最初に撮ろうと思ったのが「ひそひそ星」だった。でも制作費が全然足りなくて、それで代わりに撮ったのが「部屋」。だから25年前の脚本にかなり忠実に作っている。変わったのは福島を入れたことだね。/Q:確かに「ひそひそ星」は、3.11後に撮った「ヒミズ」「希望の国」(共に2012年)に続く、福島を撮った一連の作品の中に位置づけられますよね。/園:結果的にはそうなってる。ただし今回はメッセージのないものとして福島を撮りたかった。実際「希望の国」の後に福島の風景だけを撮っていたんだけど、それだけだと作品にならなくて、どうしたらいいのか考えている所に「ひそひそ星」があった。風景だけを切り取る映画としてちょうどよかった。/Q:以前、監督が「希望の国」の次には「旅芸人の記録」(テオ・アンゲロプロス監督)のような映画を撮りたいと言っていたことを思い出しました。/園:ああ、それは同じことだね。今回なぜ風景かというと、この廃墟の光景は、福島に限らず、過去にも現在でも未来にも、いつでも起こりうる風景だと思うから。未来に必ず起きるであろう災害や人間の過ちも含めて、福島というものを見つめたかった。それは広島でもそうなんだけど、慎重に言わないとわかりづらい部分もある。まあ誤解されてもいいけど(笑)
イメージ 5 イメージ 6
/Q:「ヒミズ」の時も誤解されたというか、内容ではなく、被災地で撮影したということがずいぶん批難されました。/園:それは日本での映画という概念が娯楽すぎるから。ジャンルとして完全に娯楽になっていて、そこにいま存在している痛ましい光景を映画にするのは不謹慎ということになってしまう。でもそれは日本人が映画という表現を矮小化したせいでそうなってるだけで、俺は昔と変わらないし、大島渚新藤兼人のやっていたことを引き継いでいるに過ぎない。だから勝手に最近の映画と一緒にしないでくれと。/Q:そういう人はそもそも園子温の映画を観ないと思いますが…。ただ「愛のむきだし」や「冷たい熱帯魚」で園子温の映画のファンになった人が、今回「ひそひそ星」を観てどう思うかは気になります。肩すかしだと思う人もいるんじゃないかと。/園:それはざまあとしか言いようがないよね。最近の映画だけ観て分かったような顔してるだけでしょ。当時「ひそひそ星」を断念して「部屋」を撮ったんだけど、自分が映画で何をしたらいいかわからなくなってしまって、それで東京ガガガを始めたんだ。だから見え方が違うだけで、「ひそひそ星」と東京ガガガは密接に繋がってるんだよ。/Q:東京ガガガから「BAD FILM」が生まれたということを考えると、『ひそひそ星』が『BAD FILM』以来の自主映画ということに通じますね。/園:また映画に絶望したらガガガみたいなことを始めるかもね』
※とにかく先が読めない人物というイメージで固まっちゃったよ~、ソノシオン!

●映画 Full Days 園 子温 監督 ☆最新作☆【ひそひそ星】ファンにはたまらない特別インタビュー

※300年後に公開したかったという本作。映画というよりは叙風詩だった
ナァーーー。期待したモノとはちょっとズレていたので、個人的には、園子温
作品の中では残念な方の評価になってしまったかネーーー。

朝日新聞DIGITAL 園子温監督、最新作『ひそひそ星』を語る
『本作を自主制作の映画として撮った理由について園監督は「商業映画として撮るには、特に困難な映画だったから。『地獄でなぜ悪い』(13)や『ラブ&ピース』(15)は、いつか映画化できるかなと思っていたけど、『ひそひそ星』は、無理かなと思っていた」と述懐する。/実際に制作が決まった時も、園監督自身、半信半疑だったようだ。「それは初恋の人の思い出みたいなもの。もう1回会いたいかと言えばどうなのかと。僕にとって『ひそひそ星』はジョーカーというか、最後の切り札みたいなもので。作らないことでモチベーションを保っていた。でも作っちゃったから、今は憑きものが落ちたみたいになってしまった。またゼロから映画を作っていきたい」。さらに「これで、ネクストステージに入った。日本で撮るものについては、慎重に撮っていきたい。そして、次は海外で撮りたい。その理由は、制作費が違うから」と今後の展望を述べる。
イメージ 7

その一方で、自主映画については「他ではひっかからない映画を撮っていきたい」と宣言。また、今後オリジナルのものしか撮らないと宣言した園監督だが「原作ものは、どうしてもやりたいと思えるものがあれば、やりたくなるかもしれない」と語った。/この日のトークショーに登壇した水道橋博士は、『ひそひそ星』について「園子温監督のキャリアの中で、1000年という時を超えた時、この1本となっているかも。園監督は元々詩人で、その適性が生きている」と絶賛。また、『園子温という生きもの』の回では、大島新監督も交え、園監督のプライベートな素顔についてのクロストークで会場を沸かせた』




タワレコ手帳&今月の日めくりの人(6月は出川哲郎さんの「エブリディ出川語録」)

(「エブリディ出川語録」の詳細は、6/1の日記を参照のこと!)

☆本日6月14日(火)の、音楽関連の情報
【出来事】
リトル・フィートが解散を発表(1979)/Boseファンタジスタさくらだの間に第1子が誕生(2013)
ピクシーズから、キム・ディールが脱退(2013)

【誕生日】
・ジュニア・ウォーカー(1931)/ロッド・アージェント(ゾンビーズ:1945)/マーカス・ミラー(1959)/ボーイ・ジョージ(1961)/菊池成孔(1963)/フレディ・ギブス(1982)/tomad (1989)/南波志帆(1993)/関根梓(アップアップガールズー仮ー:1996)

【命日】
・ロリー・ギャラガー(1995)/エスビョルン・スヴェンソン(2008)

☆本日の、出川語録( e'ω'a)は・・・

《状況説明:釣れた魚のどこが珍しいのか聞きたくて・・・》

ホワッツ珍魚?

細かすぎて伝わらない関連動画・関連サイト、そして身も蓋もない感想ナド


●出川水族館プロジェクト参戦

※この動画の中で発言するかと思ったが、、、無かった、残念!

ジョニーAの独り言:チャン・カワイもいい味出してます。つうか、外見の類似性で考えれば、出川二世を引き継ぐ、最有力候補といえるかも~~~。