「三度目の殺人」ノベライズ読了!

Amazon.co.jp 三度目の殺人【映画ノベライズ】 (宝島社文庫) 文庫 是枝裕和(著), 佐野晶(著)
『■内容紹介:「そして父になる」の是枝裕和監督、最新映画。出演・福山雅治役所広司広瀬すず 他。小説で浮かび上がる「真実」のその先――。「本当のことを教えてくれよ」――弁護に「真実」は必要ない。そう信じ、裁判に勝利するための“法廷戦術"を駆使してきた弁護士・重盛。
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しかし、担当した事件の被疑者・三隅は、会うたびに供述を二転三転させ、重盛を翻弄する。そして次第に明らかになる、三隅と被害者の娘の関係。なぜ殺したのか。本当に殺したのか。本当に裁かれるべきは、だれなのか。心の底から「真実」を求め始める重盛の前に浮かび上がるものとは。/■登録情報:/文庫 293ページ /出版社 宝島社  /言語 日本語 /ISBN-10: 4800273471 ISBN-13: 978-4800273475 /発売日 2017/9/6 /梱包サイズ 15.3 x 10.8 x 1.6 cm /おすすめ度 5つ星のうち 3.7 /■カスタマーレビュー:5つ星のうち5.0 「映画、少し理解できたのかも。」 投稿者 にゃ 2017年9月16日・・・映画を見たのですが、何が本当なのか、何が嘘なのか。「そして父になる」、映画でわからないこと、ノベライズでちょっとわかった感あったので、早速読みました。相変わらず、もやもや感が残りますが、少し理解が進んだ気が。特に咲江ちゃんと三隅との関連。三隅の娘のこと。カナリア1羽逃がしたこと。「ただの器」とは何。少し、霧が晴れたような。でも、つらい現実。裁判って、こうなのかな。今後は、そういう視点でみるのもありだなーと。読んだあと、ちょっと悲しくなりました。』

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Cinemarche 三度目の殺人の原作はある?
宝島社文庫「三度目の殺人」は、映画の原案・脚本を担当した是枝裕和と、ノベライズ作家の佐野晶の共著で発売するそうです。是枝監督作品のノベライズを宝島社から発売するのは、『そして父になる』に続き2作目。映画には映し出されない人物背景や背後に潜む感情が細かく描かれており、映画と小説の両方を観て読むことで物語がより深く多面的になりものです。小説版によって“真実”についての是枝裕和監督のメッセージが言語化されることにとって、より浮き彫りにされことは間違いないでしょう。また、1度映画を観ただけでは理解しづらい難解な法廷論争やキーワードもわかりやすくなるところも、おすすめなポイントです!』
※もう脳内で、映像を思い浮かべながら一通り読破してしまったので、何となく映画も
観てしまったような錯覚に陥っているー。監督の目線で、演出して完成させたものの、
まだ編集した完成版を見ていない状態・・・みたいな感じ。もう映画はいいかもなー
(若干、批判的感想も多いみたいだし)とも思いかけてる。ただ、時の人、斉藤由貴
さんが出ていることもあるし、まだちょっと食指は動いているんだわな~~~~~。

●【紹介】三度目の殺人 映画ノベライズ 宝島社文庫 (是枝 裕和,佐野 晶)


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※犯人をはっきりさせずにボヤかせておくような内容は、弟子の西川美和
監督の『ゆれる』とも似ているのではないか。ミステリーを期待して観に
行った人は、そこに不満を感じるんじゃないかな~?と予想している。
多分、映画は単純ミステリーではなく、法廷葛藤心理劇、といった様相を
呈していそうー。

Cinemarche 三度目の殺人の元ネタ事件はある?是枝監督が参考にした映画紹介も
是枝裕和監督はふたたび「そして父になる」に出演した福山雅治を主演に、9月9日(土)より映画「三度目の殺人」を劇場公開します。また、「そして父になる」の撮影したカメラマンの瀧本幹也とも再タッグを組みました。是枝監督は撮影にあたり瀧本幹也にクランク・イン前に伝えたことがあります。その際に「三度目の殺人」には、実在に起きた社会問題的事件を元ネタした事件は無いようですが、参考にしたと思われる過去の名作映画があるので、それをご紹介します。

/■是枝監督がリスペクトした映画その1「ミルドレッド・ピアース」(1945)・・・是枝裕和監督が『三度目の殺人』のクランク・イン前に、撮影カメラマンを務める瀧本幹也に初めに観てもらった作品が「ミルドレッド・ピアース」です。この映画をご存じないあなたも、1942年に同監督マイケル・カーティスが演出を務めた、映画史上の名作中の名作である『カサブランカ』は知っているかも知れませんね。それから約3年後、ジェームズ・M・ケインによる1941年発表の同名小説をハリウッド映画化した作品で、当時は日本未公開作品でした。主人公の妻ミルドレッド役を務めたジョーン・クロフォードは、MGMからワーナー・ブラザースに移籍した直後に、この作品で初のアカデミー主演女優賞を受賞しています。実は「カサブランカ」と「ミルドレッド・ピアース」はどちらも撮影を務めたカメラマンはアーネスト・ホーラーです。撮影を行うショットのフレーム切り方が巧みで、影のコントラストの使い方とても印象深い名カメラマンといっても良いでしょう。名作「ミルドレッド・ピアース」と是枝作品の「三度目の殺人」をどこが似ているのか見比べてみるのはいかがでしょう。

●『ミルドレッド・ピアース』予告編


/■リスペクトした映画その2「セブン」(1995)・・・鬼才と呼ばれるデヴィッド・フィンチャー監督の初期代表作「セブン」是枝裕和監督は瀧本幹也に『セブン』を映画における撮影を薦めた理由に、映画の画面サイズ「スコープ・サイズ」の横縦比がおおよそ2:1以上の横長のフレームのカメラ・ワークを上手に使った作品例として提示したそうです。画面サイズは、ほかにも「スタンダード・サイズ(横縦比が1.375:1または1.33:1)」や「ビスタ・サイズ(横縦比が1.66:1程度の横長の画面)」があって、映画が始まり、物語に集中してしまえば気にならないこともありますが、それでもフレームは世界の一部を撮影カメラマンが意図的に切り取ったものです。ふたたび瀧本幹也の言葉を引用しますが、“リアリティ(現実)とフィクション(虚構)の境目”という重要な要素です。

●映画「セブン」日本版劇場予告


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/■リスペクトした映画その3「天国と地獄」(1963)・・・是枝監督は「スコープ・サイズ」への演出に拘りを見せるなか、黒澤明監督の「天国と地獄」も一例として挙げました。この作品を撮影したカメラマンは、東宝入社の宮斎藤孝。1962年に黒澤明監督の「椿三十郎」でメインカメラマンとしてデビュー。「どですかでん」(1970)「影武者」(1980)「乱」(1985)などの撮影を務めました。(ちなみに、アイツがクロサワならオレはフルサワだでお馴染みの古澤憲吾監督の「ニッポン無責任時代」(1962)のカメラマンも宮斎藤孝は務めています。会社の仕事だと言う話もありますが…笑)ほかにも、実は黒澤明監督の1961年の『用心棒』では、クレジットに表記されていない宮斎藤孝ですが、撮影担当であった宮川一夫よりも使用された映像はフィルムは宮斎藤孝の方が多いそうです。それだけ黒澤映画では相性も良く、力量を発揮したフレーミングのセンスの持ち主です。予告編を観ても分かるが、「スコープ・サイズ」のフレームを隅々まで意識した構図で、フレーム内に蠢く人物配置や空間の使った緊迫感を表しています。ちなみに移動撮影ショットもいくつか予告編では見られます。しかし、移動撮影といえば、実は瀧本幹也も得意なはずです。「スコープ・サイズ」のフレーミングで、どのように緊張感を失わず移動撮影をしたか。そこに注目して比較すると、日本映画史の今昔撮影として、「三度目の殺人」と「天国と地獄」は楽しめるのではないでしょうか。』

●天国と地獄 予告篇


ブクログ 感想・レビュー・書評
『☆白湯さんのレビュー 2017年9月12日:事実はひとつ真実はむげん。裁判員制度が施行されて8年、ウンよくクジで選ばれた私は、なななんとこの事件の裁判に参加している。。という気持ちで読み進めていた「三度目の殺人」。集中力を頼りに6章までは一気に、そして最終章の7章は、読むのにとても時間がかかってしまった。それまでの250頁と同じ時間、それ以上。心がとてもモタついてしまった。終わりの一行に辿り着くまでが果てしのないものに思えた、心情的に。そこにこのテーマの難解さを感じ、“不気味さ”とか、なんだろな、“虚しさ”みたいなものを感じた。人が人を裁くことに対しての、世の中の事件が減るといいのにという読後感(漠然)。/ふと「三度目の殺人」とは、三度目の正直に掛けた言葉だったりするのかなぁなんて思った(適当)。とどのつまり、被告人であるところの三隅高司は、一体全体何をしたのか、何がしたかったのか?「本当のこと」とは、とは…とは…とは…(エコー)/その謎が解けるかもしれないし、解けないままかもしれない。
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けれどもその「本当のこと」とやらが、どのように映し出されていくのかを、自分の目で確かめるべく、劇場に足を運ぼうと思う。翻弄されてみようと思う。映画のノベライズ本として読んでいたため、重盛朋章は福山雅治さんで脳内再生されていたし、三隅高司は役所広司さん、咲江は広瀬すずさん。完全に自分なりの「絵」に乗せながらイメージを描くことが出来、楽しく読書した。“真実とは、本人が最も納得できる仮説に他ならない”』
※なるほど、裁判に参加している裁判員のつもりで読めば良かった訳か。。。つまり、自分で三隅の有罪・無罪を判断しなさい、と。そういうわけかぁーーー、納得!

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弁護士会が、よくこの内容の映画に乗っかってきたもんだなーーw



☆「ゲッターズ飯田の運めくり」&「松下幸之助 一日一話」をお届け。。。

(詳細は、9月1日の日記を参照のこと!)

☆さ~~て、本日9月16日(土)の、「運めくり&開運アクション」はァ~?

『頑張らないと、頑張っている人に会えない。頑張っている人に会うと、また頑張ろうと思える』

【☆開運アクション☆・・・何か「人のためになること」をしよう!(誰かにありがとうと言われたらOK)】

◎関連書籍、ニュース、名言など!

JEEKインターン 大切なのは「熱量高く挑戦している人と会うこと」グッドパッチ佐宗氏インタビュー
『(前略)/須田:なるほど。で、今ではグッドパッチのProttを始めとする自社事業の担当として活躍されてるわけだね。/佐宗:そうですね。国内とアメリカの営業として100社以上担当させていただいていますが、ただProttを販売するのではなく各社にデザインプロセスを使ったワークショップを提供するなどデザインの価値そのものを伝えていく仕事です。業務提携をしてパートナーさんと一緒にサービスを広めることもしています。/須田:実際に働いてみて社内の雰囲気はどうなの?/佐宗: 本当色んな人がいますね。グッドパッチはベルリンにもオフィスがあり、社員の20%ほどが外国籍なのでコミュニケーションも英語が多いです。仕事において年齢や性別、国籍は全く関係なく、家族を大切にする文化もある。/そして国内外の会社との交流も多いので人と会う機会が多くて恵まれていると感じます。まあ、実際の業務はスタートアップなので泥臭いですけどね(笑)/須田:山あり谷あり、泥臭さも経験してそうして今の佐宗さんがいるわけだ。最後に学生へのメッセージをお願いします。/佐宗:どこの会社に行っても、大企業でもベンチャーでも重要なのは「自分がどう動くか」と「どんな人と関わるか」です。僕は普通の学生でしたが、熱量の高い人と出会い、そのコミュニティに属したことで会う人も変わっていきました。自分が「カッコいい」と思える先輩やオトナの方に出会えるように、会えるまで動きまくるのがいいと思います。素敵な先輩やオトナはどこかには必ずいますよ! 心から湧き上がるものがある方は是非グッドパッチに遊びに来てください!素敵なオトナがたくさんいますよ(笑)佐宗氏にとって、学生時代のインターン経験が現在の「理想の働き方」を見つけるきっかけとなっています。
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自分が「カッコいい」と思える先輩やオトナの方に出会えるように、会えるまで動きまくるべきと仰る佐宗氏。長期インターンで、素敵なオトナに出会ってみませんか?株式会社グッドパッチのインターンへの応募はこちらから!グローバルに働いてみたいと考える方にもオススメです。』

☆本日の、『松下幸之助 一日一話』
松下語録

“一人の責任”

「会社が発展するのも失敗するのも、結局はすべて社長一人の責任ではなかろうか。というのは、もし社長が“東へ行け”と言うのに、“いや私は西へ行きます”と言って反対の方向に行く社員はまずいないからである。ほとんどの社員は、社長が東へ行こうと言えば、みな東へ行く。だから、“東へ行け”と言って、もし間違ったとしたら、それは社長一人の責任に他ならないわけである。同じように、一つの部、一つの課が発展するかしないかは、すべて部長一人、課長一人の責任である。/私は、いままでいかなる場合でも、そう考えて、自問自答しながら事をすすめるよう努めてきた。」

細かすぎて伝わらない関連動画など


松下幸之助 一人の責任 (音声)


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※「一人」は「ひとり」ではなく「いちにん」と読むのですネン~。


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※2004年顧客情報流出事件で長期自粛した時の潔さが印象深いーーー。

ジョニーAのつぶやき:たかた社長を見てると、確かに「企業は人」なんだなぁー、と思わせられるヤー