石井輝男監督13回忌追悼イベント

eiga.com 映画ニュース リリー・フランキー、石井輝男監督13回忌追悼イベントで奇才との思い出語る
『2005年8月12日に逝去した奇才・石井輝男監督をしのぶ「石井輝男13回忌追悼トークイベント」が10月5日にLOFT9 Shibuyaで行われ、リリー・フランキー杉作J太郎らをはじめとした、石井監督にゆかりの深い映画人たちが多数来場。故人の思い出を語り合った。
イメージ 3

高倉健をいちやくスターダムにのし上げた「網走番外地」シリーズなどのアクション映画を手掛ける一方で、「徳川女系図」など倒錯した性愛の世界を描きだした「異常性愛路線」シリーズなどで知られる奇才・石井輝男監督。「キング・オブ・カルト」の名のもとに、その独特な世界観で根強いファンを持つ作品群の中でも、石井輝男再評価のきっかけとなった禁断の作品「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」がファン待望の日本初ソフト化。さらに、エログロ描写が衝撃的な「残酷異常虐待物語 元禄女系図」「やくざ刑罰史 私刑(リンチ)!」を合わせた3作品が、石井輝男監督13回忌の追悼の意を込めて晴れてDVD化。その発売を記念して、この日のイベントがとり行われることとなった。/近年、俳優としてひっぱりだこのリリーだが、俳優デビュー作は石井監督の遺作となった「盲獣VS一寸法師」となる。「超エリートですよね。デビューが石井輝男さんの映画で、2本目が杉作さん(「怪奇!! 幽霊スナック殴り込み!」)の映画。普通、この世にいないですよ」と笑うリリーは、「石井さんの映画が大好きでずっと観ていたし、原稿もしょっちゅう書いていた。だから生の石井輝男の現場が見られるというのが一番だった」と俳優チャレンジの理由を述懐。「実はこのオーディションは長谷川博己君や宇野祥平君が受けているんですが落ちてしまっているんです。でも落ちて大正解ですよ。一回、石井組に通ってしまったら、次は杉作組に入らないといけないんで、役者として遠回りですよ」と語り、会場を沸かせた。
イメージ 1

そんな俳優リリー・フランキーについて「人間はどうしてもカメラの前に立つと演じたくなるじゃないですか。でもリリーさんは、演じないことができる。なぜならこの人は石井さんの洗礼を受けているから」と指摘する杉作は、「リリーさんは作った芝居じゃない。そこが石井さんに好かれたところ。彼はカメラの前で動かずに、演じずにいられるんですけど、そういう役者さんは珍しい。実は『つげ義春ワールド ゲンセンカン主人』の撮影初日の時に、僕は佐野史郎さんたちと一緒だったんですけど、数日後に現場に入ってきた、きたろうさんに『この現場は大変だ。演技したら怒られる』と佐野さんが言っていたのを思い出します。僕も前の晩から演技のけいこをしてしまったもんだから、現場に入ったらもう大激怒。僕は本当に監督から怒られてばかりでした」と笑いながら述懐する。それを受けて、「石井さんに言われたことで守っていることがあるんです」と切り出したリリーは、石井監督から言われたという「君は本当にいい俳優だ。もしセリフが言えなかったとしても、涼しい顔で帰っていくから。監督というのは、撮りながら頭の中で編集しているものなんで、監督がオッケーと言ったらオッケーなの。君は監督を信頼してスーッと帰っていくところがいい。もう一回やらせてくれといったことがないから」というコメントを紹介。役者リリー・フランキーの原点ともいうべきその言葉を聞いた杉作は「ある役者さんがもう一回撮ってくださいと言ったことがあったんですけど、石井さんは助監督に命じて、カメラにフィルムを入れずに撮るまねをしたそうなんです。石井監督にはもう一回というのがないんですね。ある意味、厳しい人ですよ」としみじみ付け加えた。/生涯で80本以上の劇映画を監督した石井監督。徹底的に見せ物小屋的な娯楽に徹し、強烈なインパクトを残すそのフィルモグラフィをあらためて見て、「これだけの本数を撮っているのに、石井さんしか撮ることのできない映画ばかり。普通の監督なら下手したら、一本でも撮ったら命とりですよ」と笑ってみせたリリー。「以前、監督から『リリーちゃんは映画を撮りたくないの?』と聞かれたことがあって。撮りたいですねと答えたら、『撮りゃいいんだよ。つまんないものができたらまた次のを撮ればいいんだよ』と。普通、映画を作ることって構えるじゃないですか。でも石井監督にはそれがない。そういったことを若い人たちに教えていましたね。あの時の若い子たちが今は偉くなって。よく現場で会いますよ」と付け加えた。
イメージ 2

(石井監督と共に仕事をした映画人がずらり)
晩年は特に創作意欲が旺盛だったという石井監督。「盲獣VS一寸法師」の台本の最後には「今後のラインアップ」として8本近く新作企画の構想が記されていたという。その中の一本、セルジオ・レオーネ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」に着想を得たという「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ジャパン」についてリリーは、「リリーちゃん、最後の映画は(高倉)健さんとやりたいんだよ」と言われたことを明かす。それについて「健さんのギャラだけでも大変なことになりますけどね」と笑った石井プロダクションの下村健氏は、「実は監督が亡くなってから、高倉健さんがお焼香に来られたことがあって。その時、監督からいただいたお手紙に書いてあった『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ジャパン』についてうれしそうにお話されていたことを思い出します」と懐かしそうに付け加えた。/そのほか、本イベントには、石井監督と共に仕事をした山際永三、伊藤俊也内藤誠掛札昌裕、瀬戸恒雄、本田隆一らが登壇。新東宝から東映に移った当時の石井監督との思い出話に花を咲かせ、このほどDVD化された「残酷異常虐待物語 元禄女系図」「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」の脚色を石井監督と共に担当した掛札は「浅草で散々遊んでいた人。人をあっと驚かせるような見世物的な、江戸文化を引きずっていた人なのかな」「ボルボを颯爽と乗り回しているのに、厚揚げばかり食べていた。そういう部分にスマートなところと人情的なところが出ていた」と石井監督の人となりをしみじみ振り返っていた。』
※たまの上映会などでしか観られないカルト映画だったから有名になったが、
ソフトが発売されちゃったら普通の映画扱いになって、神秘性が薄れそうーー

江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 - 予告編


毎日.jp 日本医学会「奇形」の言い換え検討 「形態異常」が有力 2016年6月25日
『医療現場で使われてきた「奇形」という医学用語について、日本医学会(高久史麿会長)が言い換えの検討を始めることが分かった。日本小児科学会の用語委員会が患者・家族の尊厳を傷つける恐れがある言葉として同学会に見直しを提案した。言い換え候補には「形態異常(異状)」が挙がっている。日本医学会は今年度内の決定を目指すという。/日本小児科学会の用語委員会委員長を務める森内浩幸・長崎大教授によると、「奇形」という用語は、基礎医学分野でヒトの初期発生段階での形態異常を起こす病気を指す。小児科や形成外科の医療現場では病名として使われ、患者や家族が「心情を傷つける表現だ」と見直しを求めていた。「先天性心奇形」を「先天性心疾患」とする言い換えが実現した症例もある。/一方、言い換えの候補となっている「形態異常」は、「奇形」だけではなく「変形」「変成」「欠損」など他の概念も含む表現として医学界で使われており、「正確性に欠ける」との批判もある。そもそも「言い換えただけでは差別は解消しない」という意見も出ている。/今後、日本小児科学会が関係学会とともに日本医学会へ変更を求め、今年12月に開く日本医学会の用語管理委員会での議論を経て、日本医学会として今年度内の決定を目指す。森内教授は「患者の心情に配慮して表現を変えた『認知症』や『統合失調症』のように、医学的な正確性も担保できる表現に改めたい」と話す。【高野聡】』
※『恐怖!形態異常人間』とかに、タイトル変更させられての発売じゃなくて、
 本当に良かったワァーーーーーw

●『やくざ刑罰史 私刑』/1969/予告編


●映画冒頭 この無茶苦茶加減が最高ヤナーーーーー!!


◎今年の5~6月に「十三回忌特集上映」をやっていたのだなぁー。
映画ナタリー 石井輝男の十三回忌特集で26本上映
『「石井輝男十三回忌」と題された特集上映が、5月20日から6月16日にかけて東京・シネマヴェーラ渋谷にて行われる。この特集は、2005年8月12日に逝去した石井輝男の十三回忌にあわせて実施されるもの。「網走番外地」シリーズを大ヒットさせ、エログロ作品、アクション映画や時代劇を量産した石井の個性豊かなフィルモグラフィから26本がスクリーンにかけられる。「パノラマ島奇談」ほか江戸川乱歩による数編の小説をもとにした「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」、強烈なエログロ描写で“異常性愛路線”を打ち出した「徳川女刑罰史」「徳川いれずみ師 責め地獄」、宇津井健が主人公を演じる「スーパージャイアンツ」シリーズ第2弾の前後編「鋼鉄の巨人/怪星人の魔城」「鋼鉄の巨人/地球滅亡寸前」などがラインップされた。/そのほか、「盲獣VS一寸法師」に出演した塚本晋也リリー・フランキー、「網走番外地・悪への挑戦」などに出演した谷隼人、「徳川いれずみ師 責め地獄」主演の片山由美子、「殺し屋人別帳」などに出演した伊吹吾郎、石井作品を数多く手がけた脚本家の掛札昌裕をゲストに迎えたトークショーも開催する。』
・<上映作品>
「鋼鉄の巨人/怪星人の魔城」「鋼鉄の巨人/地球滅亡寸前」(併映)
「暗黒街の顔役 十一人のギャング」
「徳川女刑罰史」
「明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史」
「実録三億円事件・時効成立」
「女体桟橋」
「いれずみ突撃隊」
「元禄女系図 残酷・異常・虐待物語」
江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間
惑星ロボ ダンガードA対昆虫ロボット軍団」
「黒線地帯」
「神火101 殺しの用心棒」
「異常性愛記録 ハレンチ」
殺し屋人別帳
「地獄(1999年版)」
「女王蜂と大学の竜」
「決着」
「徳川いれずみ師 責め地獄」
「怪談昇り竜」
「盲獣VS一寸法師
「ギャング対ギャング」
網走番外地・悪への挑戦」
「やくざ刑罰史 私刑(リンチ)!」
「ポルノ時代劇 忘八武士道」
監獄人別帳」(ニュープリント)

イメージ 4

※まさかリリー・フランキーがこんなに性格俳優として成功するなんて、
「盲獣VS一寸法師」を観てたときには予想だにしなかった展開だわナーーーー

●「元禄女系図カルーセル麻紀 予告篇



・作品紹介
【解説】「徳川女系図」「温泉あんま芸者」「徳川女刑罰史」を手掛けた石井輝男監督が、エロチシズムに被虐・加虐の異常性を加味し、耽美的色彩を強調して描いた性愛路線シリーズ第四弾。
物語は、医師・玄達により三つの話が各々結びついて展開。やくざな男に騙され弄ばれて、吉原の女郎にまでも身を持ち崩していく江戸町娘を描く第一話「おいとの巻」。夜毎見世物小屋の小人らを引きずり込んで異常なセックスに浸る豪商の娘と、その娘を慕う手代との狂恋物語の第二話「おちせの巻」。そして、加虐性変態性欲者の藩主と被虐性を帯びる腰元たちが、城中で繰り広げる淫乱異常の世界が浮き彫りにされる第三話「おみつの巻」。全編ショック・シーンの連続で、狂乱の愛欲被虐図が展開する。
橘ますみを筆頭に、カルーセル麻紀、三笠れい子、尾花ミキ、木山佳、葵三津子、賀川雪絵が裸体を晒して艶美を競うほか、騎馬戦、裸乱舞などの群衆ヌードも満載のエロチシズム大作。
イメージ 5
【公開日】1969年1月公開
【コピーライト】(C)東映
・CAST
橘ますみ、葵三津子、賀川雪絵カルーセル麻紀小池朝雄吉田輝雄
・STAFF
■監督:石井輝男
■脚本:石井輝男掛札昌裕
■スタッフ:企画:岡田茂、天尾完次
脚本:石井輝男掛札昌裕
撮影:吉田貞次
音楽:八木正生
監督:石井輝男
カルーセル麻紀さんが出ているのかーーーーー。

●スーパージャイアンツうら話 石井輝男


☆この勢いで、DVD化されてない石井作品がドッと発売されるように
なるとイイなぁーーー。うん、宇津井健の「スーパージャイアンツ」も、
行っちゃいましょ行っちゃいましょ!宇津井さんもういないし・・・オイオイオイ




☆「エブリデイ出川語録2」&「松下幸之助 一日一話」をお届け。。。

(詳細は、10月1日の日記を参照のこと!)

☆さ~~て、本日10月8日(日)の、「出川語録2」はァ~?

ロンドンから来た青年に対して・・・
『ベリベリロンドン』

【その他、出川のつぶやき・・・「ユアカントリー?」「イングランド」「ベリベリロンドン!」】

イメージ 6

※この場合の「ベリベリ」は、推察するに、「まさに」とか「なるほど」とかに
該当するのかもねーー。「あーなるほど知ってる知ってる、あのロンドンのね♪」
という心境で、発した言葉が「ベリベリロンドン!」うむ、だんだん理解できて
来たかもーー、出川イングルルッシュ!!ww

◎関連書籍、ニュース、名言など!

・英国発ニュース
カズオ・イシグロ氏にノーベル文学賞
スウェーデン・アカデミーは5日、長崎県出身の英国人作家、カズオ・イシグロ氏にノーベル文学賞を授与すると発表した。イシグロ氏の作品は格調高い文体で知られ、代表作は「日の名残り」「わたしを離さないで」など。』

イメージ 8


「日本食テーマパーク」展開-英国で来春1号店
『(ロンドン 10月3日 時事)政府系ファンドの「クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)」は2日、レストランと食材販売店、食文化の発信施設を併設した「日本食のテーマパーク」を欧州を中心に海外展開する方針を固めた。日本食の魅力を発信することで全国各地の特色ある食材の海外販路を開拓し、農林水産物の輸出拡大を後押しするのが狙い。/日本人が経営する英国企業と共同で新会社を設立し、2018年春にもロンドンに1号店を出店する。同機構は最大300万ポンド(約4億5000万円)を出資する予定。今後、パリなど他の欧州主要都市での出店を目指す。 飲食コーナーですしやラーメンなどを提供し、併設する販売店では和牛、しょうゆ、みそといった和の食材に加え、日本酒や英国で評価の高い日本産ウイスキーなどを扱う。日本の食材を使った料理教室、利き酒など文化体験にも力を入れる。  同機構は現地でラーメン店や生活雑貨店などを展開している英企業「ジャパンセンターグループ」と、共同出資会社「イチバUK」の設立で合意している。 政府は19年までに農林水産物・食品の輸出額を1兆円へ拡大する計画。今年7月には日本と欧州連合EU)が経済連携協定(ERA)で大枠合意し、欧州への輸出攻勢を強める考えだ。』

●ロンドン「とんこつ」大ブーム ラーメン店に大行列(15/02/18)


イメージ 7

※ラーメンは国境を超える・・・のかな?

☆本日の、『松下幸之助 一日一話』
松下語録

“進歩への貢献者”

「商品をつくる方は、もちろん今日現在はそれが最善だと思って出すのですが、日進月歩の世の中ですから、日とともに新しいアイデアが生まれてきます。ですから、お客さんの中には「あとから買った人は非常にいいものが手に入るから、先に買った人は損だ」と言われる方もあります。/しかし、商品というものは最初に買う人がいなければ進歩しません。先に買う人は、私が金を投じて買ったから、多くの人に行きわたることになった。私は貢献者なんだ。同時に自分は一番早くその便益を得たから、むしろ得をしたんだ、とこう考えることによって世の中は発展すると思うのです。」

細かすぎて伝わらない関連動画など


Jeepta「日進月歩」

・2010年4月7日リリース。年間90本以上のライブを行い、「COUNTDOWN JAPAN0809 COSMO」「ROCK IN JAPAN FES 09」等、様々なフェスや、イベント出演で鍛えた強靭なバンドサウンドを武器に、新レーベルpure:infinity(ピュアインフィニティー)よりメジャーデビュー!!

イメージ 9

※四字熟語やことわざを歌詞にうまく組み込んでおりんすー。

●身の回りの製品の進化に驚いた! 日本製品は凄い!? 
 久米宏さんのラジオ 2013年07月20日オープニングトークより



 ・金のシャワーホース
 ・ディスポーザー - 枝マメも見事に細かく
 ・冷蔵庫 - 省エネ
 ・車 - オートストップ機能
   において進化に驚かされたという話。

ジョニーAのつぶやき:ソビエト連邦崩壊の理由、とまで言いますかーーーw