『ザ・ダンサー』リリー・ローズ・デップちゃん出演♪

イメージ 1


eiga.com 作品情報 『ザ・ダンサー』
イメージ 2
■解説:モダンダンスの先駆者として19世紀末のヨーロッパで一世を風靡したロイ・フラーの物語を、ミュージシャンで女優のソーコ主演で映画化。フラーのライバルとなるダンサーのイサドラ・ダンカン役で、ジョニー・デップとバネッサ・パラディの娘として知られるリリー=ローズ・デップが共演。女性のダンスが卑しいとされた時代に、バレエの殿堂であるパリ・オペラ座で踊るという夢をかなえるためアメリカからフランスへと渡ってきたロイ・フラーが、ドレスや光、鏡などを用いて新たなダンスを創作し、自らの信念と夢のために奮闘する姿を描いた。監督は、写真家としても活躍するステファニー・ディ・ジュースト。
イメージ 3
■スタッフ:/監督 ステファニー・ディ・ジュースト /製作 アラン・アタル /脚本 ステファニー・ディ・ジュースト サラ・ティボー トーマス・ビデガン /撮影 ブノワ・デビエ /美術 カルロス・コンティ /衣装 アナイス・ロマン /編集 ジェラルディーヌ・マンジェーノ /音楽 ピエール・メルテンス トマ・デジョンケール エリック・シュバリエ
■キャスト:ソーコ(ロイ・フラー) ギャスパー・ウリエル(ルイ・ドルセー伯爵) リリー=ローズ・デップ(イサドラ・ダンカン) メラニー・ティエリー(ガブリエル) フランソワ・ダミアン(マルシャン) ルイ=ド・ドゥ・ランクザン(アルマン) アマンダ・プラマー(リリー) ドゥニ・メノーシェ(ルーベン)
イメージ 4

■作品データ:/原題 La danseuse /製作年 2016年 /製作国 フランス・ベルギー合作 /配給 コムストック・グループ /上映時間 108分 /映倫区分 PG12
オフィシャルサイト
※ダンスシーンが圧巻!そこのみ、劇場で観る価値あったかも~!

●映画『ザ・ダンサー』予告編


eiga.com 映画評論 フレッシュな才能によるダイナミックな魅力に満ちた、スタイリッシュなダンス映画
『ダイナミックな魅力に満ちた作品だ。ダンスをテーマにしたフランス映画と聞くと、クラシックな重厚さを想像するかもしれないが、本作のヒロインはモダン・ダンスの祖。描かれるのは、羽のようなボリュームのあるコスチュームで華麗な舞いを生み出したベル・エポックの伝説の女性ダンサー、ロイ・フラーの半生である。時代の変わり目に花開いたアヴァンギャルドなダンサーの伝記を、ミュージック・ビデオ界で活躍していたステファニー・ディ・ジューストが初めてメガホンを握り、エネルギッシュかつスタイリッシュに映画化した。初監督作でいきなり2016年カンヌ映画祭のある視点部門に入選したというのも、その実力を証明している。
イメージ 5

貧しい生まれのロイは独学で自分なりのダンスを開発し、アメリカからチャンスを求めてパリに渡る。19世紀末から20世紀にかけて、新しいものに貪欲だったパリの社交界は、照明を生かした彼女のアーティスティックで美しいダンスに心を奪われる。だが、一世を風靡した頃に出会ったのが、素の魅力で勝負する天才的ダンサー、イサドラ・ダンカン。まだ無名だった彼女にロイは目をかけるものの、ロイを利用する形でダンカンは、その妖艶な魅力でのし上がっていく。舞台シーンの幻想的な美しさと平行して語られるのが、愛と裏切りの物語、そしてアーティストの苦悩だ。ロイのダンスには、コスチュームや照明といった小道具が不可欠。さらに両腕を使ってボリュームのある衣装をつねに蝶のようにはためかせるため、体への負担は並々ならぬものがある。一方、シースルーのドレスをまとって素足で軽やかに踊るダンカンは、身ひとつで観客を魅了していく。こうした不均衡がアーティスト生命を左右する、芸術家としての苛酷な運命というべきものが、本作では深くえぐられていて感慨深い。
イメージ 6

それぞれ適役と言えるキャストの顔ぶれも魅力的である。ロイ役はフランスで歌手として人気を誇るソーコ。そのパワフルで荒削りな魅力は、運命に抗い独力でキャリアを築いていった激情型のロイに相応しい。一方、小悪魔的な魅力を駆使するリリー=ローズ・デップもダンカンはまさにハマり役。さらにロイを支える高貴な伯爵役で、これまでとひと味異なるデカダンな魅力を差し出すギャスパー・ウリエルも出色だ。フレッシュな才能が集結しオリジナルな魅力を奏でる、新鮮なフランス映画の息吹を感じさせる。(佐藤久理子)』

Bunkamuraル・シネマ6/3(土)よりロードショー「ザ・ダンサー」

※まだ幼い雰囲気に、この役はちょっと重すぎたような気がしないでもない・・・。
どうなんでしょ、女優としてやってけるのか。もうモデルでいーんじゃね?と
も思う。お母ちゃんのヴァネッサはそんなに演技はうまくなかったような。
お父ちゃんの遺伝子が今後、発動するかどうかにかかってきそうデンナーーーw

シネマカフェネット ソーコvsリリー=ローズ・デップ!ライバルが火花を散らす
『マドンナに見出されたソーコと、ジョニー・デップの愛娘リリー=ローズ・デップが競演を果たし、モダンダンスを切り開いた2人の女性を演じる「ザ・ダンサー」。その予告編映像がついに解禁となった。19世紀末、ある女性の踊りにパリの劇場“フォリー・ベルジェール”の観客は熱狂した。バレエの殿堂オペラ座で踊るという夢を叶えるため、アメリカからひとり、海を渡ったロイ・フラー。写真家のステファニー・ディ・ジューストが“モダンダンスの祖”といわれる彼女の伝記を基に映画化。女性によるダンスが卑しいものとされた時代に、ドレスや光、鏡を用いた新たなダンスを創作、夢を実現するために闘ったロイの強い信念に心揺さぶられる、愛と友情のドラマを誕生させた。
イメージ 7

ロイ・フラーを演じるのは、先日の国際女性デーのマドンナのショートフィルムに出演して話題となったミュージシャンで、女優のソーコ。そして、フラーの人生に大きな影響を及ぼすライバルとなるイサドラ・ダンカンを演じるのは、ジョニー・デップヴァネッサ・パラディの娘でモデル、女優として輝きを増すリリー=ローズ・デップ。新しい才能の美しき競い合いが、早くも話題を呼んでいる。映像では、19世紀末、アール・ヌーヴォーの時代に一世を風靡したロイ・フラー(ソーコ)が、シルクの布を纏い、棒をつかって花のように舞った様子をとらえる。さらに彼女は、当時初の試みであった照明という演出でダンスに新たな時代を切り開いた女性でもあった。そして、ロイが見出したダンサーが、イサドラ・ダンカン(リリー=ローズ・デップ)。ロイとは対照的に、イサドラは身体のラインが露わになる薄い衣装だけを身に纏い、身一つで舞う。無名だが輝くばかりの才能を放つ新星。ロイはイサドラを共演者に抜擢しながらも、彼女への羨望と嫉妬に苦しみ始める――。/女性が踊ること自体が卑しいと言われた時代に、モダンダンスを切り拓いた2人の女性が文字どおり火花を散らす本作。彼女たちの輝きとそれぞれのダンスを、まずはここから確かめてみて。』

イメージ 17

※ロイはどっちかというと男性的な魅力がありましたー。主観ですが。
ちょっと市川実日子さん的な、ね。芯のしっかりした人間味。

CINEFIL 2016年 第69回カンヌ国際映画祭を振り返る
『22時15分からは“ある視点”部門に出品されたフランスの女性映像作家ステファニー・ディ・グストの長編映画デビュー作『ザ・ダンサー』の公式上映を鑑賞。上映前には出演陣のソコ、ギャスパー・ウリエルメラニー・ティリー、リリー=ローズ・デップらを引き連れて登壇したステファニー・ディ・ジュースト監督が舞台挨拶を行った。
イメージ 13

当時は目新しかった“電気照明”を活用した独特なパフォーマンスで一世を風靡し、「エレクトリックの妖精」と称された革新的なダンサーであるロイ・フラーをフランスの人気ミュージシャン&女優のソコが鮮烈に演じた本作は、ジョニー・デップヴァネッサ・パラディの長女であるリリー=ローズが、ロイ・フラーに見い出されて成功への階段を駆け上がっていく伝説のアメリカ人舞踊家イサドラ・ダンカン役で登場することでも大きな話題を集めた作品だ。上映にはヴァネッサ・パラディも列席しており、熱いスタンディングオベーションに応える愛娘の晴れ姿を熱心に撮影し、母親らしい素顔を見せていたのが印象的だった。』

イメージ 19

※日本舞踏も出てくる。リリーのはカラフルな和傘を開いて閉じたその後ろ
から現れる。象徴的な登場の仕方だーーー。

●メイキング映像

※リリー、特別扱いされてる感満載ですぅ~~!

DRESS 努力家と天才肌の、激しく鮮やかな対比に目を奪われる
『①ソーコ演じるロイが、〈シルクと光のダンス〉〈鏡のダンス〉など、衣装をまとって激しく踊るシーンは圧巻です。②バレエの殿堂、パリ・オペラ座での公演を夢見るロイ。本編の最後で踊られる〈鏡のダンス〉は実際のオペラ座で撮影されました。撮影が許可されたのは、なんと夜中の2時〜朝の8時までの一晩だけ!それでも、「撮影が許可されたこと自体が特別なこと」と監督は語ります。③もう一人のミューズ:本作でロイ・フラーに見出され、のちにライバルとなる新人ダンサー、イサドラ・ダンカンを演じるのは、ジョニー・デップヴァネッサ・パラディの娘、リリー=ローズ・デップ。ロイを発明と努力の人だとするならば、イサドラは生まれ持った美しさと存在感で圧倒する天才型。まさにリリー=ローズにとってハマり役ともいえます。ロイに感情移入して見ると、そのあまりのスター性に敗北感を感じてしまうほどです。ソーコ演じるロイ・フラーのド迫力のダンスや、オペラ座をはじめとする美しい情景もさることながら、イサドラ・ダンカンを演じるリリー=ローズ・デップの瑞々しい美しさだけでも一見の価値ありな本作。凝った衣装と舞台装置で観客を感動させるロイと、その身ひとつの優雅な舞で人々を魅了するイサドラ。真反対の二人のダンサーの鮮やかな対比を、スクリーンで確かめてみませんか?』
※リリーが登場するのは遅く、映画開始1時間2分を過ぎたころだった。

イメージ 20

※ロイとイサドラには、レズっぽいシーンもある。半レズ女に魂を持ってかれた
ジョニー・デップはどういう気持ちで娘のレズシーンを鑑賞したのだろうかー?

●リリー=ローズ・デップのキスシーンなど メイキング


●本物のロイ・フラーさんの踊り
 Loie Fuller (1902)


●布を使ったパフォーマンスと聞くと、ワチクシらの年代だとコレやね♬
 ジュディ・オング「魅せられて」昭和54年


イメージ 18

※あれ?思ったほどヒラヒラさせてなかったのネン。記憶の中のジュディ・オング
はもっと宙を舞ってる感じだったが・・・。

イメージ 14

※そんなリリーの、喫煙問題について。。。

☆昨年6月、インスタに載せていた喫煙写真
TV Groove ジョニー・デップの娘リリーの喫煙写真に非難殺到
ジョニー・デップヴァネッサ・パラディの愛娘でシャネルのモデルとして注目を集めているリリー=ローズ・デップが、インスタグラムに喫煙している写真を投稿。「タバコはクールじゃない!」とネット上で物議を醸している。フレグランスに続きリップグロスのキャンペーンモデルにも抜擢され、シャネルのミューズとして大活躍中のリリー=ローズ・デップ。90年代にシャネルのキャンペーンモデルを務めた母親譲りの華奢な体と父親譲りのはっきりとした目鼻立ちの彼女は、少女たちの憧れの的。310万人を超えるインスタグラム・フォロワーを持っている。そんなリリー=ローズが先週末、インスタグラムに「指に挟んだタバコを口元に当てている写真を投稿。髪は後ろでひとくくりにし、黒いボディスーツのようなトップ姿の彼女は18歳とは思えぬほど艶やかな美しさを放っていた。
イメージ 16

この写真に添えられていたコメントは「Vogues and Virginias only」 。Voguesはファッション誌のタイトルにもなっている「流行」という意味のフランス語。マドンナの名曲「VOUGUE」にちなんで”決めのポーズを取る”という意味もある。Virginiasは日本でも販売されている米フィリップモリス社の「バージニアエス(VIRGINIA S.)」のことだと思われる。また、リリーのメイクをよく担当しているサライ・フィゼルというメイクアップ・アーティストへのリンクも貼っていた。リリー=ローズは仏米の二重国籍を持っており、フランスは16歳、アメリカでは州によって異なるが18歳以上から喫煙可能というケースが多い。彼女は5月27日に18歳の誕生日を迎えているため、タバコを吸っていても法的には問題はない。/だが、アメリカではタバコは不健康で周りの人を不快にさせるだけでなく健康被害を与えるとして、若者たちの間でも「タバコはかっこ悪い」「タバコを吸うのはドロップアウトした子」「タバコは美容にも悪い」という嫌煙の風潮が強い。リリー=ローズの喫煙写真のコメント欄にも、「タバコを吸うなんてまだ若いのに」「喫煙はクールじゃない」「すでにヤク中みたいだよ。最悪」「イメージダウンになるよ」「ガンになっちゃうよ」という書き込みが殺到した。
イメージ 15

ほかにも、「お父さんはあなたの健康のために禁煙したんだよね?タバコなんて吸わないで」や「タバコなのかな?Jなんじゃないの?」とマリファナという意味のあるJ(ジョイント)なのではないかというコメントも書き込まれていた。/父親のジョニーだが、先日ETのインタビューで「娘が18歳になったなんて、本当にショックだよ」「この前生まれたばかりだったのに。本当にあっという間だね」「娘はとても現実的で、賢く、洗練されていて、名声もしっかりと受け止めている。とは言っても生真面目に重々しく受け止めてるわけじゃなくてね。本当、上手く、しっかりとやってるよ。誇りに思う」とコメント。リリー=ローズが喫煙していると知っているのかどうかは定かではない。』

CHANEL Beauty Talks

※ファッション・トークはごくごく自然♪

イメージ 21





☆書籍「元気が出る言葉」&サライ「日めくり漱石」をお届け♪

(詳細は、1月2日の日記を参照のこと!)

☆さ~~て、本日2月10日(土)の、「元気が出る言葉」は~?

『人は生きるために生まれてきたのだ。生きる準備のためではない。』
出展:?
発言者:ポリス・パステルナーク(ロシアの詩人、小説家。1890年2月10日~1960年5月30日)
『解説:パステルナークの名は知らない人も、映画「ドクトル・ジバゴ」を観た人は多いだろう。「ジバゴ」はソ連時代に発禁になったが、密かにイタリアで出版され、ノーベル文学賞を受賞した。(受賞は強制的に拒否させられたが。)/パステルナークはその著者だ。日本では「ララのテーマ」という切ない名曲とともに、ロシア革命に翻弄される人々の愛と勇気を描いた映画として知られている。その苦難に満ちたパステルナークならではの重い言葉だ。』

イメージ 10

※馬面だねェ~~。

◎関連書籍、楽曲、映画(ドラマ)などなど・・・

Amazon.co.jp ドクトル・ジヴァゴ 単行本 ボリース パステルナーク (著) その他
イメージ 9
『■内容紹介:《これで神から遺言された義務を果たし得たのです》 このパステルナークの言葉が納得できる一冊。1905年鉄道スト、1917年二月革命に始まる労働者蜂起、ボリシェヴィキ政権、スターリン独裁、大粛清――激動のロシア革命期を知識人として奇蹟的に生き抜き、ロシア大地と人々各々の生活を描き切った、何度でも読みたくなる傑作スペクタクル! すすみ行き、すすみ行き、《永遠の記憶》を歌い、やがて停止すると、人の足も、棺を挽く馬も、立つ風も、最後の時の聖歌を惰性でまだ歌いつづけているようだった。通りすがりの人たちは道をあけ、花輪の数をかぞえ、十字を切った。物見好きなものたちは列に割り込んでたずねた。《どなたのおとむらいでしょうか?》《ジヴァゴです》――と返事が返された。―《道理で。それならわかります》―《いいえ、彼ではなく、奥さまです》―(本書冒頭より)/■登録情報:単行本 745ページ /出版社 未知谷 /言語 日本語 /ISBN-10: 4896424034 ISBN-13: 978-4896424034 /発売日 2013/3/14 /梱包サイズ 21.4 x 15.6 x 4.4 cm /おすすめ度 5つ星のうち 2.7 /■カスタマーレビュー:小谷野敦 5つ星のうち3.0 「あらすじが分かる」2016年9月6日・・・かつてノーベル賞を授与されながら御用作家ショーロホフをさしおいて、というので作家同盟から非難されて辞退、という経緯から同情され、また映画化でも知られるが、映画を観た感じは「戦争と革命の激動の時代を生きたインテリもて男のロマン」という感じで、デジャビュ感ありありだった。ところが書き方が独特なので、通俗小説的には読めない。この翻訳は巻末に、各登場人物の詳しい紹介があって、それであらすじが分かる。ラーラに「本作のヒロイン」とあり、コズロフスキーには「本作で唯一の悪人」とあったりして妙に笑える。ラーラとコズロフスキーって『罪と罰』のドゥーニャとスヴィドリガイロフそっくりなのだが、果たしてこれは名作なのか・・・?まああらすじが分かるのがいい。』

●映画「ドクトル・ジバゴ」 Lara's Theme


イメージ 8

※音楽だけで感動させられるぅ~~~!

★いま、タカラヅカでミュージカルやってるみたいダー。
宝塚歌劇 星組公演 『ドクトル・ジバゴ』
『ミュージカル「ドクトル・ジバゴ」~ボリス・パステルナーク作「ドクトル・ジバゴ」より~ 脚本・演出/原田 諒 ・・・ロシアの作家ボリス・パステルナークの代表作「ドクトル・ジバゴ」。1965年の映画版を筆頭に、それ以降も度々映像化されるなど、世界中の多くの人に愛され続けてきた不朽の名作小説を、オリジナル・ミュージカルとして舞台化致します。
イメージ 11

20世紀初頭、革命前後の動乱期のロシアで、純真な心を持つ詩人でもある医師ユーリ(ユーリイ・アンドレーヴィチ・ジバゴ)と、彼が愛し続けた運命の女性ラーラが辿る波瀾の生涯を描く。悠久のロシアの大地で、時代のうねりに翻弄されながらも懸命に生きた人々の軌跡、そして愛の形を鮮烈に描き上げる大河ロマン。』

☆本日の、『日めくり漱石』は・・・
サライ 「夏目漱石」の記事一覧

“根気づくでおいでなさい。世の中は根気の前に頭を下げることを知っています(『書簡』大正5年8月24日より)”

【1911年2月10日の漱石】大量吐血で入院中の夏目漱石、担当医にこわごわ回復具合を尋ねる

今から105年前の今日、すなわち明治44年(1911)2月10日、数え45歳の漱石は、東京・内幸町の長与胃腸病院に入院していた。この日は平山金蔵院長の回診日。平山金蔵は、前の病院長である長与称吉が亡くなったため、さきごろ新しく病院長になった人だった。病室に現れ、ひと通りの診察をすませた平山院長に向かって漱石は恐る恐る尋ねた。

「もう腹で呼吸しても差し支えないでしょうか?」院長は答える。「もう差し支えありません」「では、少しくらい声を出して…」 漱石は一瞬、間をおいて思い切って続けた。「たとえば謡(うたい)などをうたっても危険はありますまいか」「もういいでしょう。少し馴らしてご覧なさい」/院長の言葉に、漱石はここぞとばかり畳みかけていく。「毎日、30分とか1時間くらいずつやっても危険はないですね」「ないと思います」院長は答えた。「もしあるとすれば、謡くらいやめていたって、やはり危険はくるのですから、治る以上はそのくらいのことはやっても構わないと言わなければなりません」

漱石は、この答えに大いに満足した。思わず笑顔になって礼を言った。体調の回復とともに時間を持て余し、趣味の謡をやりたくてうずうずしていたのだ。それだけ元気になった証拠でもあったが、そんな漱石を妻の鏡子が制止していた。数日前から、謡の教本を病院に持ってくるよう漱石に頼まれていたのだが、「まだ、おやめになってください」と止めていた。5か月余り前、漱石は伊豆の修善寺で大量に吐血し、ほとんど死にかけていたのだから、鏡子が心配するのも無理はなかった。彼女がよく相談事をする占い師の「天狗」も、反対していた。修善寺に付き添っていた担当医の森成麟造も、無理はしてほしくないので、鏡子に味方していた。/そんな状況下で、半分は「駄目もと」で院長に尋ねてみた漱石だったが、予想以上の嬉しい診断を得た。漱石はさっそく、鏡子あてに手紙をしたためて院長との会話を逐一記し、こう書き添えた。

《右談話の正確なる事は看護婦町井いし子嬢の堅く保証するところに候。して見ると、無暗(むやみ)に天狗と森成大家ばかりを信用されては、亭主程可哀想なものは又とあるまじき悲運に陥る次第、何卒此手紙届き次第御改心の上、万事夫に都合よき様御取計被下度(くだされたく)候》皆に反対されていたのが、院長のひとことで一気に形勢逆転。ちょっと得意気に胸をそらす漱石先生だった。

細かすぎて伝わらない関連動画など

(「吐血」「回復」で動画検索してみました!!)

●吐血?!


●【WWE2K17】 「回復祈願!本間朋晃選手頑張れ!!」2017/03/22 に公開


イメージ 12


ジョニーAのつぶやき:ここ数年で、プロレスラーが大怪我する事例が増えている気がする。レスラーは鍛え方が違うから、多少の衝撃なんて全然平気!(バスが衝突しても乗ってたレスラー全員ピンピンしてた、みたいな牧歌的なニュースもあったっけ)で済ましていた時代とは、明らかに状況が変わってきているように感じる。。。