【チャーリーとチョコレート工場】解り易いティム・バートンに乾杯!

チャーリーとチョコレート工場』を朝一で観て来た♪ここ2~3日で、やたらと出来栄えに
批判気味のコラムばかり目にしていたので、正直不安だったが・・・杞憂に終わった!!!

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ジョニー・デップは、まさにハマリ役!実に楽しそうに演じる姿にコッチまで浮かれてしまう♪
しかも、実はジョニー演じるウォンカ登場シーンまでに、僕の心は鷲掴み状態だったのだ!
ネバーランド』ではあまり良いと思わなかった、あの主人公の少年がとてもヨイのである。
家族思いのエエ~子や!!貧乏な家庭の子の方がシックリくるんちゃうん?貧乏顔やで。
まあ、彼を取り巻くトンデモ嫌味なお子様軍団あってのギャップだろうとは思うけど・・・。
とにかく感情移入できて、ツカミはOK!っ手感じだったよ。

で、ウォンカ登場後はもうツッコミの連続!!笑い的には温いし、間も悪いんだが、ジョニー
の魅力と、ウンパルンパのミュージカルでとりあえず誤魔化す~~みたいな・・・。
初っ端からいきなりツッコまざるを得ないシチュエーション!人形をあしらって、ウォンカ
登場のステージを盛り上げてたら火が出て人形丸焦げ。かと思ったら、招待客の列に並んで
いつの間にかウォンカ笑ってフェイドイン~みたいな。「そこにおったんかえぇ~~っ!!」
と思わず心の中でアメザリ柳原ばりに絶叫!もう中盤の工場内ドタバタはそれの連続ダッタ。

観ていて、このツッコミたくなる笑いは何だろう?とずーーーっと考えてた。そして、観終わ
ってしばらくしてから思い当たる節があった・・・・。ああ、アレって、、、

松竹の笑いやん!!

角座・昼の部の興行っぽいのである。ややスローテンポで独特の間があって、古典的ギャグ
満載(ぶつかってコケるギャグなんかドリフやコント55号の昔っから基本中の基本やしw)。
で、合間合間に長作師匠とかの、中途半端にウマい演歌歌謡ショーが挟まるww(苦笑)
してみると、ラストシーンの親子の感動の再会シーンなんかは、まさに藤山寛美主演の、お涙
頂戴!の松竹新喜劇黄金パターンと言って差し支えなかろう!

「ジョニー≒藤山寛美」という、とんでもないまとめになってしまったが、いや、冗談抜きで
ティム・バートンのブラックでひねくれた芸風が、『ビッグ・フィッシュ』以降、洗練され、
一般市民に受け入れ易い形になって大ブレイクした、と捕らえると、実に嬉しい気分である♪

あ、あと、その映像のまんま、テーマパークのアトラクションに転用できそうだな~、ってチ
ョット思った。あの変なメガネかけてTV実験室、行ってみてえええ~~~。映画の筋同様、
上下斜め、どっち方向へも進めるエレベーター(ジェット噴射で屋外旅行も可♪)に乗りたい
僕でした。しまい!

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