【ビデオ「極道戦国志 不動」を観る】まだ初々しい谷原章介ハケーン

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【ネタバレ】三池崇史監督、渾身の一撃!以前観た時は、プロレスラーの高野拳磁にばかり気をとら

れて、集中できなかったが、今回はしっかり隅々まで鑑賞することができた。そして確信した。これ

は傑作だ!と。主演は(今をときめく)谷原章介!ジャケット写真を見ると、誰しも谷原と竹内力のタイ

マン勝負がメインだと思うだろうが、さにあらず。力は、ほんの味付け海苔程度にしか絡んで来ない!

メインは、谷原率いるガキ&女で構成された人殺し軍団の活躍(?)。生首サッカー、ストリッパーの花

電車、毒コーヒーで人間1人分の血糊がザッバーーッ!などなど。悲惨なのに何故か可笑しい(ツッ込め

る)シーンが連続する。スタッフ裏話によれば、ビデオを借りたお客さんに早送りさせないように、5

分に1回は驚かせてやろう、という作戦だったらしい。谷原関連では、後に新選組伊東甲子太郎を演

じる運命だったのかも!と思わせるいくつかの名台詞がツボにはまりまくる。例えば英語の授業中に発

する英語「プリーズ・ゴー・アヘッド」→武田寛流斎を追い払った「プリーズゴーホーム!」の原型が

ココに!?高校の新任体育教師(実は腹違いの兄)と対戦するクライマックスでは「近藤先生ッ!」という

嬉しい一言まで聞けるんである!高野拳磁がメカ拳磁になる所もお約束やし、父・峰岸徹に寝首を掻か

れる事を防ぐ、防御の機械(リモコン作動)なんか、コントとしか思えない!w

「119」を押したら飛び出す携帯のナイフ、などなど・・・数え出すとキリがないわ。「殺し屋1」に

つながるアイディアも既にいくつか使っているような気がする。当面の敵を全て片付け、いよいよ力

との本気対決!という超盛りあがったシ-ンで、この映画はあっさり終わる。そして、続編の2,3で三

池さんは監督を降りてしまうのである。なんてもったいない!(2、3は未見なので、出来栄えがどんな

ものなのか知らず、憶測でモノを言うのは控えるが) きっと三池の続編が激しく見たくなること請け

合いである!!ひょっとしてその続きは、本人的には「殺し屋1」でやったつもりなのかなぁ?

それにしても、竹内力の長髪は、無駄にカッチョ良かった!!何となく、アニメ「伝説巨神イデオン

に登場するバッフクランの異星人役が似合いそうで、お気に入りなのだ。あのキャラ見たさに、

「2」と「3」もついつい借りてきてしまうかもしれん・・。