【サイキックミーティングとM-1とアメザリ】

「クリスマスなのにサイキック」というコンセプトで、深夜ラジオ番組『サイキック青年団

(出演:北野誠竹内義和、平野秀朗、松本美香)のトークイベントが大阪国際交流センター

にて行われた。第一部は松本美香秘蔵VTR集。今、旬な、変な人を中心に、テレビの番組の

映像を肴に盛り上がった。中でも、印象に残った話を抜粋して紹介したい。

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仲間由紀恵のTVドラマ『東京湾景』がとにかく「ハァア~?」の連続。羽田空港での出会いシーンは、BGMを変えたら絶対ホラーになる!と竹内先生力説。(多分ホントに編集して、そういうバージョン作らはると思うワw)サザエさんの話で意気投合するくだりでは、ワカメファンと波平ファンである事が、どうマニアックなのか?と出演者全員が首を捻る。いっそ、最終回で仲間由紀恵がワカメちゃんカットになり、相手の男は波平バージョンのハゲ頭に、髪型を変えて登場!!ぐらいはしてもらわんと、マニアックとは認めません!発言も。(笑)


オダギリジョーの自主制作映画(NHKの「トップランナー」より)もキツかったぁ~。映画好きで、カンヌでも独断であれこれ観まくっていた研究熱心なオダジョーなわけだが・・・。今まで観て来た作品はなんやったんやぁあ~~っ!!とw 声を大にして画面にツッ込みたかった。出演していた、森の中を全裸で走り抜ける男は、「あれは絶対モーホーです」と竹内さん決めうち!


あと、「東京ラブストーリー」以前に、アイドル織田裕二が出していた、バーチャルデートの音声w

一緒にドライブしている雰囲気が味わえる、というコンセプトの、寒い寒~い台詞の波状攻撃。

昔のアイドルがよく出してた、新年の挨拶が入ったソノシート的な作品の、おおかた最後ぐらいの

企画ではないか、と。現在では、SMAPあたりのジャニーズ系が、ビデオバージョンでバーチャル

体験できる映像を作り続けているようではあるが・・・。


前半の部は、という訳で4人の役割分担がしっかりしており、抜群のチームワークで笑かしてくれた。

すなわち、平野秀朗が映画界の、松本美香がイケメン界の、それぞれ詳細をバッチリ説明した後で、

竹内義和御大が、満を持して、奇抜なエロ感想コメントを披露、司会の北野以下をドン引きさせる、

という黄金パターン。以前の、元ディレクター・板井昭浩の役目を、前述の二人が演じている、と

いった趣だろうか。なんとなく、悠々自適で、爽やかな口調で、ゲッスい発言を繰り返す竹内さんが

綾小路きみまろに見えたのは私だけだろうか・・・?


後半はひたすら、おおやけには出来ない危ないネタのオンパレードで、当然ここに記すわけにはいか

ない。イベント中、誠さんもしきりに「ネットに書くなや」を繰り返してたw番組には続いて欲しいので、自主規制する。以上!



さて、その板井昭浩氏も絶賛だった漫才コンビブラックマヨネーズが、M-1《2005》を

制した。いやあ、感動的だった。特に決勝3組の戦いは三者三様の良さを見せてくれ、ドキドキ

ハラハラものだった。麒麟は、最初にやったネタが完璧すぎて決勝のネタが尻すぼみになってし

まったのが痛かった。。相変わらずの計算されつくしたネタで、もっとも感心したのは麒麟のネタ

だったように思う。ただ、オチ近くで、らしくもない叫び(「気合ィ~~!!」)でテンション上

げて終わっていったのが惜しい限り。/笑い飯は、去年よりは慣れて、余裕のある独特の世界を見

せることに成功していたが、如何せん決勝のネタがエロネタ?(マリリンモンローのあえぎ声であ

そこまで引っ張ったらアカンやろw)だったので、一般客が引いてたっぽいのはマイナス要因だっ

たか。観客の反応も、審査員のイメージを左右するのだ。オチをもっとドカンとくる物にしていたら、

ひょっとして結果は変わっていたかもな、と思う。なにしろ、1人差のギリギリの優勝決定だったの

だ。技巧派と天然派の隙をついて、正統派漫才が追い抜いていった、って感じかな。おめでとう!

ブラックマヨネーズ!!

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ラジオのトークの面白さはよく知っていたが、はっきり言って漫才はこれまで聞いた事がなかったヨ。オーソドックスな振りから入って、よくもまぁ、途中をあれだけ盛り上げられるものである。腕の確かさをつくづく感じたなぁ。

逆に観てて辛かったのは、南海キャンディーズの最下位・・・。ウ~~ン、ネタ的には手堅い“NHK子供番組のお姉さんネタ”だし、いいセンいってたと思うんだがな~~。今回、南海は例の“結婚”ネタに振り回された感があったなー。話題作りのためだけに出場できた、みたいな・・・。しずちゃんのテンションの低さも、気になるところ。


ん?初挑戦の時は大ウケするも、2年目は満を持したお得意ネタで勝負して見事惨敗って・・・なんかどっかで聞いたことあるようなパターンだなぁ~~~。 あ、そうや、アメザリや!



というわけで、最後はアメリカザリガニの話題を久々に。今、発売中のお笑い雑誌『お笑いタイフ

ーン』に、アメザリが載っている!!ラジオ番組特集みたいなのもやっており、我らが『スレッド

キング』もちゃっかり紹介されていたよ♪南海キャンディーズもそうだけど、ある程度ロケ番組やら、

フリートークの番組に出ていると、ネタよりはキャラで売る方向にシフトチェンジしていかないと

いけないのかも知れない。

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いやむしろ、フリートークやゲストトークが面白い芸人のほうが、長持ちはしそうな気がする。はっきり言って、M-1覇者はその後パッとしない。(去年のアンタッチャブルは例外だが) 中川家も、ますだおかだも、フットボールアワーも、フリートークがうまいタイプの芸人じゃあないと思う。どっちを取るか、だろうなぁ。南海キャンディーズは、もう別に漫才が面白くなくてもいい段階に入っていると思うし。アメザリも、こうなったら一般ウケする方向はきっぱりとあきらめて(?)アニメ・ゲームねたで濃い~~~いトークをさせたら日本一のコンビ!と言われるくらいの、

ヲタクの最高峰!!

を目指してけばいいんじゃあないか?と最近思うようになってきつつあるのだった。