【海を飛ぶ夢】THE SEA INSIDE

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もっと早くに観る予定だった・・・去年観ていたらきっと、ベスト10には入っていたろう。

海を飛ぶ夢 ~THE SEA INSIDE~』

ゴールデングローブ賞最優秀外国語映画賞を受賞した。「LOVERS」で同じ賞にノミネートされていた

チャン・イーモウは、こう述べていたと言う・・・。

「凄い!俺なんかまだまだだよ。」


アレハンドロ・アメナバール監督作品は『オープン・ユア・アイズ』も『アザーズ』も大好き♪

若干32歳とは思えぬ才能の発露振りには、開いた口が塞がらない。そらぁイーモウも褒めるわw


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←授賞式の、アメナバール監督&主演のハビエル・バルデム

映画の内容はコチラ↓公式サイト(日&英)を参考あれ。

海を飛ぶ夢 公式サイト

アメリカ公式サイト


簡単な」ストーリー解説は」コチラ↓(シネこみ参照)

シネこみ 海を飛ぶ夢



『19歳でノルウェー船のクルーとなったラモン・サンペドロ。彼は船に乗り、世界中を旅して周るが、

あるとき、海で事故に遭遇。全身麻痺の障害を負ってしまう。身体の自由を奪われ、部屋の窓から外を

眺めるだけの日々。肉体の解放、精神の解放を求め、彼の意識は外へと馳せられるが、自由の利かない

身体はそれを許さない。自由を思い続けながら、時間は過ぎていく。そして30年が過ぎ、ラモンはある

決意を胸にするのだが・・・。ラモン・サンペドロの手記「LETTERS FROM HELL」を基に、『アザーズ

アレハンドロ・アメナーバル監督が生と死への壮大な心の旅を描く真実のドラマ。主演は『夜になる

まえに』でも世界中で高い評価を得たハビエル・バルデム。第62回、ゴールデン・グローブ賞、最優秀

外国語映画賞受賞作品。 』


同じ尊厳死」のテ-マを取り上げた『ミリオンダラー・ベイビー』も良かったが、本作はもっと

真正面から尊厳死の是非を問いかけてきてくれて、より素晴らしく、ズッシリと心に重かった。

生と死、幸せに生きる事とは?幸せに死ぬことは?愛にはいろんな形があること。この世の生きと

し行ける者すべてへの、慈しみ。“生きることは素敵だ。自殺なんて決してしてはいけないんだ!”

などという奇麗事は、少なくとも口に出して言える気分じゃない。。。神父がTVで軽はずみに

言った「ラモンの家族には愛が足りない」という一言。それに反発する義姉の憤りのシーン、不器

用で弟への愛情を素直に表現出来ない兄、など胸に痛いシーンが多かったです。

その反対に、上記のアメリカ公式サイトのトップでも観れる、空を飛ぶ映像は爽快ですネー。

インタビューで「ドラゴンボール」のオファーが来た↓と話していますが、マジで引き受けてホスイ♪

フリックス・ムービーサイト 監督独占インタビュー


主演のハビエル・バルデムって苦みばしったイイ男ですよねー。老け役のメイクは完璧だったでしょ

うwこの人のことを、本作で初めて知った人は、あの年老いた姿がホントのハビエルだと思い込む

可能性大でしょね~~。で、あの若者は、ソックリさんに違いない!ってwww

テーマは重いけど、要所要所に笑いどころもあって(主役のラモンがユーモアたっぷりの面白い男

で、という設定のたまもの♪)、とても楽しく観られます。ラストで女弁護士のフリアに起こる結末

も、しんみりと人生のやるせなさを漂わせてグッド。しょせん人間なんてその場の思いつきで生きてる

んだわなぁ~。ゆえに、人の生き死に枠組みを嵌め込もうとするのは、ゴーマン以外の何者でもない

やね~。偽善神父に義姉が吐きつけた台詞が痛快だった。 アンタはやかましいわ!


では本物のラモン氏が書いた書籍&俳優ハビエルのゴシップ?ニュースを紹介して終了フォォ~~~!!

おっとこれはラモン違いw

翔年たちへ

ダンス中に女性の鼻を折る


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