【修羅雪姫】梶芽衣子バージョン

近所のTUTAYAが、古き良き邦画の名作を次々と出してくれている!嬉しい~~~!!!今回、さっそくというか、やっとと言うか、レンタルを果たし、遭遇することが出来た作品が、一昨年『キル・ビル1』の元ネタとして再評価された事もまだ記憶に新しい、『修羅雪姫』(梶芽衣子バージョン)である!

イメージ 1

冒頭いきなり、凄まじい血しぶき舞い上がるシーンで、ツカミはオッケイ!その後すぐに、流れてくるのがあの主題歌、「恨み節」だ!「キル・ビル」のラストクレジットの際にも流されていて衝撃を受けたっけ。あの日々が蘇った。つうか、これでやっと繋がったっ!!戻って来たぁあ~~~~っ!!っていうような心持ちがして、いきなり感動モードに突入してしまっただよーY⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒Yキタコレ!!!


いやあ、このストーリーを観て、改めて、まんま「キルビル」やなぁ♪と実感。カットまでそーっくり!っていうところ続出やん。そりゃあ、気ィ遣って、主題歌も二曲とも使うわな~~~。

これ観ちゃうと、タラちゃんの「キルビル」は、やっぱ偽者だな~~~、という気がすごくする。ユマ・サーマンがいくらカッチョええ、ゆうても、本家・梶芽衣子さんにゃあ、全く敵わないワ。ルーシー・リューに至っては、もはやあり得ない!!(何だ、この手のひらの返しようは!w)今改めて「キルビル」を観直したらずいぶん印象も変わるんだろうな~。逆に、タラちゃんはここのシーンを再現したかったのかぁ~!っていう部分で、監督に感情移入することはより出来るかもナ(作品に対しては、もう一気にテンション下がりそうや~~!)


amazon.co.jp

アマゾンのDVDサイトより、レビュー抜粋↓

『明治時代、夫と息子を殺した犯人のひとりを殺害して投獄された女が、女の子・雪を産んだ。やがて成長した雪(梶芽衣子)は、母の怨念を背負ったまま、復しゅうという名の人生を歩み始める……。小池一雄上村一夫による1970年代を代表する同名劇画を原作にした浪漫アクション映画。監督は、日活出身の藤田敏八。彼のキャリアの中では異色ともとれる題材ではある。当時、東映『女囚さそり』シリーズで一躍人気を得ていた梶芽衣子は、これが初の東宝映画出演となったが、『さそり』に負けず劣らずケレンミたっぷりの存在感で女の凄惨な宿命を見事に体現。なお、クエンティン・タランティーノ監督は、自作『キル・ビル』の中で、蛇の目傘や白い和服、雪降る夜の戦いといった風に、本作へのオマージュをあからさまに描出している。(的田也寸志)』


修羅雪姫についてのDVD調査

USA版・書籍情報

イメージ 2

アメリカでは、『LADY SNOWBLOOD』というタイトルなのだな~~。ちょっと新鮮。

で、感想の続きを書くと、ストーリー展開がとても巧くて、とにかく惹き込まれる!「キルビル」では、はっきり言って、最後ビルのところへ辿り着いたときには、もうかなり復讐のテンション落ちていたと思う(パート2はもはや西部劇主体に変わってて、「修羅雪」でもなんでもなくなってたからなぁw)。オリジナルではラストへ向けて、モチベーションを徐々に上げていって、絶頂に達する形で本懐を遂げるので、凄くスカッ!とするんである。きっと当時、「続編があるんかぇ~!!」と皆驚いた事だろうナ。

次回は、その続編の『修羅雪姫 怨み恋歌』をぜひ借りよう。コチラは、トンデモ無さがグン!とパワーアップして、ツッコミ倒せる作品らしい、という情報を仕入れている。一回、大阪・天王寺で上映されていた頃、観に行こうかどうしようか、マジに迷った、逸品だ!こんなに早くDVDで観られる日が来ようとは。。。関係者各位に感謝の気持ちでいっぱいだ。


もう四月だというのに、桜は開花する気配も見せず、今朝方などは、桜吹雪ならぬ、本当の雪が舞っていたりした。ある意味、修羅雪姫を見るにふさわしい環境を作ってくれていたようだ。ウン。でもそろそろ、桜が見たいよう。狂気と残虐性を含む美しさを持つ桜。美しい梶芽衣子さんとダブるし♪インタビューで登場なさった芽衣子さんは若々しくて、未だお美しかったぞな。では最後に、ムッチャ盛り上がる、予告編のあおり文字をば、抜粋してみよう。いいんだよなあ~このノリがw


凄絶! 蛇の目に仕込んだ白刃が 華麗に開く 修羅の舞い
怨念ひと筋に生きる 激しく美しい女!
怨みの河に身を沈め 熱い情も女の性も 知らずに過ぎた 蛇の目傘ひとつ


ちなみに、釈由美子バージョンというのもDVDで観たけれど、なんかとてつもなくしょうもなかったような記憶が残ってる。まぁ、人それぞれ好みがあるので断言はしないが、釈バージョンを借りるというなら、その前に、絶対梶芽衣子バージョンの「修羅雪姫」と「修羅雪姫 怨み恋歌」も押さえておいて欲しいという事だけは、死ぬ前に一言、伝えておきたい(て誰が死ぬネン誰が!)←哀しい一人ボケツッコミ