【新・道路交通法】ウラ技あり
かく言う僕も、過去何べんもこの駐車違反に引っ掛かった苦い思い出がある。レッカー移動されて、慣れない町で右往左往したり・・。大阪へ遠征に行った先でワッカをハメられるもそれに気づかず、そのまんま姫路へ帰還。あとで気づいて、わざわざ翌日(しかも出勤前!)に大阪まで出向く羽目になったことも・・(うあぁ~!思い出したら、また腹立ってきたっ!!!)
反省して警察署に出頭し、反則切符を切られて、後に反則金を納付すれば一件落着だ・・・が、こうした手続きをとらず、無視するとどうなるのか?
ステッカーを貼られた翌日から30日以内に反則金を納付しないと、やがて「放置違反金納付命令」なるものが、車の持ち主のところへ郵送されてくる。これが新たに設けられた、持ち主にも責任を求める“放置違反金”だ。駐車違反をしたのは自分だからと観念し、ここで違反金を納付する。額は反則金と同じ、1万8000円。結局は痛い出費だ。だが、何かが違う。そう、反則切符が切られていないではないか。
ということは、免許証の減点もない、ということ?「その通りです。違反金を納付した場合、免許証には傷が付かない。なぜなら、この違反金は、違反者本人ではなく、あくまでも使用者に責任を求めているからです。たいていの場合は違反者と車の持ち主は同一。同じ金額を払うなら、減点のない違反金を選ぶことになるのは自然ですね。」(今井氏)
減点されなければ、免許証の更新の際に講習を受ける必要がなくなるわけだから、そちらのほうがずっとお得ではないか!
「とは言っても、正直に警察に出頭したほうが安心だよなぁ~。」というアナタ!平成16年4月8日の参議院内閣委員会における警察庁交通局長の答弁によれば、警察に出頭せずに放置違反金を納付するドライバーを警察は7割と見込んでいる事実を頭に入れておこう。
正直者が馬鹿を見るようなこの仕組み。もちろん警察庁公認だ。
最近ずーーーっと、違反なしで(スピード違反も、信号無視も、もちろん駐車違反も、ネ)過ごして来てるマイ・カー・ライフであるが、こういう曖昧でいいかげんな規則の実態を聞くだに、イッチョ違反起こして試してみたろかしらん?などと不謹慎なことを考えてしまう。