【陰日向に咲く】劇団ひとり処女作
劇団ひとりの、小説『陰日向に咲く』を読了。今月中旬のギザ萌えヒーロー・ベストテンに向けて、半月ぐらいでゆっくり読み込もう、、、とか思ってたら、アリャリャリャ、半日で、、ってゆーか、数時間で読めちゃったや。ムッチャ文体が平易。直木賞候補!とか持ち上げられてるから、どんな高尚な作品に仕上がっているかと思いきや、意外と素人っぽい印象だった。全体的に、浅田次郎さんの簡易バージョン(?)って感じ??得意分野のお笑いのくだりになると、そこだけやたら詳しい記述で読ませるヨ!!という趣w
個人的には、映画『嫌われ松子の一生』に登場した岡野健夫(劇団ひとりが演じた、サラリーマンと作家の二足のわらじ男)が、劇中でクドカン扮する悩める作家・八女川の原稿を盗み読みしてモチーフだけを拝借し、つたない筆力で何とか書き上げた作品が、この『陰日向に咲く』なのだ、と想像して読むと、イメージバッチリだったりする♪で、この本を読んだ松子(中谷美紀)が感動して、二人は付き合うようになる♪と考えると、現実ともリンクするじゃあないの!ねぇ??
●ホームレスに憧れるサラリーマン・・・ノッチ(デンジャラス)
●ほら吹きホームレス爺さん・モーゼ・・・大地康夫
●カメラマン志望の女の子・・・ちょっと前の伊藤歩
●小心なギャンブラー・・・若い頃のブルース・ウィルス
●アイドルおたく・・・クリスピン・グローヴァー(「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の父親役)
●売れないアイドル・ミャーコ・・・デビュー当時の佐野量子
●売れない芸人に恋した女の子・鳴子・・・若い頃の深津絵里
いやもういっそのこと、ぜ~~んぶ劇団ひとりでやっちゃえばいいんじゃないかな?それだったら、数々の登場人物のからくりも、うまく表せると思うし。