【オールスター戦とバッテリーとスピリッツ2】
プロ野球サンヨー・オールスターゲームの第一戦を、TVで観る。最終回の、阪神・藤川VS西部・カブレラ&日ハム・小笠原、そして横浜・クルーンVS楽天・フェルナンデスの、速球VSフルスイング真っ向勝負は、実に見応えがあった。これぞ、プロ野球!という醍醐味を存分に味わえた。途中、クルーンの159Kmを右にミートしてヒットを打った、ロッテの里崎という空気の読めない選手もいたけれどwww あのなぁ、あそこはフルスイング勝負で、三振もしくはホームランっちゅう結果を観客は期待してるんだろーがっ!!うまく合わせてクリーンヒットなんて興ざめもいいとこ。ヒット狙いなら、カブレラだって小笠原だって、3回に1回は必ず打てるっちゅうねん。そこを、思いっきり振りぬいてピッチャーの全力に応える姿勢が胸を打つのにから。古い話になるが、巨人の江川がオールスター戦で九者連続三振を狙った年があった。8人まで、速球VSフルスイングで速球の勝ちが続いていて(すなわち八者連続三振!)、次のバッター、近鉄の大石大二郎が、短く持ったバットにチョコーンと当てて内野ゴロ、残念ながら九者連続を逃した、ということがあったのを思い出したワ。里崎はまだヒット打ったからマシかもな。大石の空気読まなさ加減は、ほんまハンパやなかったw
この、全力勝負の清々しさは、今読んでいる、あさのあつこさん著の「バッテリー」に通じるところがある。
孤高の天才ピッチャー原田巧。彼の自信あふれるピッチングが、理不尽な大人社会のモヤモヤを吹き飛ばしてくれる!!ジャンルもストーリー展開もまるで違うが、雰囲気が何となく、松本大洋さんの漫画「ピンポン」と似通っている気がする。まだ二巻までしか読んでいないが、監督との確執、大会に出られるのかどうか?など興味津々で、次の巻に心は馳せ飛んでいる♪
こいつぁー、子役の選び方次第で、すぐに成否が決まってしまいそうな予感、大だな。主人公を、説得力のある子にしないと・・・成立しないかんね。神木クンは野球少年に見えないからアカンっしょ?弟の青波(セイハ)役なら、ある程度カワイイ子役だったらどうにでもなりそうだけど。(「三丁目の夕日」の子とか「いま会いにゆきます」の子とかw) どっちにしても、安易な映画化企画で、あまり準備に時間と労力をかけられないようなら、期待薄なんじゃあないかしらん。
試しに、阪神・藤川を使って、本日の連続三振を再現してみた。ムッチャ気持ちエエ~~~♪
緻密に作戦練って、選手交代を駆使して、競り勝つ野球というのもそれなりに魅力的だが、やっぱ、こういう単純でダイナミックな一本勝負が、野球の面白さの基本じゃわねぇ~~~~~。