【どろろ】役者はヨカタ♪CGが「とほほ」
ネットの評判は最悪な、今、公開中の邦画『どろろ』を観て来た。
手塚治虫さんの原作ファンで、大学生の頃には、大阪の単館系劇場へオールナイト上映まで観に行ったほどの僕としては、避けては通れない作品なのだった。
「百鬼丸の妻夫木クンは、なかなか似合っておるぞ♪」
「予告編を見る限りは、CGもなかなか頑張っているようではないかいな?」
「ニュージーランドロケ?本格的ワイアーアクション?気合入ってるやないのぉ~~っ!!!」
というような感じだった。。。ところがところがw
まずこの手(↓)の、内容を腐しまくるブログを山ほど読んでいってたせいか、さほど悪くはないように思えたのである。個人的にアリかナシか、っちゅうと・・・ まぁアリやな。
なかなかドラマはしっかり作りこんであったと思う(まぁ、点数つけるなら60点ぐらいかも知れんけど)。
一番肩透かしだったのが、魔物との対決シーン全般。CGが酷かった~~。百鬼丸の体が再生するあたりのCGは見事だったのに・・・魔物担当の人、あれはチョット手ぇ抜きすぎやろうwww
いきなりの赤ちゃんオバケからして「っはぁ~~~~?」と首をひねりたくなるような代物。「まぁまぁ、当たり外れはあるやろう、次に期待しよ、次に期待しよ、、、」と思てるうちに結局、素晴らしいCGの魔物はついに最後まで現れずじまいだったっ!!!ク~~ッ!
で、意外だったのが、柴咲コウの演技だ。確かに多くの人が指摘するように下手は下手かも知らん。けど、何とも言えぬ味わいがあった。はっきり言って、CGの戦闘シーンでガッカリする度に、そのあとを柴咲どろろが引き締めてくれて、なんーとか最後まで飽きずに観られた、っちゅうくらいのもんやったわ。柴咲さまさまや♪鑑賞前と鑑賞後でこれほど評価が逆転するのも珍しかろう。。。
(失敗の公算も高い気ィするだけにナァ~)
原作にははるかに及ばないものの、広い目で見てあげれる方は、ぜひ劇場に足を運ばれると宜しかろう。
でも一言だけ、申し上げる。CGヲタで、ハリウッド並みに面白い映像を期待している方、悪いことは言わぬ。やめておけ。チャチすぎて別の意味で面白いという意見も出そうだけれどw
(着ぐるみ以下の魔物には口あんぐりでっせー♪わしゃ一瞬、「ウルトラファイト」かと思たもん♪)