【ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習】

イメージ 1

る~ぷくんにリコメンドされて、さっそく観に行ったのだった。いろ~んな意味で衝撃的なこの映画を。

とりあえず、作品解説から貼ろう。。。

eiga.com 必見!注目作「ボラット」

イメージ 2

★作品解説

ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」

 英国人コメディアン、サシャ・バロン・コーエン主演による社会風刺コメディ。英米両国で放映されたTV番組「Da Ali G Show」内の人気キャラクターのひとつ、ボラットカザフスタンのTVリポーター)が、米大陸横断を敢行し、行く先々で文化的な衝突を繰り返す。監督は「ボブ・ディランの頭のなか」のラリー・チャールズ。06年度ゴールデン・グローブ賞では主演男優賞を受賞した。


原題:Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan

監督:ラリー・チャールズ

製作:ジェイ・ローチ、サシャ・バロン・コーエン

脚本:サシャ・バロン・コーエン、ピーター・ベイナム、アンソニー・ハインズ、ダン・メザー、トッド・フィリップス

出演:サシャ・バロン・コーエン、ケン・デビティアン、ルネル、パメラ・アンダーソン

2006年アメリカ映画/1時間24分   配給:20世紀フォックス映画



前日は世界最高峰の、ビッグバジェット・ブロックバスター映画パイレーツ・オブ・カリビアン』を

鑑賞したかと思いきや、本日は真逆の、ローバジェット・ブレーンバスター映画(脳天砕き!?)を鑑

賞、とまさに映画界の両極(これこそワールドエンドじゃっ!)を味わって、なんちゅうかもうフラッ

フラの状態w(更新も遅れ気味)


早い話、全くのデタラメ・カザフスタン人ボラック(故郷のシーンはルーマニアで撮影。アジア圏のカ

ザフスタンとは似ても似つかぬ国なのだが、認知度が低いため問題外)が、アメリカ人を騙くらかして

ユダヤ人差別の本性を暴く、っていうような内容。ボラックを演じるサシャ自身がユダヤ系イギリス人

であり、片言の英語でユダヤを冒涜する様が何ともシュール。

アメリカ人も、どうせカザフスタンて国でしか放映されないのだったら、と腹を割ってぶっちゃけまく

る。ボラックの相棒もユダヤ系で、ヘブライ語を喋ってたりするもんで、かなり悪質なイタズラに映る。

日本の番組で喩えるなら、「どっきりカメラ」とか「電波少年」って辺りになるのかも知れないが、日

本のそれらの番組は、言ってみれば全部プロレスである。エンタメの要素も多分に入っている。

しかし、ボラックのやっているのは、完全にセメント試合。ガッチガチのガチンコなんである。何とな

く、初めてオクタゴンのアルティメット大会(何でもありルールの格闘技)の模様をTVで観た時の様

な嫌悪感が漂っていた。きっと、この映画は観客を選ぶ映画だと思う。日本人には受け入れられる人、

少ないんじゃないかな~?少なくとも僕は、ユダヤ人差別がイマイチぴんと来ないこともあって、7:3

ぐらいの割合で、引いてしまうシーンが多かった。


騙されてる側の人が可哀相に思えてしまうんだろうな。もっとたわいのない騙しなら笑って「ハイ、ポ

ーズ♪」なーんて記念写真も撮れそうなもんだが。(清川虹子の指輪を食べちゃう高田純次、とかなら

大好き♪)偽の誓約書出されて、サインしたら全世界に発表されちゃうなんて・・気の毒というしかな

い!!訴訟問題も数多く抱えているんだって。ただ、ボラックが潔いところは、警察を呼ばれて逮捕され

ても、真相を言って許してもらう事をせず、ボラックを演じ続けたというプロ根性。ただの変人ってこと

なのかもしんないけど・・・。

ボラット 公式HP



お蔵入り必至だった本作が、一転、公開決定!となった記事↓

スポニチ 緊急公開“お蔵入り”過激コメディー

→一部引用 『 あまりの過激さに、日本では配給の20世紀フォックス社が1度は“お蔵入り”を決定。しかし、主人公がゴールデン・グローブ賞コメディー&ミュージカル部門主演男優賞を受賞して状況が一変。痛烈な米国風刺作品として見直され、日本でも公開されることになった。/一足先に作品を見たテレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏(52)も「発展途上のカザフスタンを笑っているのかと思ったら、実はアメリカをからかっている。コメディーの傑作として映画史に残る」と絶賛している。』


同じ身体障害者ネタや動物虐待ネタでも、ファレリー兄弟の作品は結構好きだ(アレがギリなのかナァ)。

ちょっとこの作品は一線を越えちゃってる気がしないでもない。相棒のデブが全裸でうごめくグロさは

パイレーツオブカリビアン』のタコ船長・デイビー・ジョーンズの触手の気持ち悪さの比ではないし。

あんな気色悪い映像を観る機会は、今後一生ないであろう。


ブニョブニョの肉塊、ココでちょっと観れる・・・未公開シーン



などなど、さんざん酷評してきたようではあるが、観ておいて良かったとは思える作品だったんだよ。

カザフスタンの大統領も、最初かなり激怒したらしいんだけど、娘さんに説得されて気を取り直し、今

ではボラットを本国へ招待する勢いだそうな。本気で勘違いしている、と思ってるのかな?悪意丸出し

なのにwwwあ、そう言えば、息子の写真を見せるシーンで、息子の息子(オトナの立派なヤツ)が修正

なしでバッチリ映ってたような気がしたのだが・・・アレって消し忘れ?だろっか。


●では最後に恒例の、共通点が細かすぎて伝わらない動画シリーズぅ~~~っ!!


イタヅラ関連 「元気が出るテレビ」の高田純次



ボラットは多分、放課後電磁波クラブの大ファンy(^0^)y



最後に、今日観に行った神戸の「シネカノン」では、髭の人は「ヒゲ割引」を実施中だ♪

髭の人も、そうでない人も、(付け髭とか装着して)ぜひとも、観に行ってド肝抜かれてみよう!!!

以上。現場からジョニーがお届けしますた。( キдキ)ノジャアネ。バイビー