【ファースト・ノリスケ】村越伊知郎さん訃報
「ノリスケさんの声が変!」
実際、ナベちゃんが聞いてみると、確かに昔のノリスケさんの声じゃない。声優変わったんか??ナベちゃん曰く、「なんかマスオさんに媚びてる感じの喋り方になっている」とのこと。
●主な出演作品・・・
テレビアニメ「赤き血のイレブン」「一発貫太くん」「グレートマジンガー」「荒野の少年イサム」
「サザエさん」(波野ノリスケ(初代))「ヤットデタマン」「勇者ライディーン」
OVA「銀河英雄伝説」(シュターデン大将)
吹き替え「緯度0大作戦」(ペリー・ロートン(リチャード・ジェッケル))
「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」(ルディ・ウェルズ博士(マーチン・E・ブルックス))
「サンダーバード」
特撮「イナズマン」(ナレーション)「ウルトラセブン」(ミミー星人の声) 仮面ライダーシリーズ
(怪人の声)「チビラくん」(パパゴンの声)「超人バロム・1」(バロム・1の声)
「超神ビビューン」(ナレーション)「トリプルファイター」(ナレーション)「ファイヤーマン」
(ナレーション)』→
↑「ウルトラセブンイラストギャラリー」のMJさんのイラスト。
※この最初の「超人、バロム、ワァーン!」は村越さんかなぁ?ノリスケ声?覚えてる人、鑑定タノム!
「サナギマンは待つ!イナズマンに成長する時が来るのを、ひたすら待ち続けるのだ!」
村越先生のお言葉を、引用させてもらおう。深いヨ、これは。
『あてる技術は今後、現場に出ればいやと言うほど学べるし上達する。
今必要なのは演技力・表現力を高める努力をすることだ。
声優は、役者なんだよ。』
初めてその名を覚えたのはアニメ『遊星少年パピイ』。パピイ最大のライバル、科学忍者(ガッチャマンの先輩である)キリトビ。ドロンドロン、という大時代な擬音をバックに現れ「忍者キリトビ、ただいま参上」というクールなキメ台詞にシビれたものだったが、意外なくらい、その後の代表的持ち役というのが少ない。『人気家族パートリッジ』の人のよい(つまり、あまり辣腕でない)マネージャー、キンケードさん(デーブ・マッデン)の声が印象に残るくらいか。
『超人バロム1』のバロム1の声、が代表作なのだろう。ブレのない落ち着いた声が、正義の味方、という声を体現していたわけだが、それだけが持ち味だったわけではなく、『サザエさん』の初代ノリスケ、『チビラくん』のパパゴンなどコミカルな声も得意だった。
とはいえ、やはりその声質の落ち着きすぎが、ちょっと役柄を狭めていたことは否めまい。『トリプルファイター』、『イナズマン』といった特撮もののナレーションが結局、その落ち着きで絵空事に過ぎないヒーローもの番組を地についたものにする役割を果たして、持ち役と言えるものであったろう。
個人的には、オタクアミーゴスなどでよくネタにする、仮面ライダーの怪人“シードラゴン1世、2世、3世”の声を担当したのがこの村越さんであった。怪人であるから、その鳴き声を吹き込むわけであるが、このシードラゴンというのは三人おり、1世の鳴き声が「イーチ、イーチ!」2世が「ニィィー!」
そして3世が言うまでもなく「サーン、サーン!」なのであった。普通だったらふざけてんのかテメエ、的なこの鳴き声をなぜか子供たちが納得してしまったのも、これが村越伊知郎の説得力ある声で叫ばれたから、だったに違いないと思うのである。ご冥福をお祈りする。
先日、ニコニコ動画で最近のサザエさんを見たが(トリュフで大騒ぎ~みたいな回♪)、確かにノリスケさんのキャラが変わりすぎてた。なんやったらチョット卑怯者キャラ?コメントも比較的アンチ・ノリスケなものが大勢を占めていた。2ちゃんでは悪役キャラのようだネ。タイコさんという美人の奥さんに、可愛いイクラちゃんみたいな子供がいるもんで、若干やっかみが入っているんじゃないかな?