【きみの友だち】もこもこ雲を見つけたい♪
残すところ1日!翌日が仕事ということで、もう純粋に楽しむことはできない憂鬱の最終日。。それ故に
今日が最後の、心から楽しめる休日だった訳だが・・・さてさて映画の出来はどうだったでしょー???
STORY:交通事故の後遺症が原因で自分の殻に閉じこもってきた恵美と、幼い頃から病弱だった由香。10歳の時から友情を育んできた2人は、中学に入っても強い絆で結ばれていた。そんな2人を取り巻く人々も、それぞれ不安や迷いを抱えながら生きており……。直木賞作家・重松清の同名作を、「やわらかい生活」の廣木隆一監督&「黄泉がえり」の斉藤ひろし脚本で映画化した青春ドラマ。主演は映画初出演の石橋杏奈と「誰も知らない」の北浦愛。
CAST:石橋杏奈、北浦愛、吉高由里子、福士誠治、森田直幸、柄本時生、華恵、中村麻美、大森南朋、柄本明、田口トモロヲ、宮崎美子
仄かに感じさせてくれる、ほのぼのした・・いや、もこもこした(w)アッタカイ気分になれる映画だった。
しかし、しかーしである!先に原作を読破して、感動にうち震えていた身としては、若干の不満も抱か
ざるを得ない、そういう作品に映った。。。
いう趣向は小説の通りだった。しかし、当然、全部の章を網羅するわけには行かず、エピソードは選択
されることとなる。そこでーー、だ。ワッチが期待した話が半分ぐらいしか入ってなかったのが、まず
最初のギャップ。特に男子のエピソード二つが、似たタイプの目立たない(主役になれない)キャラを
並べてしまっているのだ!なーんでなーーーん?て感じ。主人公の恵美チャンの優秀な弟、もしくは、そ
のライバルの転校生あたりにもスポットを当てるべきだろうに!!特に原作で一番気に入ってた章「ねじ
れの位置」について一切触れられなかった(他の章の話に混入だってできただろうに・・・)のが残念
でならない。女子エピソードでは、絶対細かく描いてくれると思っていた、陰湿なグループ同士の確執
の話が、綺麗にスルーされてた。。。(「西の魔女が死んだ」の時、消化不良に感じてた部分だったし、
本作にかなり期待してたのになぁ~~~~!チッ)
なっちゃう、ってのはあるんだろうな~。低学年時代の由香チャンがはっきり喋り過ぎる(もっとユッタリ
喋らさなきゃっ!)のが違和感アリアリだったり、教室の黒板の上の張り紙で「なぜベストを尽くさない
のか!」って書いてあるのが、『トリック』の阿倍寛のギャグにしか思えなかったりとか。。まぁ、は
っきり言って、重箱の隅なんだけどサー。
演じた、田口トモロヲさんと宮崎美子さんが秀逸の演技だったな~♪ブラボーブラボー。それと、やっぱし
ビジュアルの素晴らしさだナ。雲の写真は圧巻デシタ。思わず、ネットでもこもこ雲探しまくっちゃった♪
もこもこ雲以外にも、いい雲いっぱーい見つけたので、貼ってみよう。無断掲載だけどゴメンシテネ~。
主題歌 一青窈 つないで手
これは、映画を観た後で原作を読むという順番を、激しくオススメしたい作品っちゅうこってすワ~!!