【20世紀少年ー第二章 最後の希望ー】
★ストーリー:浦沢直樹の同名人気コミックを全3部作で映画化する第2部。“ともだち”が支配する西暦2015年、“血の大みそか”以降ケンヂは行方不明のままだった。ケンヂの姪カンナは高校生に成長し、オッチョ、ユキジ、ヨシツネ、マルオらは、それぞれの方法で“ともだち”の正体を追っていた。監督は「まぼろしの邪馬台国」の堤幸彦。豊川悦司、常盤貴子、香川照之ほか、多数の豪華キャストが出演。
★キャスト・スタッフ:豊川悦司、常盤貴子、平愛梨、香川照之、ユースケ・サンタマリア、藤木直人、石塚英彦、宇梶剛士、小日向文世、佐々木蔵之介、森山未來、古田新太、小池栄子、木南晴夏、ARATA、前田健、荒木宏文、六平直政、佐藤二朗、片瀬那奈、光石研、西村雅彦、西村和彦、手塚とおる、田鍋謙一郎、甲本雅裕、田中要次、はなわ、陳昭榮、石丸謙二郎、佐々木すみ江、梅津栄、研ナオコ、小松政夫、石橋蓮司、中村嘉葎雄、黒木瞳、唐沢寿明
いつまで読んでも混ざらん、交響楽みたいな漫画描きやがって~!! |
と。まぁ、毎回毎回盛り上げて次回を期待させる、という連載漫画独特の手法とも言えるわけで、そこが浦沢漫画の魅力なのだし、西原さんもちょっと言いすぎちゃうかなぁ~?って、漠然と思ってた。
で、パート1、パート2、と実写化された映画を観て、今回つくづく思った。
「確かに混ざらん交響楽やわ!!」と・・・
それっきゃない。ストーリー展開には、どういうわけだか全く入り込めない。元ネタを知っているから
なのかも知れぬ。でも、、、逆に、これ、原作を知らない人が観ても楽しめるんだろうか?とチョイト疑問。
小ネタ・・・この上(↑)のチラシ見て、「ははーん、ともだちは徳光和夫か~!」って思う人、きっと出てくると思いますッ!!!w
と言えば、名シーンてんこ盛りの作風で、次から次へと謎が追加される。非日常なストーリーが説得力を持てるのは、その矢継ぎ早の展開のさせ方にカラクリがあるのだ。でもいざ、それを実写にしようとすると、アップの映像ばかり撮る訳にもいかず、やむなく引きの風景も挿入される。すると、とたんにうそ臭さが強調されてしまうと思うのだ。どうひいき目に見ても、「ともだち」に支配された異常な世界のはずが、のほほ~んとした日常の空気が挿入されるせいで、作りモンのコスプレ大会にしかならんのである。
※ヒロイン(?)のカンナだけは、なぜ原作のキャラクターと、ああも雰囲気の異なる女優さんを起用したのだろう?他のキャラは、見事なまでに漫画を意識して、こだわりのキャスティングに徹しているというのに・・・。最低でも、和風美人にしないとイカンことないッスかい?あーんなエビちゃん風のカンナなんて、ワチシは認めへーーーーん!!!一方、思いっきり魅力的な女性キャラだったのが、この(→右写真参照)小泉響子サン♪いやはや、カンナ以上に光ってましたで。んー、っていうか、原作のカンナも、ワチシは、あまり魅力的だとは感じないんで・・・その意味では原作とリンクしてるのかも?