【20世紀少年ー第二章 最後の希望ー】

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eiga.com 作品情報 「20世紀少年<第二章>」
監督:堤幸彦 原作:浦沢直樹 脚本:長崎尚志渡辺雄介 脚本監修:浦沢直樹 撮影:唐沢悟 音楽:白井良明 美術:相馬直樹 製作国:2009年日本映画 上映時間:2時間20分 配給:東宝
★ストーリー:浦沢直樹の同名人気コミックを全3部作で映画化する第2部。“ともだち”が支配する西暦2015年、“血の大みそか”以降ケンヂは行方不明のままだった。ケンヂの姪カンナは高校生に成長し、オッチョ、ユキジ、ヨシツネ、マルオらは、それぞれの方法で“ともだち”の正体を追っていた。監督は「まぼろしの邪馬台国」の堤幸彦豊川悦司常盤貴子香川照之ほか、多数の豪華キャストが出演。
★キャスト・スタッフ:豊川悦司常盤貴子平愛梨香川照之ユースケ・サンタマリア藤木直人石塚英彦宇梶剛士小日向文世佐々木蔵之介森山未來古田新太小池栄子木南晴夏ARATA前田健荒木宏文六平直政佐藤二朗片瀬那奈光石研、西村雅彦、西村和彦手塚とおる、田鍋謙一郎、甲本雅裕田中要次はなわ、陳昭榮、石丸謙二郎佐々木すみ江梅津栄研ナオコ小松政夫石橋蓮司中村嘉葎雄黒木瞳唐沢寿明
公式サイト

・かつて西原理恵子は、浦沢直樹の漫画を評して、こう言った。
いつまで読んでも混ざらん、交響楽みたいな漫画描きやがって~!!
と。まぁ、毎回毎回盛り上げて次回を期待させる、という連載漫画独特の手法とも言えるわけで、そこが浦沢漫画の魅力なのだし、西原さんもちょっと言いすぎちゃうかなぁ~?って、漠然と思ってた。
で、パート1、パート2、と実写化された映画を観て、今回つくづく思った。
「確かに混ざらん交響楽やわ!!」と・・・

※この映画の楽しみ方は、「わぁ、原作漫画のあのシーンと全く一緒やわぁ~!この構図!!」とか、「わぁ、この役者さん、原作漫画のあのキャラクターにクリソツやーん!」などと感心して面白がる事。
それっきゃない。ストーリー展開には、どういうわけだか全く入り込めない。元ネタを知っているから
なのかも知れぬ。でも、、、逆に、これ、原作を知らない人が観ても楽しめるんだろうか?とチョイト疑問。

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小ネタ・・・この上(↑)のチラシ見て、「ははーん、ともだちは徳光和夫か~!」って思う人、きっと出てくると思いますッ!!!w

※連載漫画の文法を、映画にそのまま当て嵌めようとしてるところに無理を感じる。だいたい、浦沢漫画
と言えば、名シーンてんこ盛りの作風で、次から次へと謎が追加される。非日常なストーリーが説得力を持てるのは、その矢継ぎ早の展開のさせ方にカラクリがあるのだ。でもいざ、それを実写にしようとすると、アップの映像ばかり撮る訳にもいかず、やむなく引きの風景も挿入される。すると、とたんにうそ臭さが強調されてしまうと思うのだ。どうひいき目に見ても、「ともだち」に支配された異常な世界のはずが、のほほ~んとした日常の空気が挿入されるせいで、作りモンのコスプレ大会にしかならんのである。

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※今回もまた「ともだち」の正体は、はっきりさせず。オチは第3章まで持ち越しとなった。さてさて、原作通りの犯人で行くのか、それとも、映画オリジナルのストーリーに変えてくるのか・・・。そこの部分は楽しみである。(内容を改竄して、素晴らしく良い方向に転んだ「デス・ノート」の例もあるし~♪)

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※ヒロイン(?)のカンナだけは、なぜ原作のキャラクターと、ああも雰囲気の異なる女優さんを起用したのだろう?他のキャラは、見事なまでに漫画を意識して、こだわりのキャスティングに徹しているというのに・・・。最低でも、和風美人にしないとイカンことないッスかい?あーんなエビちゃん風のカンナなんて、ワチシは認めへーーーーん!!!一方、思いっきり魅力的な女性キャラだったのが、この(→右写真参照)小泉響子サン♪いやはや、カンナ以上に光ってましたで。んー、っていうか、原作のカンナも、ワチシは、あまり魅力的だとは感じないんで・・・その意味では原作とリンクしてるのかも?

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ガルマ、私の手向けだ。姉上と仲良く暮らすがいい (by シャア・アズナブル

第43話「脱出」より。崩壊していく宇宙要塞ア・バオア・クーを脱出しようとするキシリアの艦の目前に、バズーカを持ったシャアが現れ、キシリアに敬礼する。ザビ家への復讐を果たす最後の一撃を放つ直前、シャアはガルマのことを思うのだった。