【実写版ヤッターマン】「ボヤや~ん!」byケンコバ・トンズラー
☆ストーリー:1970 年代のタツノコプロ製作の同名人気アニメを、「クローズZERO」「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」の三池崇史監督が実写映画化。タイトルロールのヤッターマン1号に櫻井翔、2号に福田沙紀。ライバルのドロンジョに深田恭子。4つ揃うとなんでも願いが叶うというドクロストーンめぐる、ヤッターマンとドロンジョ率いるドロンボー一味との戦いを描く。
☆キャスト・スタッフ:櫻井翔、福田沙紀、深田恭子、生瀬勝久、ケンドーコバヤシ、岡本杏理、阿部サダヲ、滝口順平、山寺宏一、たかはし智秋
※ハードルをかなり低くして臨んだせいもある。。。いや、それにしたって、これは!予想外の面白さ
だったように思う!!実写版キャラクターの一人ひとりが・・・魅力的だ♪特にボヤッキーの生瀬勝久
さんの、ドロンジョ・フカキョンへの一途な愛♡ そしてケンコバ・トンズラーの、ボヤッキー(ボヤ
や~ん♪って呼び方最高!!)への友情の熱さ!さらにさらに、一番心配していたフカキョン・ドロン
ジョが、やや『下妻物語チック』ながら、独自のカッチョイイ(そして女らしさもフューチャーされた)
スタイルを編み出してくれてて、グーッド♪だったのであ~る!正直、声量の無さは致命的だった。
アニメの小原乃里子さんを目指すのは、はなから無理。そういう意味では、別路線のドロンジョに転換
したのは正解だったろう。「よいしょっ、よいしょっ♪」のシーンで、魂持ってかれた(*‘ω‘ *)。
けんだマジックとしびれステッキのアクションシーンは、スクリーンに映えてたゾッ♪
※メカ戦は、全体的に不満が残る。。。て言うか、もともとアニメ版の時から、それほど好きではない。
ヤッターマン1号、2号と三悪トリオのアクションシーンのある回を、ワクワクして観ているタイプだった。
まぁ、ヤッターワンが街中をリアルに走りまくる迫力のシーンだけ観られたら、まぁいっかー♪ぐらい
の期待のしかた。。。それがなんと根底から覆される。ひ、、酷い!真っ赤な塗装、オモチャ丸出しの
疾走&航海シーン。BGMでせっかく山本正之センセーの「ヤッターマンのうた2009」が流れてる
っていうのに~~、もったいねぇえ~~~~!!!日本じゃあ、公道で映画撮影しにくい状況であるし
仕方ないって部分はあるんだろうけど。ま、その陳腐さを逆に、ツッコミどころとしてネタ扱いしてる
んだろネ~~~。そこは見事な肩透かしダッタよー。
♪ウゥ~~~(不満)ワンワーンワーーン(泣き声)♪ |
※あと、もうひとつ印象に残ったのは・・・。「中年のオッサン目線のエロネタ多すぎ!」というもの。
子供はエロネタ好きだろうけど、ちょっと対象年齢が高い気がした。ギャグも、全体的にオヤジギャグ
の延長ぽいし。これは、生理的に受け付けない人もいるんじゃないか?諸刃の剣!ある意味、三池監督
の勇気ある挑戦ではあるのだろう。
※終盤、ボヤッキーが怒りに打ち震えるシーンがある。燃えたなぁ~。あの展開で、ボヤッキーが本気
を出してヤッターキングを追い詰めてゆく展開になってたら、とてつもなく盛り上がるラストになった
ろうに。ちょっと恋やら親子愛やら絡めすぎで、感動の押し売り状態となってしまって惜しかったwww
※生瀬さんがインタビューで答えている事が、一番納得できるなー。要するに、ヤッターマンやドロン
ボーは実在してて、それをアニメにしてたんだ~♪と思わせることが出来れば、映画としては成功!と
堂々と言えるのだろう。