【フィッシュストーリー】「アヒ鴨」は超えられず・・カナ?
監督:中村義洋 プロデューサー:宇田川寧、遠藤日登思 原作:伊坂幸太郎 脚本:林民夫 撮影:小松高志 美術:仲前智治 音楽:菊池幸夫 音楽プロデュース:斉藤和義 製作国:2009年日本映画 上映時間:1時間52分 配給:ショウゲート
☆ストーリー:1975年、早すぎたパンクバンド「逆鱗」は世間に理解されぬまま、最後に「FISH STORY」という曲を残して解散した。1982年、2009年と時は流れて2012年、彗星激突の危機に見舞われた地球を救った陰には、「FISH STORY」の存在があった……。伊坂幸太郎の同名小説を、「アヒルと鴨のコインロッカー」に続き中村義洋監督が映画化。「逆鱗」ベーシスト役で伊藤淳史が映画初主演のほか、高良健吾、多部未華子、森山未來、濱田岳、大森南朋らが出演。
☆キャスト:伊藤淳史、高良健吾、多部未華子、濱田岳、森山未來、大森南朋、渋川清彦、大川内利充、眞島秀和、江口のりこ、山中崇、波岡一喜、高橋真唯、石丸謙二郎、中村有志、芦川誠、野仲イサオ、恩田括、大谷英子、田村圭生、草村礼子、上田耕一
●予告編
ABCラジオの老舗映画番組「アシッド映画館」で、館主の平野秀朗センセーが絶賛していたので、ハードルをかなり高くして観に行ってしまったよ~。失敗だぁ~~。この映画は、中村義洋ー伊坂孝太郎コンビの前作『アヒルと鴨のコインロッカー』のような、登場人物に感情移入できるお話ではないのだ。純粋に、ストーリーの妙を楽しむ映画。原作は短編だしな~。ちょっと、映画版ってことで派手な設定に変更し過ぎたんちゃうの?とも思う・・。個人的には、パンクロックの曲演奏のシーンで、ギターよりベースの方が音がデカい「人間椅子」チックな要素もあるもんで、俄然メンバーに思い入れしてしまったんダワ~。そうすると、ちょいと痒いところに手が届かない展開が待っていたかなぁ~~って感じ。ウム、何の予備知識もなく観ていたら、もっと評価は高くなったろうに。惜しい。キャッチコピーも、もっと地味でさりげなーいものにした方が良かったんでないかい???“一曲のパンクロックを通じて、全てが繋がった時、奇跡は起こる”って、「なんだかなぁ~~~」だ。
週刊シネママガジン 伊藤淳史『フィッシュストーリー』ライブを成功させる
※チビノリダーこと、伊藤淳司クンは、あんましロッカーって風には見えんかったけど・・・。この人は、見た目よりも魂で演技するタイプの役者さんだしな~~~。今回、弟さんの訃報などもあって、きっと辛い時期だったろうに、このプロモーションでの頑張りは賞賛に値する!!森山未來クンではなく、淳司クンが「正義の味方」役でも良かったのにナァ~(それこそチビノリダーだし・・・)。
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※原作は短編集かぁ~~~。他の作品も興味津々だなー。普段、ミクシィ・コミュ「ウミガメのスープ」に出題するネタを探している身としては、コレは押さえどころかもナっと~♪