【アウェイ・フロム・ハー】る~ぷクンオススメ♪
☆ストーリー: 「スウィート・ヒアアフター」「あなたになら言える秘密のこと」のサラ・ポーリーが、アリス・マンローの短編小説「クマが山を越えてやってきた」を自ら脚色し、長編監督に初挑戦した人間ドラマ。44年間連れ添った仲睦まじい老夫婦が、妻のアルツハイマー病発症をきっかけに変化していく様を描く。妻のフィオナにオスカー女優のジュリー・クリスティ。夫グラントにカナダの名優ゴードン・ピンセント。製作総指揮はアトム・エゴヤン。
☆キャスト:ジュリー・クリスティ、ゴードン・ピンセント、オリンピア・デュカキス、クリステン・トムソン、マイケル・マーフィ、ウェンディ・クルーソン
※老年の恋模様、積み重ねてきた年輪の重さ、男女の感覚の違い、などなど、かなり啓蒙を受ける作品でありんした。ハイ。個人的には、最後に主人公のとった行動は、理解し難いモノではありましたが・・・。何となく、物事の白黒はっきりつけたがる外国人と、曖昧なまま仲良くやり過ごしていける日本人の、夫婦の形の違い?というようなものも再認識させられたような・・・。結局、アルツハイマーが“病気”である、と認識できないと、身内の人には辛いだろうなぁ~、と。アルコール依存症で苦しんでおられる家族に対して、西原さんが説法するようなフレーズが浮かんできやしたワ。
→ 『悲劇の中でこそ、普段は見えない人間のエゴや許容度が顕わになっていくというサラ・ポーリーの視線がシビアで、人間ドラマとして説得力がある。冬のカナダの凍てついた空気を感じさせる透明感のある映像、そして静かな演技。知的で思慮深い演出は、サラの並々ならぬ才能を伺わせるに十分だ。』
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