【レスラー】虚実ないまぜの魅力♪

ようやっと観て来ました。ミッキー・ローク主演の“不器用ですから系”映画(そんなジャンルねえよっ!)♬


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eiga.com 作品情報 『レスラー』

原題:The Wrestler 監督:ダーレン・アロノフスキー 製作:スコット・フランクリン 製作総指揮:バンサン・マラバル、アニエス・メントル、ジェニファー・ロス 脚本:ロバート・シーゲル 美術:ティム・グライムス 撮影:マリス・アルベルチ 音楽:クリント・マンセル 製作国:2008年アメリカ・フランス合作映画 上映時間:1時間49分 配給:日活

☆解説:人気レスラーだったランディも、今ではスーパーでアルバイトをしながらかろうじてプロレスを続けている。そんなある日、長年に渡るステロイド使用がたたりランディは心臓発作を起こしてしまう。妻と離婚し娘とも疎遠なランディは、「命が惜しければリングには立つな」と医者に忠告されるが……。主演ミッキー・ロークの熱演で、第62回ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。ローク自身も第81回アカデミー主演男優賞にノミネートされた。監督は「レクイエム・フォー・ドリーム」のダーレン・アロノフスキー

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☆キャスト:ミッキー・ロークマリサ・トメイエバン・レイチェル・ウッド、マーク・マーゴリス、トッド・バリー、ワス・スティーブンス、ジェダ・フリードランダー、アーネスト・ミラー、ディラン・サマーズ

オフィシャルサイト


●トレーラー



ミッキー・ロークのインタビューより

「91年から94年までボクシングをやって、94年に映画界に復帰しようとした時、どこにも仕事はなかった。オレは破産して家を失った。女房も逃げていった。俳優としての信用も失った。ちやほやしていた取り巻き連中も消えていった。オレは魂を失った。オレはひとりぼっちになった……。今はなんとか慣れたが、最初は大変だった。夕飯を買いにスーパーに行って買い物カートを押した。誰にも見られたくないから、ゲイタウンにある24時間営業の店に真夜中に行ったんだ。オレは金がなかった。日々の稼ぎは週三回のカウンセリングの金に消えていった。」


ブルース・スプリングスティーン 「ザ・レスラー」



※プロレスの中にしか、自分の居場所を見出せない、孤独な男の物語。ミッキー・ロークの演技がリアルで

まさにネコパンチのように、ジワリジワリと心を揺さぶられちまいマスタ。

ボロボロになりながらも、ファンの声援を聞くと、どうしても無理をしてしまうプロ根性の持ち主ランディは、

時期的にやはり、ノアの三沢選手や、マイケル・ジャクソンとも被るものがあって複雑な気分だった。あと、プロ

レスラーでイメージが被ったのはテリー・ファンクかなぁー?落ち目になって、場末のせせこましいリングに上が

って、空中戦やらハードコア路線にまで手を染めなくちゃならなくなる辺り、晩年のテリーと似通っているんじゃ

あないかと・・・。あと、かたぎの仕事にシフトし切れないくだりは、パンクラス船木とか、新日本の小原道由

か・・・(プロレス者でない人にはチンプンカンプンですね、スンマセーーン;il:i(-ω-`;)ll)


☆「プロレスは人生そのもの」が持論の村松友視さんインタビュー記事

産経ニュース 映画「レスラー」を村松友視さんが語る 「プロとは何か」を訴え

→引用 『「私、プロレスの味方です」は29年前に発表されベストセラーに。当時、村松さんは出版社編集者だった。「職業」としてプロレスをとらえ、プロレスを八百長と見下す風潮に対し、「ジャンルに貴賤(きせん)なし、あらゆるジャンルに超一流あり」と訴えた。/この主張は、市川猿之助さんから「歌舞伎はプロレスに似ている」、山下洋輔さんには「ジャズマンはまるでプロレスラー」、小林薫さんも「プロレス論は演技論」と賛同したという。/映画でのレスラーの控室の描写は生々しい。試合前、ランディが対戦相手の悪役と凶器の使い方について入念に打ち合わせするシーンも描かれる。そして試合後、互いの傷を手当てしあいながら、「また明日な」と握手して別れる。/「日本だと“裏を暴く”と表現できそうな場面ですが、控室でのレスラーの準備風景は、まるで職人の仕事現場のよう。大工が道具を磨く姿とも重なる。政治も何もかも幼稚化した日本で“プロとは何か”を訴える。プロレスを知らない人にも見てほしい」と村松さんは語った。全国で公開中。』

※そう言えば、業界の内幕を描いて話題となった『ビヨンド・ザ・マット』ってのもあったっけー。あれまだ

観れてないワァ~。DVDで出てるのかしらん???

作品前半ではプロレスの裏の仕組みが明かされる。しかしこの映画の造りは、そこで「八百長かよ!」などとは

決して感じず、「ひえー!レスラーって凄げぇ~!!」と思わせてくれる迫力に満ちている。プロレスの、虚実

ないまぜになった魅力が見事に凝縮されている秀作なのだ。俳優ミッキー・ロークの人生と、主人公ランディの

生き様がオーバーラップし、まさにこの映画そのものがプロレスであるかのような趣と言える。けっこう王道の

「負け犬映画」を踏襲してる?と見せかけて、やはり奇をてらった作風が真骨頂のダーレン・アロノフスキー

督!!意外と複雑なギミック(構造)を仕掛けていたワケであーる。(; ・`ω・´)サ、サスガ!


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※ミッキーもさすがなのだが、ヒロインのマリサ・トメイさんも、さらに輪をかけてすんばらしかったー♪

プロフェッショナルのストリップダンサーの顔と、プライベートのいいお母さんの顔を、見事に演じ分けてい

てこれまたリアルなことこの上ない!!実際に、ああいうステージに出てる人って、普段はああやったりする

んちゃうかなぁ~???などと、いちいち想像力が駆り立てられて萌えたワイナ~~。(。◕‿‿◕。)モエモエ♡


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