【沈まぬ太陽】原作読破することを思えば・・・短い短い!
★解説:累計700万部を超える山崎豊子のベストセラー小説を渡辺謙主演で映画化。監督は「ホワイトアウト」の若松節朗。巨大企業・国民航空の労働組合委員長を務める恩地は、職場環境の改善を目指し会社側と戦うが、懲罰人事で海外赴任を命じられてしまう。パキスタン、イラン、ケニアと次々と転勤を強いられた恩地は、10年後に本社復帰を果たすが、帰国後間もなく自社のジャンボ機が御巣鷹山に墜落するという事件に直面する。
★キャスト:渡辺謙、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、香川照之、木村多江、清水美沙、鶴田真由、柏原崇、戸田恵梨香、大杉漣、西村雅彦、柴俊夫、風間トオル、菅田俊、神山繁、草笛光子、宇津井健、小林稔侍、加藤剛
※間にインターミッションが入る長尺の映画って、、、インド映画『ボンベイ』以来やわぁ~~。
まぁ、一回でやってしまわないと、たとえば3部作なんかにしちゃうと、1作目と2作目の間に、抗議活動やら妨害工作やらが起きて、最悪の場合、シリーズ途中で頓挫、などという事態にもなりかねない、という判断もあったんじゃないか。
フィクションとは言え、123便だの御巣鷹山だのという固有名詞を使っている時点で、一般の(特に年配の)観客
からすれば、ほぼ事実と認識してしまって当然だと思われ・・・。やはり日航関係者が渋い顔をする気持ちもわか
らではないのである・・。
冗長で退屈に感じてもおかしくないところを、飽きさせずに3時間20分見せきったというのは、ひとえ
に実力派の役者さんのおかげと言えるんじゃないでしょうか・・・。
特に、香川照之さんは、こないだ『カイジ』で今回とは真逆の権力者を演じていたこともあって、興味深
くその熱演を堪能した。また今回も破滅の道を歩んでましたがwww(何の役やっても、最後はアンハッピー
エンドってのが多いような気が・・・)