【Dr.パルナサスの鏡】ヒース・レジャーの遺作！
故ヒース・レジャーの遺志を継いで、親友たちが代役を務め、ようやく完成させたというテリー・ギリアム
渾身の一作！さっそく初日に観に行って参りﾏﾝﾀ！！
原題：The Imaginarium of Doctor Parnassus 監督：テリー・ギリアム 製作：エイミー・ギリアム、サミュエル・ハディダ、ウィリアム・ビンス 製作総指揮：ディブ・バロウ、ビクター・ハディダ 脚本：テリー・ギリアム、チャールズ・マッケオン 撮影：ニコラ・ペコリーニ 美術：アナスタシア・マサロ 音楽：マイケル・ダナ、ジェフ・ダナ 編集：ミック・オーズリー 製作国：2009年イギリス・カナダ合作映画 上映時間：2時間4分 配給：ショウゲート
☆解説：「未来世紀ブラジル」のテリー・ギリアム監督によるファンタジードラマ。人々の隠れた欲望を形にする魔法の鏡「イマジナリウム」を出し物に一座を率いて旅するパルナサス博士は、かつて一人娘を16歳の誕生日に悪魔に差し出すことを条件に永遠の命を手に入れていた。娘の16歳の誕生日が3日後に迫る中、博士は新たに一座に加わった青年トニーとともに最後の賭けに出る。出演はパルナサス博士にクリストファー・プラマー、トニーに本作撮影途中で急死したヒース・レジャー。
☆キャスト：ヒース・レジャー、クリストファー・プラマー、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル、リリー・コール、アンドリュー・ガーフィールド、バーン・トロイヤー、トム・ウェイツ
●トラブル続きのテリー・ギリアム スッキリ（多分すぐ消されるﾃﾞｼｮｳ･･･）
※『アバター』の超リアル路線なＣＧ最新技術とは、また一線を画する、ギリアム監督独特の手作り感溢れる
ＣＧ映像が心地よい。場面によっては、なーんか安モンのゲーム映像っぽいシーンも（悪魔が変身した大蛇ﾄｶ）
混じるんだが、ソレも愛嬌ｗ むしろ、ギリアム監督でしか醸し出すことのできない、摩訶不思議ワールドに
浸れて、ファンには嬉しいことこの上ない出来栄えと言えよう。ただ、一般受けはし辛そうだ。ストーリーが
結構クセのある仕上がりにはなってしまってるからﾈ～。
↑大道芸の旅一座、っていう設定が、まず、だ～い好物♪胡散臭い口上が聞こえてきただけでﾜｸﾃｶだった。
でも・・・あの出し物なら、ホント、演出さえしっかりした人に頼めば、すぐ人気の出るクオリティやの
に勿体ないなぁ～～～、と変に肩入れしてしまったﾜ～。
ヒース・レジャーの扮するトニーは、鏡の中では姿かたちが変わる、という設定変更によって生まれた
変則的なキャスティングは、結果的に素晴らしい効果を生みだしていた。むしろ、ヒースが生きていても
この四人五脚は採用すべきだったんじゃないか、って思うくらい。ジョニー＆ジュード＆コリンも、それ
ぞれの特性に合わせた適材適所の起用がされていて、１００点満点ﾃﾞｼｮｳ、災い転じて何とやら♪
（ジョニーは、また年増のオバサンに好かれてとまどう役柄。苦笑いジョニーがオモローやったわーｗ）
↓このジョニーの台詞は、天国のヒースに向けて放たれたように思えて、ジワ～～～ッとしたﾜｲﾅ～。
| 全ては変えられる！ 死でさえも・・・ |
↓ヒロインのリリー・コールちゃんがまた、まん丸お顔でｷｬﾜﾕｽ♪ちょっとｸﾘｽﾃｨｰﾅ･ﾘｯﾁ入ってるような。。。
ﾑｰﾋﾞｰ･ｺﾚｸｼｮﾝ リリー・コール インタビュー（動画もあり）
→ 『Ｑ：「未来世紀ブラジル」「ブラザーズ・グリム」などテリー・ギリアム監督の作品は日本でも大変人気がありますが、どんな方なのでしょうか？／Ａ：監督としても人間としても、とても魅力的な方です。とても頭が良く創造的で、いろんなビジョンをもっています。とにかくアイデアが豊富で、アイデアで爆発しそうなんです（笑）。／Ｑ：監督の魅力について、もっと教えてください。／Ａ：素晴らしいことに、彼は妥協をしない。なので、一緒に仕事をしていてとても楽しいですね。とにかくノンストップで、エネルギッシュにお仕事されていますが、あれほどの方が、人の意見をちゃんと聞くことに感銘を受けました。それから、困難なときでもユーモアのセンスを忘れないんです。／Ｑ：撮影中に主演のヒース・レジャーが亡くなったわけですが、彼からはどんなことを学びましたか？／Ａ：素晴らしい人との出会いは、いろいろな面で影響を及ぼすもので、彼の価値観や人との接し方が特に印象に残っていて、見習いたいと思っています。それから、彼の創造力。役に対し、恐れを知らずにアプローチし、突き詰めて演じていく姿勢も見習っていきたいですね。』
