【かもめ歌&浪花の恋&紙風船&あじさいの恋】
でも、観るたびに新しい発見、感動があるワイナ~~~~~。
男はつらいよ 寅次郎かもめ歌
☆ストーリー:北海道・江差で仲間の墓参りをした寅さんはその娘・すみれと出会い、東京での勉学の世話をすることになった。定時制高校に通うすみれのいきいきとした姿を見た寅は自分も入学願書を出したが……。元キャンディーズのランちゃんこと伊藤蘭がマドンナ役で登場。
※寅さんが、娘を護るような思いでマドンナに接するのは、第7作『奮闘篇』の花子以来か。本作のすみれ
には、さすがに恋心は抱いていないように思われ・・・。最後も、結婚前の娘が外泊したことに腹を立てた
こと切っ掛けの旅立ちという流れになっている。ふられて旅に出る、という基本パターンからは外れている
ように思うのだがどうだろうか。
扉をあけます/頭のしんまでくさくなります/ まともに見ることが出来ません
神経までしびれる悲しいよごしかたです/ 澄んだ夜明けの空気もくさくします
掃除がいっぺんにいやになります/ むかつくようなババ糞がかけてあります。
どうして落ち着いてしてくれないのでしょうか/尻の穴でも曲がっているのでしょう
それともよっぽど慌てたのでしょう
ボトンボトン便坪に落ちます/乾いた糞はなかなか取れません/タワシに砂をつけます
手をつき入れて磨きます/汚水が顔にかかります/唇にもつきます
そんなことにかまっていられません/ゴシゴシ美しくするのが目的です
金隠しのうらまで丁寧に拭きます/もう一度水をかけます/クレゾール液を撒きます
白い乳液から新鮮な一瞬が流れます
僕は男です/美しい妻に会えるかもしれません
※最後の、この願書のシーンがイイのだ。『紙風船』のときに、面接試験の結果を最後に知らされる
あのシーンともダブってしまう。切ない。。。
この回が好きな人は、たぶん山田洋次監督の後の作品、『学校』シリーズも好きなんだろうナ♬
男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎
☆ストーリー:瀬戸内の小島で大阪の芸者・ふみと出会った寅さん。生き別れの弟に会うのをためらうふみをけしかけて会いに行く二人。しかし弟はもはやこの世にはいなかった。柴又へ帰った寅のもとへ、ふみが訪ねて来たから大変。寅はその気になるが……。
※脇を固める大阪芸人が醸し出す、めっちゃ濃い~~~~ぃ味わいが魅力の本作。しかし、ストーリー的に、
今ひとつ物足りなさを感じることも事実だ。弟探しのエピソードだけで引っ張るのはちと淋しかった・・。
※堅気の娘さんにしか見えない、芸者のおふみさん♬ 目元が涼やかだぁネェー(_,' ▽ )
※大阪のとある宿屋。入り口に、ただずっといてるだけの松鶴師匠w ええ味出してまっせーーー!www
※隠れて寅さんをビックリさせるふみさん↑でもこのあと、寅はもっとビックリしちゃう。
☆ストーリー:九州路の日田で知り合った若い娘・愛子に商売のサクラをつとめてもらった寅さん。病気で寝ている昔の仲間から自分が死んだら女房をもらってくれと言われてあたふた。帰京した寅のところへ彼女たちが現れて……。
※音無美紀子さんは、『熱中時代』で水谷豊扮する熱血教師の同僚役で出ていた頃からのファンであり。
そういう個人的嗜好もあいまって、本作はかなりマイ・ベスト・オブ寅さんランキングの上位に位置しそ
うなお話なのでありんす。賑やかしマドンナwの岸本加世子チャンも愛らしいしネー♬
※冒頭の象徴的な紙風船シーン。
☆ストーリー:京都である老人を助けた寅さん。実はこの老人、陶芸家の大先生だった。老人の家のお手伝い・かがりと仲よくなった寅さんは、彼女の失恋に同情するうちにいつしか心惹かれ、鎌倉のあじさい寺でデートしたまではよかったのだが……。
※いしだあゆみさんは、はかない雰囲気を持つマドンナ部門のナンバーワンでしょう。恋人に振られて、その勢いで
寅さんを好きになっちゃう、みたいにも見えるところが、個人的にはちょっと違和感あるんだけど。
※おおーー、せつねえー。
※吉岡クンと共演すると、『北の国から』の純とお母さんにしか見えないのは困ったもんだ。。。
※雨に佇むさくらさん❤ いやぁー、さくら(さん)はあじさいの次に雨に似合うんだナァ~。