【霧の旗】これは珍しい!山田洋次ミステリー

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eiga.com 作品情報 『霧の旗』(1965)

製作: 脇田茂 監督: 山田洋次 原作: 松本清張 脚本: 橋本忍 撮影: 高羽哲夫 美術: 梅田千代夫 音楽: 佐藤勝 製作国: 1965年日本映画 上映時間: 111分 配給: 松竹大船

☆ストーリー:柳田桐子は殺人事件の容疑者として逮捕された兄の無実を信じ、高名な弁護士・大塚に弁護を依頼するが、貧しさゆえに相手にされない。そして兄は死刑になってしまう。その時から桐子の、理不尽ともいえる復讐心に火がついた。1977年に山口百恵主演によるリメイクが作られている。

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☆キャスト:倍賞千恵子滝沢修露口茂新珠三千代川津祐介、近藤洋介

 

※ミステリー部分は大した事ないが、ヒロイン桐子を演じる倍賞千恵子さんの鬼気迫る演技に圧倒された。

これぞ、元祖ツンデレ!そして、やはり倍賞さんには、兄妹愛というテーマが一番似合うってことを痛感サセラレタヤ。


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※やはり観る時代によって、受け取り方も変わるんだろうなぁ~~~。ワチシの感想は、このブログの人

と同じだった・・。


教育のチカラ 霧の旗

『アポなしで押しかければ何とかなる。同郷だから何とかしてくれる。そんなに甘いものじゃないとその弁護士は自らの人生からそう思い、当たり前に律しているだけだった。「私の兄は冤罪です。辣腕弁護士のあなたなら救えるはず」と自分の都合だけで、相手の事情も考えず迫っておきながら、公判中に獄中で兄が亡くなったことすら弁護士に責任を押し付けるがごとくの嫌がらせ。完全に逆恨みだ。』

※でも、逆恨みだからこそコワイ!とも言える。理不尽な逆恨みほど恐怖に感じるものはないのだー。


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プロフェッサー・オカピーの部屋[別館 映画評「霧の旗」(1965年版)]

山口百恵主演でも映画化された松本清張の同名ミステリーの最初の映画化で、脚本は橋本忍。監督は橋本と共同で「ゼロの焦点」や「砂の器」を脚色した経験のある山田洋次。この作品以降は喜劇と一般ドラマばかりを作ることになる山田監督だが、カット割りが絶妙で繋ぎの呼吸が良いので、精妙な編集テクニックが必要な正統派サスペンスに向いていると僕は思っている。』


※そうなのだ。1965年作品、小生の生まれた年の公開であるから、覚えているはずのないこのタイトル、

でも映画のタイトルとして聞き覚えがあったのは、コレ!↓三浦友和山口百恵コンビによるリメイク作が

1977年に創られていたからである♬ 記憶に残っていたのはコッチだったというわけか。


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百恵ちゃんヴァージョンも観てみたくなってきたゾ!何と、お兄ちゃん役は関口宏さんだっ!www


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