【少年と自転車】シリル少年の必殺技は噛み付き!
■キャスト・スタッフ:(キャスト)セシル・ドゥ・フランス、トマ・ドレ、ジェレミー・レニエ (スタッフ)監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ&リュック・ダルデンヌ 脚本:ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ
■作品データ 原題:Le Gamin au velo 製作国:2011年ベルギー・フランス・イタリア合作映画 配給:ビターズ・エンド 上映時間:87分
eiga.com ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督インタビュー
→ 『独身女性という設定でありながら、孤独なシリルに包み込むような無償の愛をそそぐサマンサを演じるのは、「スパニッシュ・アパートメント」「ヒア アフター」などで国際的に活躍するセシル・ドゥ・フランス。「サマンサの役には、スクリーンに入ったとたんに彼女と一緒に光やあたたかさが入ってくるような女優でなければいけないと思いました。その光がこの映画全体を照らして、全体を通じて続いていかなければなりません。セシルならばそれができると思いました。彼女を選んだ理由はそこにあります」(ジャン=ピエール)/「この映画に出演する前、トマは脳神経外科医を目指していました。しかしこの映画に出演した後、何になりたいかと問われると神経外科医か俳優と答えるようになりました。もし、彼が俳優になるのであれば、いい俳優になってさまざまな役を演じてほしいと思います。そして、今の彼と同じような謙虚さをずっと持ち続けてほしいと思っています」(リュック)』
※少年の瑞々しい感性と、女性の温かい視線を、見事に紡ぎ出していて心がホッコリする小品♪
だいぶ設定は違うが、かつて観た『友だちのうちはどこ?』(アッバス・キアロスタミ監督)に
通じる空気感があったナァ~
※自転車がキーオブジェクションになるのだが、ちょっと簡単に放置し過ぎ、盗られ過ぎ~~~、
というのが気になった。鍵をかける習慣とやらはないのだろうかー?だとすると、この舞台となっ
た国に、「自転車の鍵」を売りに行けば、けっこう儲かったりするんじゃなかろうかと。。。
※父親に見放された子供の悲しみ、という部分では、『ヒミズ』の10倍くらい切実に描かれて
いたんかないだろうかぁーーー。少年の演技がいちいちツボにハマッてしまった。こう、魂を
キューーーッって引きちぎられるような感覚・・・
→『ベルギーが生んだジャン=ピエール(60)とリュック(58)のダルデンヌ兄弟による「少年と自転車」は、昨年のカンヌ国際映画祭審査員特別大賞作。誕生のきっかけは、来日時のシンポジウムで聞いた育児放棄された子供の話だ。カンヌ史上初の5作連続主要賞獲得にも「過去の名声に頼って生きたくない」(ジャン=ピエール)と前だけを見据えている』
※欲を言えば、主人公シリルの里親を引き受けた、美容師サマンサのバックボーンなどがあるのかと思ったら
特に何も語られず、ちょっと肩透かしだった。なぜ見ず知らずの少年を引き取る気になったのか、わが子に
まつわる哀しいエピソードなどをつけたがる脚本家が多いと思うのだが、あえて語らなかったのだろうかー
→『舞台並みにリハーサルを重ねて撮影に臨んだという、愛されたい少年シリルと寄り添う女性サマンサを無名の少年と著名な女優が演じ、並列に見えるところが素晴らしい。愛が足りていない者を主人公にした作品が多いダルデンヌ監督。過去作よりも希望的な展開を見せるが、子どもを丸ごと受けとめる難しさもきちんと描かれている。ジェレミー・レニエさんや、いつものおじさん(オリビエ・グルメさん)も元気』
→『シリルとサマンサが、紆余曲折を経ながら、本当の親子のような絆を築き上げていく本作。ダルデンヌ監督たちは、ドキュメンタリー畑出身だけあって、その心の機微がリアルに紡がれている。ジャン=ピエール・ダルデンヌ監督は、リアリティーについての見解をこう語った。「どんな映画の主人公にも、私たちのカメラが入る前の人生があり、カメラが去った後にも人生が続いていくと思っています。たとえフィクションであっても、常にそのことを忘れないように心がけています。登場人物がいかにも作り物だという印象を持たせないようにしたい。だから、私たちの映画の登場人物は、どこにでもいるような等身大のキャラクターなのです。映画は、俳優たちが自分たちの演技力をデモンストレーションする場であってはならないから」』
※ラストが、実にあっさりとブッタ切るようなまとめ方をしていたのだが、なるほどそういう理由か。
「カメラが去った後にも人生が続いていく」いい文句だな~。確かに、大げさなハッピーエンドで
出演者全員がニコニコ終わっていくようなストーリーだと、「でもこのあと、揉めるんちゃうん~?」
とか、「いつまでもそんなウマイこと事が運ぶ訳はないよなぁ~」などとネガティブな読後感にも繋
がり易い側面はあると思うし~
ダルデンヌ兄弟最新作『少年と自転車』のお得なオリジナル・コースター割引が実施決定。渋谷Bunkamuraル・シネマ近郊にある、特定の店舗で配布されるオリジナル・コースターを劇場で提示すると、一般料金(¥1,800)から¥200引きで鑑賞することができる。コースターが配布されるのは、本作の生まれた国・ベルギーを感じることのできる全14店舗。それぞれの店舗で、その店舗でしか飲めないベルギービールや、おいしいベルギー料理、ベルギー直輸入のスイーツなどが堪能でき、さらに映画も割引で観られるお得なキャンペーン。ぜひコースターをゲットして、劇場へ出かけよう!
※このコースター、欲しいなあーー。
の語呂合せを組み合わせた物
執行として獄中で毒を飲んで亡くなりました。アテナイ(現在のアテネ)で活動し、対話的問答を通じて
相手にその無知(無知の知)を自覚させようとましたが、アテナイ市民には受け入れられず、告発され死
刑判決が下されました。弟子たちは脱獄を勧めましたが、「悪法も法」だと言って毒杯を煽ったのでした
使われる
・1963年・・・サントリーがビール市場に参入。日本初のビン詰めの生ビールを発売
・1978年・・・日大遠征隊が日本人初の北極点到達に成功