【鍵泥棒のメソッド】内田けんじ監督のメソッドに脱帽
■スタッフ:/監督 内田けんじ /エグゼクティブプロデューサー 藤本款 和田倉和利 /プロデューサー 深瀬和美 赤城聡 大西洋志 /脚本 内田けんじ /撮影 佐光朗 /照明 加瀬弘行 /録音 藤本賢一 /美術 金勝浩一 /編集 普嶋信一 /音楽 田中ユウスケ /主題歌 吉井和哉
■作品データ:製作年 2012年 /製作国 日本 /配給 クロックワークス /上映時間 128分 /映倫区分 G
週刊文春ウェブ 映画の醍醐味がすべて織り込まれた、大人のためのエンターテインメント・ムービー
→おすぎ氏が酷評:「香川君はがんばっていたが、役者達が演技の計算を間違えているとしか思えない。観ていて楽しめなかった。評価:2/5」
※『運命じゃない人』『アフタースクール』のパターンだ(死んだはずのアヤツが生きていて、裏から糸を操っているに違いない!!とwww)と、徹底的に裏読みしながら観ていたが、、、結局、飛び道具なしのまっとうな時系列順の観易いお話だったので逆にビックリ!つまり、結局また内田監督にいっぱい食わされた形となったー
テロップに「桜井武史・・・のちの堺雅人である」などと流しても面白かったろうー
※とにかく、無駄のない脚本、キレのある台詞の応酬、伏線のさり気なさ(おっしゃれ~)、そして登場人物
ひとりひとりのキュートさ!(広末だけではないジヨ。堺も、香川も、負けず劣らずカワイサ爆裂!なのであるっ)
ほんと魅力的な作品に仕上がってる♪みんなにオススメしたい~
→ 『出演者が最近の胸キュン体験をボードに書いて発表(中略)トリを務めた堺は、なぜか「……」で「生まれてから1回もキュンとしたことがないかもしれない」。期待していたファンからは「え~っ」とブーイングが巻き起こり、「寒い雰囲気にしてすいません。ずっと考えていたけれど、なかったんです。次にキュンとするときは心臓麻ひかもしれないので、ゆっくりと老成していきます」とネガティブ発言で笑いをとっていた』
祝!!上海映画祭において“脚本賞”を受賞~!!
シネマカフェ・ネット 日本映画史上初! 内田けんじ監督『鍵泥棒のメソッド』、上海映画祭で脚本賞受賞
→『今回の快挙を受け、脚本・監督を務めた内田監督は「映画の脚本は、映画が完成したときに完成するものだと思っています。この映画に参加してくれたスタッフ、キャスト全ての人に感謝しています。ありがとうございました」と感謝。緻密な計画のもと、二転三転していくストーリーが観る者を常に騙し、虜にしていく監督の作品だが、既にその脚本力はアジアで高く評価されており、前作『アフタースクール』のリメイク権に中国の映画会社2社からオファーがあり、そのうちの1社が権利を獲得、製作開発中であるほか、デビュー作『運命じゃない人』は韓国でリメイクされ『COUPLES』と言うタイトルで昨年公開されている。今回の受賞により、本作にもさらなる注目が集まることが大いに予想される』
※やはり圧巻は、記憶喪失中の香川照之の神がかり的な演技だろう~。同一人物の二面性。そう易々と
演じきれるものではない!カメレオン俳優・香川の面目躍如♪と言えるのではないか!
一生懸命やることの素敵さ、再確認。それにしても、殺し屋ヴァージョンの時の香川の表情はまさに劇画調!
近い将来、『ゴルゴ13』の実写版が製作されて、香川が主役に抜擢されている~という情景が目に浮かぶワ
※脚本のモチーフは、広末視点の「結婚願望エピソード」だったんだネー。意外や意外~
※桜井武史の部屋の変化も楽しかったな。ゴミ箱部屋のごとき冒頭から、徐々に片付けられて、サッパリと
した快適な部屋に変貌していくさま、いとおかし^♪
→ 『香川照之の演技に脱帽・・・主演3人が持ち味を発揮しているが、特に香川照之の俳優としての幅の広さと奥行きの深さに脱帽。このところ香川の活躍は目覚しく、公開中「るろうに剣心」で世界の支配を企む悪の親玉、「ひみつのアッコちゃん」で鏡の精、「夢売るふたり」では兄と弟の2役。2010年にはNHK大河ドラマ「龍馬伝」で岩崎弥太郎、同「坂のビュー。同年、村山市出身の村川透監督がメガホンを執り松田優作の遺作となった日本テレビ「華麗なる追跡」に出演、優作から「お前はオレになれる」と言われたエピソードは有名だ /歌舞伎より映画で・・・実際に香川がブレイクしたのは中国映画「鬼が来た!」(2000年)での演技が注目されて以降。昨年9月に9代目市川中車を襲名、今年6月には歌舞伎俳優デビューを果たしたが、やはり軸足は映画に置いて欲しいと思わせられた「鍵泥棒のメソッド」でした』
ヤクザには到底見えない(むしろ対極)キャラをあえて起用するそのセンスだ。確かに、抑揚のないのっぺ
りした演技は、裏を返せば怖いと言えなくも無い・・・しかし、コミカルな印象がどうしても拭えず、スト
ーリーに緊迫感を欠いているとも考えられないか?堺たちの演技がバレかける、大ピンチのクライマックス
場面、もしヤクザがでんでんだったら?物語の印象は随分変わったろうになぁー、と純粋に残念に感じた。
まぁ、内田監督は『運命じゃない人』でも、能天気なヤクザの親分を登場させていて確信犯(誤用)なんだ
ろうけどサー♪
→ 『「とにかく笑わないように、感情を顔に出さないように」と監督に言われたので、笑顔を封印し、セリフにも抑揚をつけないように意識しました。楽しそうでなくても、セリフのキーが高いだけで機嫌が良く聞こえるので、低く声を出そうとか。そうすると、怒っているように見えてしまうのではないか?など、そのさじ加減が難しかったです。監督は「絶対に大丈夫。感情は伝わっているから」とおっしゃっていたのですが、それでも不安で…。でも、完成した作品を見ると、たしかに気持ちは伝わってきました。やっぱり、監督の演出はすごいです! 素晴らしい経験をさせていただき、新境地を開いていただきました』
☆堺雅人「広末さんは、今までご一緒した作品で見てきたどれでもないお顔をされていました。ぜひ映画館でちゃんと見てみたいです」
★香川照之「新しい広末さんが目の前にいる。最初の3日間くらいはずっと感じていたんですが、途中から皆が思っている、僕が知っている広末さんを全部忘れて、香苗にしか見えなくなってしまいました」
※一番笑ったのは、合コン候補の、男性の写真を判定する広末。「アリ」「ナシ」で選別してゆくのだが、
そのうちの一枚の写真が、冴えないヌボーっとした系の男子。キャンドル・ジュン氏のようにも見え・・・
「アリ!」と判定した広末に向かって後輩が、「ええっ!?コレもアリですかぁあっ?」と驚くシーン。
もしかして、実生活の広末の結婚も、この映画のように切羽詰った状態で無理やり決定したものではなか
国連総会の通常会期の開催日である9月第3火曜日でしたが、2002(平成14)年からは9月21日に固定