【宇宙人王(ワン)さんとの遭遇】○○人より宇宙人の方がマシかも~
■スタッフ:/監督 アントニオ・マネッティ マルコ・マネッティ /製作 アントニオ・マネッティ マルコ・マネッティ /脚本 アントニオ・マネッティ マルコ・マネッティ /撮影 アレッサンドロ・キオド /音楽 アルド・デ・スカルツィ
■キャスト:フランチェスカ・クティカ エンニオ・ファンタスティキーニ ジュリエット・エセイ・ジョセフ アントネッロ・モッローニ ジャーデー・ジラルディ アンジェロ・ニコタラ リ・ヤング(王さんの声)
■作品データ:/原題 L'arrivo di Wang /製作年 2011年 /製作国 イタリア /配給 AMGエンタテインメント /上映時間 82分
※なんか、めっちゃ解り易い、民族紛争のたとえ話映像を観せられた、って感じだ。
最初に、翻訳家のガイアが、王さんを目撃するまでのくだりは、緊迫感に溢れていて
めちゃめちゃドキドキしたー
→ 『本作は、無名のキャスト、スタッフながらも2011年・第68回ベネチア国際映画祭でプレミア上映され「創造産業賞」を受賞。他の国際映画祭にも多数招待されたという異色の作品。日本では、12月に閉館が決まっている「シアターN渋谷」で上映されます。/中国語を話す宇宙人、王さんの目的は? 人間は王さんと分かり合うことが出来るのか? 気になる物語の結末はぜひ映画館で』
→『宇宙人が出てくる映画の物語を2つに分ければ、「侵略」か「友好」かとなるだろう。それを中国人と結び付けているところが、この映画の核心部であろう。王(ワン)さんの目的はいったい何なのか。その答えが出た時に、「宇宙人が登場する映画」からドキュメンタリー要素を孕んだようなヒューマニズムの世界へと変貌していく。王(ワン)さんと共に映画そのものが転換していく鮮やかさは、たとえ、展開が読めたとしても、その美しさは変わらない』
→『あわや国際問題に発展する危険をはらんだ本作だが、いざ本国イタリアで公開されると、あまりに異色な王さんのキャラに人気が集中。真面目な場面でも王さんが登場すると吹き出してしまう観客が続出したといい、「王さんがキモかわいい」「拷問シーンに泣いた」などの評判を集め、大ヒットしたとのこと。連日領土問題が報道されている今だからこそ、中国にとどまらず他者への偏見や信頼の意味を本作の王さんの姿を通して考えていただきたい!?』
※イタリアで毎年のように起きる中国人による暴動などの映像を観ていると、身につまされるヤー。
この映画を観て能天気に笑っていられるのは、やはり国民性なのだろうかねーーーーー
※これはカワユスぞ~~~
→『この映画の作り手の意図として感じたことは、「この宇宙人に中国語を喋らせて、現在の中国(政府)の姿勢と二重写しにしたのだろう」ということでした。「穏やかな言葉の陰に隠された危険な意図」というものについては、第二次大戦(ヒトラーの侵略)を経験したヨーロッパの人々は、本能的に察知するのかもしれません。/前号のブログで指摘したとおり、「外交軍事面における、ナチスドイツと現代中国の類似性」は、国際政治学の世界では、ある意味で常識です。/これに宇宙人を絡めてきたあたり、作品としてはハリウッド物の持つエンターテイメント性は少ないものの、玄人(くろうと)受けする映画である点、お勧めできる一作です』
※拷問にかけられる王さんの表情は、どことなく坂田師匠のようであり・・・チョット吹いた。スマソ師匠!
↑日本のコイツと「イカつながり」」でコラボ組んだりしても面白いんじゃないゲソか~~?
振り子よ、鎮まれ!
(大学の担任教授に言われたことば。人間の運気は振り子のように揺れるもの。いい調子のときに浮かれすぎぬよう、冷静に、客観的に行動せよ、という教訓だと受け取りました)