【風立ちぬ】宮崎駿の遺言!?
■スタッフ:/監督 宮崎駿 /プロデューサー 鈴木敏夫 /製作担当 奥田誠治 福山亮一 藤巻直哉 /原作 宮崎駿 /脚本 宮崎駿 /作画監督 高坂希太郎 /動画検査 舘野仁美 /美術監督 武重洋二 /色彩設計 保田道世 /撮影監督 奥井敦 /音響演出・整音 笠松広司 /アフレコ演出 木村絵理子 /編集 瀬山武司 /音楽 久石譲 /主題歌 荒井由実 /アニメーション制作 スタジオジブリ
■キャスト:庵野秀明 瀧本美織 西島秀俊 西村雅彦 スティーブン・アルパート 風間杜夫 竹下景子 志田未来 國村隼 大竹しのぶ 野村萬斎
■作品データ:/製作年 2013年 /製作国 日本 /配給 東宝 /上映時間 126分 /映倫区分 G
eiga.com 映画評論 風、飛行機、夢、美少女との純愛。ロマンチスト宮崎駿の集大成
→『すべての場面に風が立っている。その中で夢と純愛に生きるまっすぐな二郎は、監督にとっての理想そのものだ。一コマ一コマが、叙情文学の一行一行のように訴えかけてくる。映画自体が、病に引き裂かれるとわかって二郎に「美しいところだけ」見せようとした菜穂子のようでもある。哀切さが降り積もるようなふたりの愛には、涙がポロポロと呼応してしかたない(中略)問題は、主役の声優だ。庵野秀明の声は監督にとっては好みの声なのだろうし、意図も効果もわかる。しかし演技として違和感を呼ぶこの声は、観客が映画の世界に入り込むことを邪魔しかねない諸刃の剣だ』
※『ハウル』、『ポニョ』などで抱いたストーリーの破綻がなくて、安心して観ていられるというのが
まずは、大きいな~♪終始、スクリーンから風が吹いてきているような感覚で、爽やかな後味だった。
ストーリーは違うのに、先日観た百恵ー友和の『風立ちぬ』と、結末は一緒、余韻もいっしょ、という
ところが実に興味深かったワー
※2ちゃんあたりの一般情報で、「大人のラブシーンがドギツくて、子供に見せていいか心配な
レベル」などという噂が飛び交っていたが、結局、ガセネタだったようだーーー
ガセ、立ちぬ!! |
※この手の批判文も、多く目にするが、個人的には戦争に対する苦悩や逡巡などは、言外に
表されていると感じた。むしろ、主人公の飛行機への思い、美しいものを追求するポリシー
を色濃く表に出すためには、必要な演出だったのだと思えるー。主人公=宮崎監督、なのだ
ろうからして。。。まさにもう、監督の夢をまんーま形にした(創っててさぞ楽しかっただ
ろうなー)作品なのだと思う~。
夢、描(か)きぬ!! |
※「TV Bros.」(2013年7月20日号)における押井守さんのコメントはコチラ↓
「子供のために作ってない。オトナの観客のためですらない。自分のためだけに作っている。
(鈴木Pの)我が、立ちぬ!? |
→ 『鈴木敏夫のジブリ汗まみれは拡大バージョン!「『風立ちぬ』公開直前スペシャル」と題し、7月20日から公開される宮崎駿監督最新作「風立ちぬ」を特集します!6月24日スタジオジブリで行われた「風立ちぬ」完成報告会見の模様と、6月21日吉祥寺第一ホテル「天平の間」で行われた「風立ちぬ」完成打ち上げパーティーを交えてお送りします!』
※ラストに流れる「ひこうき雲」が、心地よい余韻を高めてくれるー。4分の劇場予告を他作品の
上映後に流して「余韻泥棒」とも批判されていた本作。盗んだ余韻をココで放出しているのカモ~w