【曼燈籠】人間椅子新譜
→ 『Q:ニューアルバム「萬燈籠」はどんなアルバムなの?8月7日、「人間椅子」の21枚目のアルバム「萬燈籠」がリリースされます。どんなアルバムなのかしら?「今回のアルバムのタイトル『萬燈籠』は、津軽地方の方言でお月さまのこと。コンセプトは “実体があると思い込んでいるものは幻想にすぎない”なんですが……言葉にすると非常に難しくなってしまう。『すべての答えは自分の中にある』ということを、歌にのせて伝えたかったんです。人生は、すごくシンプルなんだぞって。それを、『人間椅子』らしいユーモアとナンセンスで味付けしました」(和嶋さん談)
Q:ズバリ、和嶋さんのお気に入りの曲、教えてください!/和嶋:どの曲も、100点満点ではないんです。100点満点の曲ができてしまったら、そこで終わってしまう気がするから。次への課題を残しつつ、イメージ通りのいいアルバムに仕上がったと思います。一番苦労したのは、9曲目の『十三世紀の花嫁』ですね。夢の中で、1番のフレーズを聴いたんです。でも2番は聴けなくて……続きを作るのに苦労しました(笑)」/ちなみに和嶋さんによると、「萬燈籠」をファーストステップとすると、次のステップとしておすすめなのは、2009年発売のベストアルバム「人間椅子傑作選 -二十周年記念ベスト盤-」。初期のころからの楽曲をなるべくかたよらないように選曲したとのこと。/Q:それも聴き込んだら?/和嶋:僕らは、昔ながらのスタイルで、すべて自分たちでプロデュースして、演奏しています。ボーカルを固定せず、メロディを作った人が歌うというのも、今どき珍しいかもしれません。ヘタでも歌いたいんです。その方が、味があるでしょ? ぜひ、ライブに来て、僕らの演奏を生で聴いてください!』
●和嶋慎治さんによる新譜『萬燈籠』のコメント
→ 『人間椅子を見ていると、「鋼(はがね)」のように思う。鋼は鍛錬することによって強度が増す。彼らも同じように活動を通じて、表現に磨きがかかり、音も言葉もより洗練されているのではないだろうか。通算21枚目のアルバム『萬燈籠』には、四半世紀の活動のすべてが詰まっている』
※5月のオズフェス出演以来、人間椅子にちょっと追い風吹いているのを感じるナー。
ここでひとつ、デカい花火を打ち上げて、文芸ロックの真髄をみせつけて欲しいー♪
---っちゅうワケで、今から鑑賞するジャするジャー
→ 『Q:「萬燈籠」の中で注目してほしい曲を教えてください。/和嶋:流れがあってですね…2曲目「黒百合日記」、3曲目の「地獄変」でヘヴィな感じで始まります。「黒百合日記」は誰もが一度は経験したことのある恋の怖さや哀しさを僕ららしく表現しています。「地獄変」はまさに鈴木君の狂気の雄叫びがあります。/Q:5曲目の「ねぷたのもんどりこ」というのは原曲があるのですか?/鈴木:これは青森県弘前市のねぷた祭りの絵の描写やかけ声を曲にしたものです。「もんどりこ」というのは行き/帰りの「帰り」のことです。/和嶋:ねぷた祭りで使うねぷたの裏側には気持ち悪い絵が描いてあるんです。/Q:7曲目の「猫じゃ猫じゃ」は昔の芸者さんがやる芸ですか?/和嶋:小唄ですね。間男の歌です。アルバムの中間は和風の匂いを強くしました。そして後半は宇宙感覚のある曲を持ってきましたね。/Q:ちなみに、ノブさんのブログに「レコーディング中に猫がダクトに紛れ込んだ」という記述がありましたが、このタイトルはもしかして…/和嶋:そうです!その猫が由来です。スタジオで鈴木君の持ってきた曲を煮詰めていたら「猫の鳴き声が聞こえる!」って…/鈴木:鳴いている中で演奏もできないってことで、3時間くらい待たされて…その時に作った曲だから「猫じゃ猫じゃ」にしました。/ナカジマ:ちなみにその猫はおそらく野良猫なんですけど、近くに親猫らしき猫がいたので、相談の結果その近くに還しました。今でもどこかで元気に暮らしていると思いますよ(笑)
Q:全体的に単純に日本語でロックを演るという部分だけでなく和風なヘヴィメタルという独特の作品が「萬燈籠」で完成されたような印象があります。/和嶋:やっぱり25年間、意識してきましたから。でもまだ完成形じゃないですよ!サウンドはもちろんだけど、メッセージやコンセプトの面でもよりロックっぽさを出していきたいというかね…。で、そういう中でOZZFESTに出演したというきっかけもあり、もっとロック本来が持つ怖さとか気持ち悪さを前面に出していこうと作ったのが、「萬燈籠」というアルバムです。』
(また、細かい感想コメントをば、おいおい書いて行こうと思う~)
→ 『Q:今ではミック・ジャガーとパティ・スミスとジェーン・バーキンの見た目が同じ人になりましたね(笑)/大槻:そうそう(笑)。男か女かわからなくなるんだよね /和嶋:我々も性を越えるべきでしょう。僕らはわけわからない人間になっていい職業なんですよ /大槻:今ステージに立ってる人はそもそも男か女か、老人なのか人間なのか」って言われるくらいじゃないとダメですよ /和嶋:内田裕也さんを道で見たんですけど、ギラっと光る感じがして、数百メートル手前でわかるんですよね /大槻:前に美輪明宏さんを街で見かけたことがあって、そしたら美輪さんが歩いてると、モーゼみたいにみんな道を開けるんだよね。そのときも光ってたな /Q:超越した人は、発光するんですかね /和嶋:しますね。長く続けてる人って自然とそうなるみたいですよ /大槻:そうなれるかな、我々の世代で /和嶋:大丈夫でしょう。大槻くんも街中で見かけると、「ん?」って思ったし(笑) /大槻:でもまあ、まだまだだね。美輪さんクラスにならないとだね /和嶋:性別を越えて発光するまでがんばりましょう』
※オーケンの頭は発光しかかってますがーw 頑張れ、レジェンド~~~~~!!!
和嶋さんは「発光」というより「発酵」していきそうでおますーw
使い道はいろいろあるんだから
(働いていない父親のことを伯父に相談したところ、言われたのがこのひとこと。その後、「父親はただ一人。いてくれるだけで幸せ」と思えるようになりました)