【ヒッチコック】名監督に名参謀あり・・・
■スタッフ:/監督 サーシャ・ガバシ /製作 アイバン・ライトマン トム・ポロック ジョー・メジャック トム・セイヤー アラン・バーネット /製作総指 ア リ・ベル リチャード・ミドルトン /原作 スティーブン・レベロ /脚本 ジョン・J・マクローリン /撮影 ジェフ・クローネンウェス /美術 ジュディ・ベッカー /衣装 ジュリー・ワイス /編集 パメラ・マーティン /音楽 ダニー・エルフマン /特殊 メイクハワード・バーガー グレゴリー・ニコテロ
■キャスト:アンソニー・ホプキンス ヘレン・ミレン スカーレット・ヨハンソン トニ・コレット ダニー・ヒューストン ジェシカ・ビール マイケル・スタールバーグ ジェームズ・ダーシー マイケル・ウィンコット リチャード・ポートナウ カートウッド・スミス
■作品データ:/原題 Hitchcock /製作年 2012年 /製作国 アメリカ /配給 20世紀フォックス映画 /上映時間 99分 /映倫区分 G
※熊倉一雄の声でお馴染みの「ヒッチコック劇場」。この監督さんの私生活を見事にエンタメ化して
おり、映画好きには堪らない、鑑賞後の幸福感を味わえる作品に仕上がっていたと思う~♪
→『多くの映画作家がヒッチコックの映画を撮るとしたら“偉大な人物”が次々に偉業を成し遂げていく伝記映画を作るだろう。その方が無難だし、賞レースでほめられる可能性も高いからだ。しかしガヴァシ監督は、どんな批判にもめげず、評論家の評価ではなく、観客の心を揺さぶり続けることに執着した“ひとりの男”と“その妻”の物語を描いた。「『アンヴィル…』でも同じだった。彼らはダメないかれた連中に見えるけれど、ちょっとだけ内面をのぞいてみるともっとそれ以上のものが隠れているんだよ」。誰もが知る名監督の“内面”にはどんなドラマが隠れているのか? ガヴァシ監督が光をあてた知られざるドラマをスクリーンで体験してほしい』
※アンソニー・ホプキンスが主役を張る、老男女の恋と言えば、エマ・トンプソンがお相手役を
務めた『日の名残り』が真っ先に脳裏に浮かぶ。あの作品も格調高くって、胸に染み入るラブ・
ストーリーだったナァー。恋愛映画嫌いのワチクシには珍しい、お気に入りの一品。本作も、その
グループに参入しそうだーーー
な宣伝活動が如何に映画本編のためになっていないかを痛感させられた~。
観てみたくなったー。
→『ヒッチコック作品に欠かせないアイテム、それはスクリーンを彩る美女たちだ。ヒッチコックのお気に入りだった映画『裏窓』『泥棒成金』のグレイス・ケリーのほかにも、映画『白い恐怖』『汚名』のイングリッド・バーグマンや映画『めまい』のキム・ノヴァクといった、当時のハリウッドを代表するクールビューティーをヒロインに起用。ソフトフォーカスを使って撮影された彼女たちのクローズアップは、ミステリアスな雰囲気を漂わせながら近寄り難いほどの迫力を感じさせる。美女が男性の運命を大きく狂わせることを知るヒッチコックは、美人女優をより美しく映すことに苦心したのだ』
映倫との駆け引きの裏話など、実に興味深かったー
→『◎満足:「リンカーン」より面白い・・・伏線が多く張られた脚本をベースに明るく豪華な演出が施されており、また監督への敬愛もしっかりと盛り込まれている。ダークサスペンスを扱っておきながら、快活で上品。スピルバーグ監督の歴史大作が退屈で、古臭い映画に思えてしまう程だ。/×不満:"ヒッチコック・テイスト"がもう少し欲しかった・・・サーシャ・ガヴァシが監督をしており、メイクアップや構図、カメラの使い方などでヒッ チコックの映画通りにしようと試みているシーンがいくつかあるが、彼の映画のようなスタイリッシュさに欠けているシーンも目立つ。ヒッチコック作品のような美しさを表現できていたのであれば、この映画はもっと素晴らしい映画になっていただろう。/◎満足:素晴らしいキャスト・・・アンソニー・ホプキンスのヒッチコックとしての演技は完ぺきで、いたずら好きと言われていた本人を見事に表現しきっている。しかし、この映画の見所は女優陣。妻役のヘレン・ミレン、官能的なジャネット・リー役のスカーレット・ヨハンソン、妊娠したことで「めまい」のヒロイン役を降板しヒッチコックから嘲笑されたヴェラ・マイルズ役のジェシカ・ビール、またヒッチコックの秘書役のトニ・コレットなどがしっかりとした演技を見せている。/×不満:今ひとつ努力が足りない印象・・・非常に瞑想的で奇妙であると同時にコミカルなこの映画は、楽しめる人がいる一方、焦点が絞りきれていないと不満に思う人も少なくはないだろう。尚、権利問題によるものなのかどうかは分からないが、「サイコ」の撮影シーンではベイツ家の内部が使用されていない点や、フルカラーのため「サイコ」のモノクロ感が出ていない点など、あと一歩努力が足りなかった印象が残る』
※賛否両論それぞれに、「なるほど」と納得の理由が挙げれらているネ~~
※スカーレット・ヨハンソンは、シャワーシーンの女優さんにはうってつけだ♪と思ったが、
ぜーーんぜん裸体の露出がねーんでやんの!シルエットだけでも見せて、全身のボーンキューン
プリ~ンを強調すればよかったのに~~・・って、今書きながら思った。それじゃあ台無しカ。。。