【小説「白ゆき姫殺人事件」】めーーーっちゃ読みやすい!

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Amazon.co.jp 白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫) -文庫-

■内容(「BOOK」データベースより):化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。人人への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は過熱する一方、匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。噂話の矛先は一体誰に刃を向けるのか。傑作長編ミステリー。

■登録情報:/文庫 320ページ /出版社 集英社 /言語 日本語, 英語 /発売日 2014/2/20 /商品パッケージの寸法 15 x 10.6 x 2 cm /おすすめ度: 5つ星のうち 3.0

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■カスタマーレビュー(賛の意見):関連資料も小説の内。最後の最後までじっくり読んでください!By みけこ・・・推理小説だから、犯人が解ってしまえば、お話は終了、と考えている方々、巻末の付録の資料もしっかりこの小説の一部です。最後のページまで気を抜かないで読んでください!読み終えた後、最後のページと最初のページがしっかりリンクします。かなり面白かったです!新鮮な感覚の小説です。一気読みしてしまいました!!!

※カスタマーレビューを読んでいると、「否」の意見が結構目立つ。「読みにくい」と言い切る人も多数ーーー。自分は全く逆の印象だったのでビックリだ。思うに、普段からSNS、ツイッター、ブログを読み慣れている人と、そうでない人とで感想は真っ二つに分かれるのかもなぁ~~、と推察せり。これまでにない斬新な手法で、楽しんで一気に読めてしまった。なんかもっとページ数があったら良かったのにー!って欲求不満に陥るぐらい。。。


RENZABURO 『白ゆき姫殺人事件』刊行記念インタビュー「自覚のない悪意」の怖さ

『Q:本作は、おおまかにいって二部構成になっています。前半はフリーライター・赤星の取材に応じた美姫を知る人たちの噂話、後半は赤星が書き込みをするコミュニティサイト上のやりとりや週刊誌・新聞の記事です。これにはどのような意図があったのでしょうか。

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/湊:この小説は「小説すばる」とWEB文芸の「レンザブロー」で連載したものをまとめたものですが、最初にいただいたのが「ふたつの媒体で連動した連載を」というお話でした。それで「小説すばる」では美姫を直接知っている人たちの話を書き、「レンザブロー」ではコミュニティサイトの動きや週刊誌報道を書くことで、「事件がどれだけひとり歩きしていくか」を表現したいと思いました。(中略)Q:話すことだけでなく、書くことの怖さが伝わってくるのも、この小説の特徴ですね。/湊:赤星が取材した話を読んだあとで彼が書いた週刊誌記事を読むと、「いかに大げさに書かれるか」ということがわかると思います。これも私自身の経験ですが、青年海外協力隊に参加した動機がいくつかの媒体を通すうちに壮大なことになっていた(笑)。活字になる以前の情報が不確かなこともあれば、活字化する際さらに情報が"盛られる"こともあるわけです。もっと怖いのは、ネット上では誰もが書き手になって、不確かな情報を広めることができる点だと思います。』

※話を「盛る」ことの恐怖・・・。昔から「毒を盛る」という言葉はありましたが、

現代では「毒舌を盛る」なんていう表現も生まれるかもしれませんねーーーー。


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ぴあ映画生活 井上真央×中村義洋

『原作の小説では美姫や被害者・三木典子(菜々緒)のことを知る人々の証言をそれぞれ一人称で綴る構成だが、映画では彼らの証言やそれに影響された人物の妄想を視覚化し、重層的に交錯させるスタイルに。つまりそれは証言者の思い込みや憶測、彼らを取材している映像ディレクター・赤星雄治(綾野剛)が勝手に組み立てた仮説を画にしたもてので、決してすべてが“真実”ではない。「実際、私が演じた美姫の多くは、証言する人がそれぞれに思い描いた彼女なので、感情や人格を意識することはなくて、ただ、どう見えるのか? ってことだけを考えていましたね。だから余計な動きもしないようにして、証言する人それぞれの印象で動作を変えていこうと思いました」(井上)。「撮影も“次のカットは誰々の回想シーンです”っていう進め方でね」(中村)。「同じシーンでひとりの人物を何パターンも撮るというのは初めてだったので難しかったけれど、面白かったです」(井上)』

※原作も画期的な手法を施したものだったが、映画もそれに輪をかけて斬新な映像を

提供してくれそうだーー♪たんのしみたんのしみ~!


シネマカフェネット 目指せ“美人OL”菜々緒! 映画『白ゆき姫殺人事件』から“白ゆき石鹸”が限定発売

『事件の舞台となる“日の出化粧品”の美容商品「白ゆき肌石けん」が、劇中に登場するパッケージとコンセプトそのままに、ヱスケー石鹸とのコラボにより限定販売されることが決定した。

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/物語は、大ヒット中の「白ゆき肌石けん」を販売する日の出化粧品のOL・典子が、何者かに惨殺される事件が起きたことから始まる。この事件を巡り、疑惑の目を向けられたのが、典子と同期の地味なOL・美姫。ワイドショーのディレクター・赤星は、美姫がどんな人物だったのかと、関係者に取材を重ねていく。やがて、過熱する報道や、Twitterを始めとするネットでの炎上によって、美姫に関する“噂”が暴走していき…。』

※映画がヒットすれば、この石鹸もバカ売れするんだろうかーーー。石鹸だけに、映画界を席捲する勢いで成功してほしいものだー(←大スポが使いそうな言い回しw)


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★小説内のアーティストが実在化!?

芹沢ブラザーズ オフィシャルサイト

『ヴァイオリン2本とピアノからなるアコースティック・インストゥルメンタル・ユニット。全国各地でコンサートを開催し、そのステージはPA(音響装置)を使用せずに、楽器本来が持つ倍音豊かな生音で繰り広げられる。メンバーそれぞれが作曲したオリジナル曲を中心にクラシック、ジャズなど、多彩な楽曲をならではのオリジナル・アレンジで演奏。クラシックでもない、ポピュラーでもない、新しい音楽の可能性を追求する、3人だけのオーケストラ』


●「All alone in the world」 」MV SPOT/芹沢ブラザーズ



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ダ・ヴィンチNEWS 謎を解く鍵はSNSにあり? 電子時代のミステリ誕生!

『各章の最後には資料に飛ぶリンクがあり、その先には週刊誌の記事であったりマンマローの画像であったりが登場する。つまり本書は、本文の中で披露される「噂」だけでなく、それを踏まえてどのような記事が書かれたか、聞いたり読んだりした噂がSNSでどんな波紋を呼ぶか、それらが本文とセットで読者に届けられるのである。その結果、事件が一人歩きしていく様がまざまざと浮かぶ。なるほど、これは電子書籍ならではだ。/このくだり、単行本ではSNSや週刊誌の記事は巻末にまとめられていたようので、読者は行ったり来たりする必要があったろうが、それがワンタップでできるのは便利。そして章ごとに資料を挟んで読んでいった方が、おそらく全体像は掴みやすいだろう。これは電子で読むのに向いている作品。今後、もしかしたら文庫化の際に構成が変わるかもしれないが、少なくとも現時点では「本書を読むなら電子で」と勧めたい』

※なるほどー、電子書籍に適した形態、とは言えるかもしんないなーー。

さしずめ、新世代のニュータイプ・ミステリーってとこだぁね~♪

かつて、『(ハル)』という映画で、劇場スクリーン上に浮かび上がった活字を、

観客が静かに目で追うという斬新な体験に心躍ったものだが、今回の映画化にもア

レと同類の驚きを期待したい。原作を映画化する術に長けた中村義洋監督だからゆ

えに、公開日を数日後に控え、ワクワク度も高まるというものであるー♪


3月18日の雑学問題は・・・?(簡略解答は一番最後に!)

Q:「駅から徒歩○分」 実際にはどれくらいの距離か?

(解説)大人と子供、男性と女性、若い人とお年寄りなどで、歩く速度はまちまちであるが、不動産の広告における距離の表示では、徒歩1分を80mとして表すことになっている。したがって、「駅より徒歩6分」と記されていれば、6×80で480mの距離ということになるー。

オコタエ~(o ̄∇ ̄)σ 徒歩1分を80mで表す



関連雑学

・「徒歩1分=80メートル」というのは、「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」で定められているが、これは、実際にその団体の女性職員が、ハイヒールを履いて歩いた距離と時間を計測したそうである。因みに1分未満は切り上げすることになっているとか。


関連動画

●♪~アタシは吉祥寺の女 駅から徒歩7分の マンションに住んでる

                   今夜は2年の生徒が 泊まりに来る~♪

・保健室の先生  ミドリカワ書房



くらもちふさこ駅から5分」①~③絶賛発売中!



●♪~飛んでも8分 駅から5分 現状そのくらいが いいんじゃない ~♪

・キリギリス  KAN