【ガープの世界】R・ウィリアムス追悼シリーズ

イメージ 1


eiga.com 作品情報 『ガープの世界』

■解説:子どもは欲しいけど男に支配されたくはない看護婦が、瀕死の負傷兵にまたがって子どもを授かる。主人公ガープは、こうしてこの世に生を受けた。ちょっと奇妙な人々に囲まれながら成長していく彼の数奇な運命を描いたヒューマンドラマ。映像化不可能と言われたジョン・アービングの自伝的ベストセラー小説を、「明日に向かって撃て!」の名匠ジョージ・ロイ・ヒル監督が見事に映画化。主人公ガープをロビン・ウィリアムズが演じる。

■スタッフ:/監督 ジョージ・ロイ・ヒル /製作 ジョージ・ロイ・ヒル ロバート・L・クロフォード /原作 ジョン・アービング /音楽 デビッド・シャイア

イメージ 2

■キャスト:ロビン・ウィリアムズ グレン・クローズ ヒューム・クローニン スウージー・カーツ アマンダ・プラマー メアリー・ベス・ハート ジョン・リスゴー ジェシカ・タンディ ピーター・マイケル・ゴーツ ウォーレン・バーリンジャー

■作品データ:/原題 The World According to Garp /製作年 1982年 /製作国 アメリカ /配給 ワーナー・ブラザース映画 /上映時間 137分

■受賞歴:第55回 アカデミー賞(1983年)《ノミネート》/助演男優賞 ジョン・リスゴー /助演女優賞 グレン・クローズ

※ラジオ「たまむすび」に出演した町山智浩さんがイチオシしていた作品。

これは、人にあらすじを聞くだけでは掴み切れない、独特の世界観を持った

一品ではないかいな~~~。浜村淳さんを持ってしても、この映画の世界観

を口で説明しきるのは困難であろう~~~♪


イメージ 3

※「ガープ」・・・「ガンプ」・・・語呂の響きも似ているが、個人的には

トム・ハンクス主演の『フォレスト・ガンプ』と何となく被る部分が多かっ

たかなぁーー?たわいのないエピソード(与太話と言ってもさしつかえない)

が最後に、その人に人生を彩る、素敵な素敵なアクセサリーと変貌する。。。

ムービーマジック、感じることができる秀作ダー


●オープニング



☆感想ブログ

www.さとなお.com 座右のシネマ

?b> 『一大ベストセラー(社会現象とまで言われた)になったものの、その筋とディーテイルの複雑さから「映画化は不可能」と言われていたこの原作を、ジョージ・ロイ・ヒルは個々の断面を積み重ねる方法で見事に傑作に仕上げました。しかも伏線を多数置き、同じアングルを多用し、ローアングルも効果的に使い、計算ずくでガープによる世界を詰め込んでいるのです。それはまるで良く出来たペルシャ絨毯のような織り込まれ方。(中略)映画の良し悪しって出だしのセンスでだいたい読めません?この映画、出だしですでに快作の匂いプンプン。青い空に赤ん坊が舞うという美しいシーンにビートルズの(この映画のために作ったんじゃないかと思われるほどはまった)「When I'm 64」が流れる。で、この美しいモチーフはラストでも「I'm flying!」という言葉と共に繰り返され‘人生は複雑怪奇なのにとてもシンプルである’という主題を突きつけるのです。この始まり方と終わり方を思いついた時点でこの映画は成功したも同然。これは監督と脚本の力量ですね。素晴らしい。/もうすべてに良く出来ています。無駄がひとつもない構成なのに全然息が詰まる感じがしない。だって一つ一つのエピソードを見ている分には‘無駄などうでもいい出来事’と思えるんですから。それが最後になって振り返ると全く無駄がなかったことが見えてくる……まるでボクたちの人生そのものではないですか』


イメージ 4


☆小説 「ガープの世界

Amazon.co.jp ガープの世界〈上〉 (新潮文庫)

『内容(「BOOK」データベースより):看護婦ジェニーは重体の兵士と「欲望」抜きのセックスをして子供を作った。子供の名はT・S・ガープ。やがて成長したガープは、ふとしたきっかけで作家を志す。文章修業のため母ジェニーと赴いたウィーンで、ガープは小説の、母は自伝の執筆に励む。帰国後、ジェニーが書いた『性の容疑者』はベストセラーとなるのだが―。現代アメリカ文学の輝ける旗手アーヴィングの自伝的長編。/登録情報:文庫 446ページ /出版社 新潮社 /言語 日本語 /発売日 1988/10/28 /商品パッケージの寸法 15.2 x 10.6 x 1.8 cm /おすすめ度  5つ星のうち 4.5』


イメージ 5

※原作も、いつか必ず読破したいものだ~♪


ジョン・アーヴィング「ガープの世界」:あとがき-20年前のこと

『「ガープ」が出版されたとき、子供を失った人たちがぼくに手紙をくれました。「私も子供を亡くしました」と彼らはぼくに書いていました。ぼくは彼らに、正直にこう返事を送りました。ぼくは一人も子供を亡くしたことはありません。ぼくはただ、想像力に長けた一人の父親にすぎません。でも想像の世界の中で、ぼくは毎日子供を亡くし続けているのです』

※人の生き死にに、真摯に向き合っている作品だなとも感じた。平気でバンバン

人が死んでいく映画ばかりを観続けていたら、精神を病んでしまうかもナァーー、

などと、ふと感じる瞬間であるー。


イメージ 6


☆感想ブログ

kiki的徒然草 かくて冒険の人生は流れ去る 「ガープの世界」 

『少年時代のガープが自分の父親についてあれこれ想像し、画用紙に描いた絵がアニメーションで動き出すシーンの、適度な拙さを出したクレヨンの絵がいい味わいである。自分の父は飛行機乗りだったと聞いたガープは男臭い世界に憧れ、レスリングにハマる。そして、飛行機乗りへの憧れは終生、ガープを捉え続ける』


イメージ 7

※クレヨン画のアニメーションは印象に残る!子供の豊かな想像力をものの見事に

映像化した成功例だろう~♪レスリングにハマるくだりも説得力あるね。ロビン

の体型は、まさにレスリングをするにうってつけの安定感があったヨーー


●アニメーション部分



イメージ 8

再び、上記のブログからの抜粋ー

『全編を通し、明るくユーモラスで愛情に満ちながらも、「死」が大きなテーマとして横軸を貫いている。妻の浮気とそれに関連して起きた幼い次男の事故死、そして女性運動の教祖に祭り上げられた母の死、母の運動の一部を引き継いだガープをもやがて死の手が捉える…。救急のヘリに担ぎ込まれたガープは、飛行機乗りへの憧れを貫き、「空を飛んでいる」と妻に笑顔を向ける。ラストを締めくくるのは、あのナット・キング・コールの歌声である。

♪Yes, I may dream a million dreams, これからたとえ百万の夢を見るとしても

 But how can they come true?       その夢は叶わない

 If there will never ever be another you. 君に代わる人など、けして現われはしないのだから


8月29日の雑学問題は・・・?(簡略解答は一番最後に!)

Q:「口八丁手八丁」の“八丁”とは?

(解説)「口八丁手八丁」の「口」はしゃべること。「手0はすることの意味だが、「丁」は道具の数のことである。「八丁」は8つの道具という意味になり、たくさんの道具をうまく使いこなすということから、「八丁」は達者という意味になった。/口先や手先が8つの道具をつかいこなすように達者である。それが「口八丁手八丁」のもともとの意味である。

オコタエ~(o ̄∇ ̄)σ 8つの道具という意味



関連雑学

・「八丁」の語源説としてこういうのもある。江戸時代の重要な輸送手段の一つが船。当時は、ちょっとした距離の移動には、櫓(やぐら)のない艪(ろ)だけで漕ぐ「小早船」というものが使われていた。現代でいうところの手漕ぎボートだ。小回りがきいてスピードもある程度出せるため、昔から海上での戦争や偵察のために重宝された。かつて瀬戸内海で勢力を誇っていた村上水軍もこの小早船で戦ったといわれている。その小早船にもいろいろな大きさがあって、小さいものは艪が二丁、大きいものでは40丁もあったという。中でも一番使われたのが八丁の艪を持つ八丁小早船だった。大きすぎず小さすぎず、八人漕ぎならスピードも結構出る。それで、「能力があって便利に使える」ことを「八丁」というようになったそうだ。


関連動画

●♪~ケッ 口八丁手八丁で乗せられる ゴジラの気持ちを汲みつつ~♪

・5thホイール2ザ・コーチ   スチャダラパー



●♪~口八丁なら 手も八丁 けんかおさめは 中の棚~♪

・広島天国   南一誠 (ミニライブ)