【太陽の坐る場所】原作とは別物だが作者はルンルン♪
■スタッフ:/監督 矢崎仁司 /原作 辻村深月 /脚本 矢崎仁司 /製作 野口英一 /企画 中村一政 今村睦 /エグゼクティブプロデューサー 小西啓介 篠原公男 /プロデューサー 田辺順子 荻野弘樹 /音楽プロデューサー 佐々木次彦 /撮影 石井勲 /照明 大坂章夫 /録音 高島良太 /整音 吉田憲義 /美術 布部雅人 /編集 目見田健 /音楽 田中拓人 /主題歌 藤巻亮太 /助監督 塩入秀吾 /ラインプロデューサー 新野安行
■キャスト:水川あさみ(高間響子) 木村文乃(鈴原今日子) 三浦貴大(島津健太) 森カンナ(水上由希) 鶴見辰吾(アルプス銀行支店長代理・野島) 古泉葵(高間響子ー高校時代ー) 吉田まどか(鈴原今日子ー高校時代ー) 大石悠馬(島津健太ー高校時代ー) 山谷花純(水上由希ー高校時代ー)
■作品データ:/製作年 2014年 /製作国 日本 /配給 ファントム・フィルム /上映時間 102分 /映倫区分 G
うむー、ムチャムチャ解りにくかった。ミステリー特有の、あの謎が解けていく
解放感みたいなものをあまり感じられなかったナァーーー。
※原作のあらすじを調べて知ったのだが・・・。これは叙述トリックを
うまく映像化出来なかった例ではないかと・・・。(難解な映像化を、
いとも簡単にやってのける天才が多いこの業界なので、麻痺してしまっ
ているけれど、やはりミステリーの映像化って大変なんだよね~~~、
というのを痛感させられる一本になった、というべきかー)
キョウコとキョウコ、叙述トリックでは機能していた名前の一致が、
はっきり言って、最初から提示されてしまっていては、ほとんど意
味を成さない設定と化しているー。んー、ここ、誰も異論を挟まな
かったんだろうかー?疑問だ。
→ 『■理解するのが難しかった、二人の「キョウコ」/Q:お二人はそれぞれの役の生き方についてどのように感じられましたか?/水川:あそこまで高校時代にとらわれているのは、すごく悲しいなと思いますね。響子のようにあの頃の思い出から抜け出したいけど、別に抜け出さなくても良いと諦めて、あのときから1ミリも成長してないっていうのが女性としてすごくむなしさを覚えたりはしました。演じていても悲しいなと思った。/木村:わたしも正直今日子のことはわからなかった。彼女の場合、言っていることが全部だから。言っていることもやっていることも良い意味で裏がない人なので、別に響子のことも過去にとらわれているから助けてあげようとしたとか、そういうことでも……。/水川・木村:ない(笑)。/木村:セリフでもありますけど、「これまであなたのためにしたことなんて一つもないわ」って響子に言うんです。でも、結果的には救っていることにもなるんですけど……っていうのが、もうわからないです。学生時代のほうが人間っぽかったですよね。大人になるにつれてもっと物事を達観するようになっているというか。 わたしはそれを全部見ているみたいなね。/水川:わかっているみたいなね。神様みたいなところがあるんだよね!』
※うーーん、自分の演じた人物の心情が理解しにくかった、というのは・・・
表明しない方が良かったような気がするが・・・。観た人はもっと理解に苦労
するってことじゃまいかー?
※現在は有名女優になっている今日子役の木村文乃さん♪
相変わらずお美しや。信用金庫のイメージキャラクターをや
っている、という設定だが、うん、あるある。木村さんがイメ
ージキャラクターをやれば、その企業はきっと繁栄するんじゃ
ないかしらん~?と思える。幸運を呼ぶ女神様のようだーー
→ 『笛吹市出身の直木賞作家・辻村深月さんの同名小説を富士川町在住の矢崎仁司監督が映画化。主題歌は「レミオロメン」の藤巻亮太さん(笛吹市出身)が担当。山梨の才能が結集した作品です!!』
※やまなしロケの映画、多いんだなー。うらやま。たま子もそうだっけー
※ロケ地情報の中にあった「みたまの湯」は、響子の温泉レポ
ートで登場していた!地方局のいなたさ全開!で、これまた
「あるある」ネタとしてリアルなシーンだったー♪
→ 『辻村:矢崎監督が撮ってくださったシーンで、クラスの記念写真を撮る場面があるのですが、女王だった響子が真ん中に位置しているにもかかわらず、まわりの人たちが動いていて、彼女だけが浮いてみえてしまう。中央にいることが必ずしも充実ではないということが、象徴的に表現されているんです。映画は、そういう空気をとてもうまく表現してくださっていました。/藤巻:そうですね。/辻村:実は、書いている時は、見えていないけれど、全部書き終えてから、自分はここが書きたかったのだとわかったり、あるいは、文庫の解説を読んで、それを発見して、最初から知っていたら、もっと楽に書けたのにと思ったりするんです(笑)。でも、たぶん最初から答えがないから、それを探して寄り道もするわけで、そういうところに共感する人もたくさんいてくださる。映画を観ていて、わかることもたくさんありました。それと、今回、驚いたのが、28歳を演じている役者さんと高校時代の役者さんの雰囲気がとても似ているんですね。あまりに皆さん完璧なので、冴えない男役の島津を、かっこいい三浦貴大さんがどう演じられるのかなと思っていたのですが、それは杞憂ですばらしかったです。顔だちが整っているのに、こんな風に貧乏くじをひかされる男の子いるなあと(笑)。島津の高校時代も、ちゃんと無理なく三浦さんにつながっているリアリティがありました。/藤巻:高校時代の役者さんと大人になってからの役者さんは、声も似ていましたね。/辻村:さすが藤巻さん。言われてみるとそうです。パンフレットにもありましたが、矢崎監督が高校生役のオーディションでこの子たちに「出会った」という言い方をしていて、きっと全員に対してそんな感覚があったのだろうなという気がしました』
※二人のキョウコと、リンちゃん、という名前が交錯し、キョウコが
リンちゃんに、あんな酷い事するんか~~、っていう件が、映画では
逆転している。キョウコが自ら私を××してって言っちゃう。猪木に
手錠をかけなくちゃいけなかったのに、マサ斉藤にかけちゃってワケ
わからなくなってしまった海賊男(黒猫)の失態事件、みたいな感じ
(プロレス者にしかワカラン喩えでスマソw)だなゃぁ~?
→ 『完成披露試写会が9月17日、都内の劇場で行われ、ダブル主演を務める水川あさみと木村文乃、共演する森カンナ、三浦貴大、矢崎監督、主題歌を担当する藤巻亮太(レミオロメン)が出席。水川は「女性の心の奥にある思い出したくないザラッとしたところに触ってくる作品。そこに青臭くなったり、せつなくなったりしてもらえれば」と作品を語った。(中略)水川が、細かい演出をしないという矢崎監督について「役の体温を保つのが難しかったけど、監督がうなずいているときネクタイが揺れて『今良いって思っているんだな』とわかった」と茶目っ気たっぷりに語ると、矢崎監督は「素晴らしかった。本当に素晴らしかったです」と絶賛。そして「皆さんに、今の君たちを映し撮りたいと伝えました。それができれば一級の作品になると思っていた」とキャスト全員に最高の賛辞を贈った。/木村は「初めはどうして私なんだろうと思っていたけれど、監督に『これは木村さんです』と言われたからできたんだと思います」と監督への信頼をのぞかせ、森は「もともと矢崎監督作品のファンで、すごく幸せで楽しかったです」とニッコリ。また、女優陣に振り回される役を演じた三浦が「(劇中で)僕に対する扱いがひどいので…」とぼやき、木村から「私は優しかったですよ?」と横槍を入れられても「優しく話しているだけで冷たかった」と切り返し、会場の笑いを誘っていた』
「ほぼ日手帳」より、“日々の言葉”
■6月24日の言葉:サハリンに住むヨシコさんは「私は韓国人だけど、心は日本人よ」って言っています。 たぶん、大きいのは、ヨシコさんの生まれたのが日本統治時代で、はじめに付けられた名前が日本名の「カネカワヨシコ」だったこと。 でも、もっと大きいのは、ヨシコさん、「美空ひばり」の歌が大好きなんです。 それが、心の部分の理由だと思う(後藤悠樹さんが『サハリンにこういうおばあさんがいましたよって伝えてね。』の中で)
「今日の歴史出来事カレンダー」より、“今日も明日も歴史的一日”
《飛鳥時代》天武元年(672年)6月24日:壬申の乱始まる
・・・「壬申の乱」は大海人皇子(のちの天武天皇)と大友皇子が皇位をめぐって争った古代の内乱です。この日、自軍と合流するため、大海人皇子が隠棲先の吉野を発ちました。壬申の乱が始まった日ともされますー
※これ聴きながら寝ると、体に良さげ~~~♪