『野火』
昨年のナンバーワンに推す人もいたので、気になっていた作品!!
■スタッフ:/監督 塚本晋也 /製作 塚本晋也 /原作 大岡昇平 /脚本 塚本晋也 /撮影 塚本晋也 林啓史/編集 塚本晋也 /音楽 石川忠 /サウンドエフェクト 北田雅也 /サウンドミックス 北田雅也 /助監督 林啓史 /スチール 天満眞也 /制作 斎藤香織 山中亜矢子
■キャスト:塚本晋也(田村一等兵)/リリー・フランキー(安田) /中村達也(伍長) /森優作(永松) 中村優子 山本浩司 神高貴宏 入江庸仁 /辻岡正人 /山内まも留
■作品データ: /製作年 2014年 /製作国 日本 /配給 海獣シアター /上映時間 87分 /映倫区分 PG12
eiga.com 映画ニュース 塚本晋也監督「野火」に込めた切実な願い
→『安保関連法案が与党の強行採決によって衆院を通過した。これまでの憲法解釈では認められていなかった集団的自衛権の行使が盛り込まれており、多くの批判が広がっている。その不穏な流れにくさびを打ち込むべく公開されるのが「野火」だ。日本の安保政策が大きな転換期を迎える戦後70年。かねて日本が戦争に向かっていると懸念を抱いていた塚本晋也監督は、「そういう時代になるのを、何とか食い止めるひとつの行為になれば」と切実に願っている。/「新聞を読んだり勉強熱心な方ではなかったんですけれど、そんな臭いがプンプン感じ取れていて、映画にしたいと思ってからちょっと意識的に勉強すると、間違いなく戦争の方に向かっていると。そして、震災で放射能が漏れたことで、日本のからくりみたいなものが見えてきた時に、水面下で戦争をしたいという大きな動きがある気がしてならなかった。戦争は圧倒的な暴力でとても大きな苦痛を伴うことですし、戦争に実際に行った人たちは2度とするべきじゃないと口をそろえて言う。そういう痛みを知っている戦争体験者がいることで、食い止めていたのかもしれないとも感じました」/もう待ったなし。大岡昇平の親族に手紙をしたためて映画化権を得たことで、一筋の光が射す。かねて想定していた資金はなかったため、監督・脚本・編集・撮影・製作を兼ねる塚本流の自主映画としてのスタート。田村一等兵も自ら演じた。
「許可を頂いてからは、やれるということで突き進むのみという感じでした。自分で演じるのは最後の選択肢で、独りで小さなカメラを持ってフィリピンに行って演じようかというところから始めているんです。一番下のところから始めればそれ以下の映画にはならないという読みでしたが、作ることがとにかく大事で、お金がないからできないって逃げることは許されない状況になっていました」/田村のみのシーンや実景のほとんどは、カメラマンら最小限の人数でフィリピン・ロケを敢行。異常なほどにやせ細った田村が、生き残ることに執着する姿は鬼気迫るものがあり、まばたきすることも許されないほどの迫力だ。「やっぱり、きつかったですね。やせて出演をして、カメラや全体的なことも考えるのは体力的にもたなかった。それでもやらなきゃいけないので、けっこう危険な感じでした。カメラマンを1人連れて行けたので“自撮り”じゃなくてすんだんですけれど、走っているシーンで崖みたいな所に落っこちそうになったり。今だから笑って言えることですけれどね。でも、絶対に必要な絵(映像)はフィリピンで撮れています」/リリー・フランキー、森優作らと群像、戦闘シーンなどは沖縄、埼玉・深谷などで撮影し、「今までの映画で一番難しかった」という編集で融合させ、完成にこぎつけた。公開が戦後70年という節目、安保法案に対する議論が活発化しているこの時期になったのは必定だったのかもしれない。
「戦争体験者がだいぶ少なくなっていることに強く関係していますから、お客さんに何とか肉体的な痛みを感じてもらいたい。戦争を体験した人の声を聞いて引き継いでいくという意味合いもあるので、ちょうどいいポイントになるんじゃないかって気がします。地震の後で(戦争容認の風潮が)さらに加速している感じがして、その時期に作ろうと思ったのである意味、間に合って良かった。若い人はぎゃふんってなると思うんですけれど、ちょっとトラウマにしてもらって体にしみ込ませてくれればいいなと思いますね」/決して戦争反対をメッセージとして声高に叫んでいるわけではない。塚本監督も口調は終始穏やかだが、かつて日本人が戦争によって強いられた苦難を忘れてはいけないという思いが痛切に伝わってきた。我々も真正面から受け止め、苛烈な歴史から目を背けてはならないと強く感じた』
※観ているうちに、死体がそこいら辺にゴロゴロ転がっているという状況
が普通のことに思えてくるー。感覚が麻痺していく疑似体験が、もれなく
味わえる。
※戦争経験者が希少になってしまった現代に、語り伝えるべきテーマを
しっかりと見据えた、骨太な邦画でありました。かなりエグいシーンも
多々あり・・・。監督の「本気」を感じるーー
※戦場という異常な空間で、人がいかに狂って怪物と化していくかを描
いて秀逸。視覚、聴覚を刺激する恐怖の連続で、ぐったりさせられるゾ。
DVDでこれほどの衝撃なら、劇場でウォッチしてたらとんでもないこ
とになっていたろうなーーー。ガクブル!
→ 『子育てする若い母親の強迫観念に駆られた姿を描いた「KOTOKO」に続く塚本晋也監督の新作。大岡昇平の戦争文学の映画化である。若い頃に原作を読んで衝撃を受けて以来、映画化を望んできたが、昨今の社会状況への危機感もあって製作に踏み切ったという。(中略)戦場における悲惨さとは銃弾が行き交う前線もさることながら、飢餓や病気による死に尽きるのではないか。中でも飢えは本能的な欲望を満たすために人間性を狂わせる。南方戦線での地獄のような過酷な現実はしばしば聞くところだが、本作はそんな狂気に満ちた戦争の実態を凝縮して描き出して心に響く。/塚本監督のいつもの揺れ動く映像は抑えられているが、フィリピンや沖縄のロケ撮影による風景や暑さが効いていて、1つの世界に巧(うま)く仕立て上げている』
※「食べていいわよ~」という草花の幻聴とか、効果的だった。
どんどん追い込まれていく過程が、丁寧に作りこまれているな~
と感じる。まぁ、低予算映画ならでは、とは言えるのかなー?
→ 『塚本晋也監督・主演「野火」が、公開8日目の8月1日に観客動員数1万人を突破した。「野火」は、塚本監督が代表を務める海獣シアターで自主製作、配給し、7月25日から渋谷ユーロスペースほか全国16館で公開。8月1日にシネ・リーブル梅田など関西の3劇場でも興行がスタートし、上映館数は19館に拡大。8月3日現在での公開決定劇場は45館に及ぶ。
「映画の日」の同1日は、ユーロスペース(145席)で5回の上映がほぼ毎回満席になる722人を動員した。/なお、塚本監督は6月22日から「塚本監督、皆さんに会いに行きます!」と銘打ったキャンペーンを行っており、全国の上映館を巡回中。先行上映や舞台挨拶などで訪れた劇場は計31館に達したという』
※子供のころ、漫画「はだしのゲン」読んだのがけっこうトラウマなんだが、ちょっと、その雰囲気あるな~。この映画、子供が観たら相当脳裏に残ってしまいそうー。監督はそこを狙った、と言っているそうだが・・・。
tsukamoto_shinya @tsukamoto_shiny
→ 『「野火」お客様がずっと足を運んでくださり、動員6万人を突破しております!/これからも応援を宜しくお願いします。「野火」スタッフ一同』
※この、超限定された公開規模で、6万動員はだいぶ凄いことダワナー
欲を言えば、どんどん公開劇場とかも増えて、社会現象にまで広がれ
ば良かったんだが・・・。野火のようには、さして広がらなんだかぁーっ
→ 『開口一番、「この間、塚本晋也監督の“野火”という映画を観たんですけど」と語り始めた常盤は、「今、よくぞ撮ってくださったという、戦争を追体験できるような素晴らしい映画だったので、皆さんぜひご覧になってください」と力強くアピール。「宣伝!?」と驚く太田監督に、「本当によかったから、きっと映画がお好きな皆さんがお集まりだと思ったので、これを伝えておきたいと思った」と釈明する常盤だが、突然の出来事に会場はのっけから爆笑に包まれ、大いに盛り上がった。
その後、撮影時の苦労などエピソードを語る面々だが、常盤だけは終始「野火」の話に徹し、再び口を開くと「野火」を話題に出した理由を説明。常盤は、「わたしたちは戦争を知らない世代で、戦争体験のある方々が少なくなってきてしまった。それに、そのこと(戦争)を知らないといけないのに、それは体験だから知ることはできない。でも『野火』は、さも自分が戦争を体験したかのような気分になって映画館を出ることができる」と力説』
タイアップとか足枷ばかり増えて、ロクなものができないことが多いよ
うなー)軍服やら武器やらは全部手作り、米軍のトラックはダンボール製
だし、トラックのタイヤは何とペットボトルのフタらしい。凄いバイタリティ!
常盤さんが場違いな場所でプッシュしたくなるのも解ろうというもの!!
いや、もしや常盤さん、次の塚本作品に出たいアピール~~~~?
→ 『(ネタバレにならないところを抜粋~♪)戦後70年。今もなお美しい大自然の中で戦争をする人間が点在する場所だけが、その流された地で汚されていく。その汚された大地は野に放たれた火で燃やさぬ限り浄化されることはないのだろうか。戦争をしなければ汚されぬという考えには至らぬのだろうか。あの戦争で、無責任で無計画な大本営の失策で命を落としていった日本兵は約230万人。しかしその命の結末をこの国は230万通りも知っているのだろうか。70年経っても230万通りの結末を知らないこの国が今、安全保障について議論している。そんな時代に作られた映画だからこそ、これは本当に見るべき崇高な反戦映画である』
※原作には、もっとゆったりした時間を過ごす主人公の姿も描かれている
らしいー。原作&市川崑ヴァージョンの映画にも、是非挑んでみたーい!
・ノーキー・エドワーズ(ヴェンチャーズ:1935)/ビリー・ジョエル(1949)/デイヴ・ガーン(デペッシュ・モード:1962)/ゴーストフェイス・キラー(ウータン・クラン:1970)/大橋卓弥(スキマスイッチ:1978)/ナカヤマシンペイ(ストレイテナー:1978)/アンドリューW.K.(1979)/滝善充(9mm Parabellum Bullet:1983)
・ジョー・ワイルダー(2014)
・米歌手ビリー・ジョエルさん(66)が(2015年7月)4日、交際していたアレクシス・ロデリックさん(34)と結婚した。ジョエルさんの広報担当者が明らかにした。ジョエルさんは4度目の結婚。2人はニューヨーク州ロングアイランドのジョエルさん宅で開かれた独立記念日のパーティーで、クオモ州知事立ち会いの下、突然式を挙げて親族や友人を驚かせた。
※2年前に結婚していれば、32歳と64歳でダブルスコアだったのになぁーーーw
私の気持ちをわかって下さってありがとう |
《内容要約:「ありがとう」を素直に伝えることはとっても大事。ベルの気持ちを理解して自分のもとから解放してくれた野獣に対して、「ごめんね」ではなく、「ありがとう」と伝えたベル。そうすることで野獣もベルも、よりお互いを尊重しまた理解し合えることができました。「ごめんなさい」と言おうとした時に「ありがとう」と置き換えると相手もポジティブな気持ちになれるかも》
※野獣は人間化してちょっとイメージ狂ったヨネ?野獣のままのほうが
格好良かったのに、という意見をよく聞く。
※♪~さんわーやっか~にぃ~~♪の出だしは大事ですねー。カラオケテクニック・・・