『日日是好日』樹木希林さん=縁側女優
■スタッフ:/監督 大森立嗣 /原作 森下典子 /脚本 大森立嗣 /プロデューサー 吉村知己 金井隆治 近藤貴彦 /撮影 槇憲治 /照明 水野研一 /美術 原田満生 堀明元紀 /録音 吉田憲義 /装飾 田口貴久 /衣装 宮本まさ江 /ヘアメイク 豊川京子 /音響効果 伊藤進一 /編集 早野亮 /音楽 世武裕子 /スチール 三木匡宏 /助監督 小南敏也 森井勇佑 /制作担当 飯塚香織 /ラインプロデューサー 伊達真人 /題字 赤松陽構造
■キャスト:黒木華(典子) 樹木希林(武田先生) 多部未華子(美智子) 原田麻由(田所) 川村紗也(早苗) 滝沢恵由(美子) 山下美月(ひとみ) 郡山冬果(典子の母) 岡本智礼(典子の弟) 荒巻全紀 南一恵 鶴田真由(雪野) 鶴見辰吾(典子の父)
※樹木希林さんの遺作。街を歩くと至る所でこの映画の予告編を
流していて、希林さんの「にち、にち~、これ、こうじつっ♪」
というお茶目な声が聞こえてくる。希林さんがもうこの世にいな
いなんて到底信じられないのである。内田裕也は、妻の遺言と
思ってこの作品を受け止め、お茶を始めてみてはどうか。それで
若い時からの奔放生活を改め、落ち着いた人格に変貌したまま
後を追うように逝ってくれたら・・・一番の美談になるがな~。
※『おくりびと』のように、専門分野を深く掘り下げるでもなく、
登場人物のお茶以外の人生を追うでもなく(特に、新しく加入
していく生徒さんに関してはすべて放ったらかしなのがめちゃ
気になってしまった)淡々と「お茶」がらみの人生だけを描写
していくという手法。題材に合ってるっちゃあ合ってるんだろ
うけど。なんか楽しませる部分を放棄しているようで引っ掛か
なんだか、「この映画の面白さがわからない人、フェリーニの
映画のように、いずれ解る日が来ますよ」と言い訳しているよ
うにも思えてしまうのだ。“日日是口実”ではイカンじゃろぅ。
→ 『なんとも艶やかな振り袖姿である。3日に行われた映画「日日是好日」(大森立嗣監督、東京テアトル配給)の特別試写会。13日の公開に先駆け、「KIMONO de CINEMA」と題し、着物姿の参加者250人を前に主演の黒木華(28)と、多部未華子(29)が登壇する一風変わったイベントが明治記念館(東京・港区)で催されたのだ。茶道教室に通い続けた四半世紀の日々をつづった森下典子氏の自伝エッセーを映画化した本作。先月15日に他界した樹木希林さん(享年75)も茶道教室の先生として出演しているのだが、この日、オフィシャルアドバイザーとして製作に携わった観世あすかさんが明かした秘話が凄まじかった。
今年3月、鹿児島の病院にいた樹木さんは「頭蓋骨から膝までがんが転移している」と余命宣告を受けたことを明かし、電話口で観世さんに本作の役づくりの協力を仰いだという。その後も病床で声が出ない中でも手紙をつづるなど献身的に作品と関わる樹木さんは、こうも話したという。「『モノづくりっていうのは大変なのよ。撮ったら終わりじゃないの。宣伝を頑張るのよ』と言われていました。1年以上の歳月をかけて演技の準備をし、宣伝の陣頭指揮も執り、全精力を注がれていました」/趣向を凝らしたこのイベントも「希林さんから与えられたミッション」だったという。そして、黒木と多部について「自分の後を継ぐ真の役者」と評価していたとも。唯一無二の女優が後進に残したものは計り知れない。』
→ 『「これまで、現代劇でお茶、茶道をきちんと描いたものってなかったでしょ。だから面白そうだなって。でも、ホン(脚本)を読んで、主役を演じる役者次第だなって思った。それで主演が黒木華さんに決まったと聞いて私も決めたわけ。黒木さん、いいわね。しなやかで、若いけれど場数を踏んでいるからちゃんとホンが読めてる。もう一人、多部(未華子)さんもよかった。大胆で慎ましくて。お芝居にはその人の生き方が出るの。2人には女優として、このまま残っていってほしいわね」
本人は劇中で2人にお茶を教える先生を演じる。これまでお茶とは一切関わりがなかったというが、その手捌きはみごとだ。 「ずいぶん勉強したもの、プロデューサーに見張られながら(笑)。私はお茶は嫌いじゃないんだけど、作法では、お茶を飲む前に和菓子をいただくでしょ、あれがねぇ~。私は田舎のおばあさんが作るお饅頭が好きなの。お茶席の和菓子はそれは美しくて、愛でるのがくたびれちゃう(笑)。先生役は『どうぞ召し上がれ』って言うだけだから引き受けたのよ」なんて言うけれど、お茶を学んで思うところはやっぱりあったという。「多くのシーンを撮影した一般家屋の中のお茶室、よかったわね。畳に床の間、床の間の花、外から季節の光が射し込んで。戦後、日本の家が醜くなったのは、ああいう『美』を無くしてしまったからでしょうね。多くの人が映画を観てそれを感じてくれたらいいわね」。
実は取材当日は、2日前にNYから戻ったばかり。ジャパン・ソサエティ主催の映画祭で、日本映画界への貢献者に贈られる賞を受賞した。「行くって返事したの、約束は約束だから。もうよれよれ(笑)、だけどそれを隠そうとも思わない。撮影中に体重が10キロ減ったけど、おかげで着物の着方に工夫ができたし。でも、まずはこの宣伝活動でひと区切りね」。インタビューからおよそ半月後、大腿骨骨折から一時危篤状態に。そのときに、この人をまだまだ見つめていたいと思った矢先に届いた訃報だった。取材・文/春岡勇二 写真/田中陽介』
※この映画はストーリーうんぬんというよりも、やはり希林さんと
お別れをしにいく映画だろう。 観客も皆、お茶を習いに行ってる
二人のヒロイン同様、希林さんからの一言一言を聞き逃さないよう
にして、しっかりとその姿を目に焼き付けて帰ってくれば宜し。
→ 『9月に死去した女優・樹木希林さん(享年75)の出演映画「日日是好日」(13日公開)の試写会が3日、都内で行われ、主演の黒木華(28)、多部未華子(29)らが思い出を語った。多部は「直球でいろんなことを聞いてくる方で“付き合ってる人いるの?”“整形してるの?”とか」と笑顔。黒木は「(交際相手は)どんな人がいいか相談したら“自分と同じくらいの人しか来ないわよ”と言われました」と話した。
希林さんと親交があり、同作のオフィシャルアドバイザーを務めた観世あすかさんは、3月5日に鹿児島の病院にいた希林さんから電話で「今、検査が終わって頭蓋骨から膝までがんが進行して余命が年内と言われたの。この映画に残されたエネルギーと時間を使いたい」と告げられたと明かした。[2018年10月4日]』
※ガチのやりとり予想・・・樹木「あなた、整形してるの?」多部「あら、目をちょっといじるくらいはお化粧のうちです。整形には入りませんの。」樹木「あらそう。」
※特に印象的なのは、希林さんと黒木さんが縁側で話す一連の
会話のシーン。穏やかなんだけど張り裂けそうな二人の心の
叫びがジンジンと伝わってきた。希林さんは縁側がホント似合う♪
→ 『数々の伝説を残してきた名女優の樹木希林さんが15日、この世を去った。享年75。2003年に網膜剥離で左目を失明し、05年には乳がんで右乳房を摘出。13年にがんの全身転移を告白するも、それをネタにして笑いを誘うなど、最期まで“らしさ”を貫いた。芸能界でも“治外法権”というべき位置にいた希林さんは、あの「超大物」2人にダメ出しできる数少ない女優だった。「和田アキ子さんと、ビートたけしさんですよ」そう証言するのは、ある芸能関係者。和田は希林さんが死去して間もなく、自宅へ弔問に訪れたが、これは言わば罪滅ぼしだったという。「酔っ払った和田さんは、よく希林さんに電話していましたからね。人の良い希林さんはそんな和田さんの電話にも長時間付き合い、『あんた、そんなに飲んだらダメよ。体がおかしくなるわよ』と諭していました。泥酔した和田さんの電話に居留守を使う人が多い中、彼女だけは、どんな時でも電話に出ていました」(同)
一方、たけしとは1991年のドラマ『金(キム)の戦争』(フジテレビ系)で共演。たけしいわく「希林さんとは(演技の)レベルが違いすぎて、一緒に出たくない」そうだが、芸人の演技について文句を言うことはなかったという。あくまで本業は別と考えていたのだろう。一方で手厳しかったのは、“世界のキタノ”に対してだ。2008年公開の監督作品『アキレスと亀』は、その独特の世界観から評価が分かれたが、たけしを気遣い、周囲は誰も異を唱えない。これに対し「希林さんは、たけしさんも同席していたあるパーティで『あの映画の何が面白いか、私にはさっぱりわからない。あなたもそう思わない?』と周りの人に聞いて回っていました(笑)。たけしさんがいる会場でですよ! すごい人だな、と思いましたね」(映画関係者)。歯に衣着せぬ“希林節”が、もう聞けないのは残念でならない。』
『眼の前で餓死しそうな人がいるとすれば、その人に一片のパンを与えること。これがアンパンマンの原点となる。』 |
出展:「アンパンマンの遺書」(角川書店) |
発言者:やなせたかし (漫画家 詩人 1919年2月6日~2013年10月13日) |
→ 『解説:24歳で出征、戦争で正義だったものが信じられなくなり、やなせたかしは正義ではなく、献身と愛を人生の価値の最上位、思想の根本に置く。「僕の顔を食べてください」は、やなせのすべてを物語る。敵にだって顔を食べさせるなんて、そんなヒーローはどこを探したっていやしない。苦しいときは「アンパンマンのマーチ」を口ずさんでみよう。歌詞をかみしめながら・・・。』
→ 『■内容(「BOOK」データベースより):「アンパンマン」「てのひらを太陽に」の父、やなせたかし。幼少期は劣等感に悩み、戦争も経験、作品がブレイクしたのは七十歳手前と、その人生は順風満帆ではなかったという。逆境でも希望を胸に前へ進んできた彼の言葉からは、生きることのよろこびがビシビシと伝わってくる。本書では心に刺さるやなせ氏の言葉を精選。忘れかけていた大切なものが、きっと見えてくる一冊。
/■登録情報:/文庫 189ページ /出版社 PHP研究所 /言語 日本語 /ISBN-10: 4569678319 ISBN-13: 978-4569678313 /発売日 2012/7/4 /梱包サイズ 15 x 10.6 x 1.4 cm /おすすめ度 5つ星のうち 4.5 /■カスタマーレビュー:believeyou 5つ星のうち5.0 「ごくありふれた日常のなかにさりげなくひっそりと幸福はかくれています」2018年7月5日・・・70ページのこの項目がとくに好きです。...(中略)幸福の正体はよくわからない。おなかをすかせて一杯のラーメンがとてもおいしければそれは本物の幸福だ。(中略)インスタントラーメンもシュウマイ弁当も、アンパンも、ときにはパリの高級レストランの食事よりおいしい...自分では形にできず、それを上手く(粋に)活字にしてくれる人がいると感動することがあります。この本ではそんな思いをされる方が多くいらっしゃるでしょう。「幸福の正体はわからない」という言葉もとてもいいです。体裁、表向きの心の言葉ばかりが並ぶような時代に、立ち止まり考える時間をくれます。本の構成は、上記の「」のような短いメッセージが大きな文字で右ページに書かれていて、左ページにはそれに似合うエッセイが文庫本の通常の文字サイズで記されてあります。気軽で、手軽で、でも、心に入ってくる言葉があちこちに散りばめられた一冊。つくづく、良き絵本を書いた方の言葉は、誰にでもわかりやすく、誰にもとっても優しい、と思います。どこにも優しさがあります。誰をも不幸にしないメッセージばかりです。』
→ 『香美市立やなせたかし記念館・アンパンマンミュージアム。高知県香北町出身のやなせたかし氏の作品を紹介する美術館。人気キャラクター「アンパンマン」をはじめとしたやなせ氏の作品が展示されている。』
→ 『「僕の“最後のインタビュー”だよ。間に合ってよかったね」。昨年夏、劇場版24作目の映画「それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島」について話をうかがおうと、大阪から東京都新宿区の自宅兼スタジオへ訪れたときのこと。開口一番、いたずらっぽい表情で口にした言葉が真実になってしまった。体調が悪く一度は取材予定が流れた。漫画家としての“生命線”である視力も低下していたが、「せっかく大阪から来てくれるのだから」と実現した。戦争体験、アンパンマン制作秘話、東日本大震災…。一気に語る様子が印象的だった。言葉を挟む間もない“独白”。予定の倍以上の時間がたっていた。
そうしてまで伝えたかったこと。それは子供たちへの思いだった。「正義とはミサイルを放つことではなく、飢える子供たちを助けること」「被災地の子供から『アンパンマンが助けに来るから地震は怖くない』と手紙がきた。作品づくりの責任を感じたよ」/90歳を超え、引退も考えたという。東日本大震災直後、心筋梗塞と肺炎、腸閉塞(へいそく)を同時に起こして入院した。が、「生きてしまったんだよね。目も耳も悪いし、体は相当に傷んでいる。でも、生きているということはまだやることがあるという使命。その間に、やれることはやると決めたんだ」。今夏公開の劇場版25作目「それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ」のテーマは「希望」。「みんなで力を合わせた後は、希望、だよね」。子供たちへ生涯送り続けたメッセージが、作品からあふれ出している。(橋本奈実)』
※西原さんとも同郷人ということで交流があったなー。ざっくばらんに
素のやなせさんの言葉が聞けたのを覚えてるーーー。
☆本日の、『日めくり漱石』は・・・
細かすぎて伝わらない関連動画など
(「落選」「いいもの」で動画検索してみました!!)
「吉本坂46 第二次オーディション」合格者発表2
・落選したレイザーラモンHGさんは「コンビでダメでしたよ! 面接で新ネタ見せたのに」と悔しがった。「コロコロチキチキペッパーズ(コロチキ)」のナダルさんは「わっけわからん。落ちましたよ! なんでやねん、なんで坂田(利夫)師匠が受かって僕が落ちんねん。ほんまに受かりたかったのに、ギリギリで落ちました」と毒舌でガックリ。「敗者復活戦あるなら絶対出たいです」と悔しそうに語っていた。