『フロリダ・プロジェクト』
■スタッフ:/監督 ショーン・ベイカー /製作 ショーン・ベイカー クリス・バーゴッチ ケビン・チノイ アンドリュー・ダンカン アレックス・サックス フランチェスカ・シルベストリ ツォウ・シンチン /製作総指揮 ダーレン・ディーン エレイン・シュナイダーマン・シュミット /脚本 ショーン・ベイカー クリス・バーゴッチ /撮影 アレクシス・サベ /美術 ステフォニック・ユース /衣装 フェルナンド・A・ロドリゲス /編集 ショーン・ベイカー /音楽 ローン・バルフェ /音楽監修 マシュー・ヒアロン=スミス
■キャスト:ウィレム・デフォー(ボビー) ブルックリン・キンバリー・プリンス(ムーニー) ブリア・ビネイト(ヘイリー) バレリア・コット(ジャンシー) クリストファー・リベラ(スクーティ) ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
■作品データ:/原題 The Florida Project /製作年 2017年 /製作国 アメリカ /配給 クロックワークス /上映時間 112分
※ディズニーランド周辺の、パチモン・ファンタジーショップの数々が
オモロかった。みんな生きるのに必死なんだなあって・・・。
※子役のナチュラル演技にとにかく圧倒される。ストーリーは
さほど刺さらなかったが・・・。日増しにジワジワくるタイ
プの良さが、あるんだなぁ~~。
シネマトゥディ 前作はiPhone、新作は35mmで撮った『フロリダ・プロジェクト』で描く声なき人たちの現実
→ 『全編iPhoneで撮影した映画『タンジェリン』(2015)が世界中で話題騒然となったショーン・ベイカー監督。今回35mmフィルムで撮影したのは、現代アメリカが抱える影のひとつ「隠れホームレス」をテーマに母と子の絆を描いた作品。世界100以上の映画賞にノミネート、50以上の賞に輝いた『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(5月12日~)の公開に先駆けて来日した、ショーン・ベイカー監督が作品に込めた思いを語った。(あらすじ省略)
絶賛を支えたひとつは、愛らしい表情とチャーミングな演技で“天才子役”と呼ばれたムーニー役のブルックリン・キンバリー・プリンスや、その友達役の子役たち。ベイカー監督は「たくさんの映画を観たよ。巨匠たちが子供たちに取り組んでいる手法を観ておきたかったからね。是枝裕和監督の『誰も知らない』(2004)をはじめ子役が生き生きとした演技で魅せた作品を観返したよ。それが映画にインパクトを与えてくれた」と語る。/ベイカー監督自身、子供たちの自然な演技を引き出した術についても「脚本はあって、(子役が)それを暗記もしていたけど、そこはゆるくしていた。時には脚本から外れてもいいというように。あの子たちは冒険好きで、楽しんでいて……僕たちはそれが可能な環境作りを行った。単に子供たち(の言動)を記録することもあった。例えばベッドで踊るシーンは子供らが勝手にやっていたこと。学校での休み時間の場面も子供たちが自由に話していただけ」と振り返る。
日本映画が大好きというベイカー監督。「今村昌平さんや鈴木清順さんの作品に取り憑かれているよ。僕の作品にも似たようなテーマが見受けられるでしょ?(笑)。最近では園子温さんの作品も好きだけど、この映画にあたっては、大島渚さんの初期の作品『青春残酷物語』(1960)のスクリーン撮影やフレーム内の右と左での女性の撮り方などにインスパイアもされたよ」と明かす。/これからも社会派の映画を撮り続けていくというベイカー監督。注目のエンディングは胸を打つ。(取材・文:岩崎郁子)』
※iPhoneで撮影した前作の『タンジェリン』というのに興味深々!
さっそく次のTSUTAYA訪問時には借りて帰るぞ!と決意するなりーー♪
→ 『 @chronicflowers は数千人のフォロワーを集めた。映画監督のショーン・ベイカーもその一人。高く評価された2015年のデビュー作『タンジェリン』の続編に取りかっているところだった。
ブラジャー姿でハイになるブリアを目にしたショーン・ベイカーは、新作『フロリダ・プロジェクト(原題The Florida Project)』の主人公を、ワイルドでちょっと変わったこの魅力的な女性をイメージした人物にしようと決めた。ハレーと名づけられたその役のために、一流の女優が何人もオーディションを受けたが、これぞと思える候補は現れなかった。「いっそのこと、実物の彼女に役をやりたいか聞いてみたら?」と、映画の出資者の一人が提案。すぐにブリアのアカウントにベイカーからメッセージが届く。女優業に興味はないか、という内容だった。「フォロワーには変な人もたくさんいたから、なりすましだと思った。それかポルノとか何か怪しげなものを撮ってるキモい奴かな、とか」。そう言って、ニューヨークのアパートいるブリアは電話口で笑う。Google検索して彼がまともな監督とわかると、演技経験ゼロにもかかわらず、彼女はオーディションを受けるためフロリダに戻った。「二日かけて、あらゆるシナリオを即興で演じたの。帰る前、ショーンに『私が役に決まったか、いつわかるの?』って聞いた。そしたら『もう決まってるよ!』って」
2016年の『アメリカン・ハニー/American Honey』や『ムーンライト』のように、『フロリダ・プロジェクト』もまた、勝ち目なしの状況からドンデン返しを起こしうる映画だ。シャープで美しい映像、観察的な視点で綴られる小さなエピソードの重なりが、強烈なクライマックスへと連なっていく。ユーモアにあふれていて、同時に静かに挑戦的。子どもの目線から世界を見ることで、アメリカでますます厳しさを増す住宅危機をめぐる、深刻な問題を浮かび上がらせる。「この映画が描いているのは、現実にある貧困。そして、どんな環境で育っても子どもはそこに何か楽しみを見出す、ということ」とブリアは語る。「実際にあった話を元にしているの。こういう状況で助けを必要としている人たちが、あそこには本当にいる」。映画の舞台はフロリダ州オーランド。ディズニー・ワールド「マジック・キングダム」がのしかかかるような影を落とす中に密集して立つ安モーテルの一つ。住居を追われた家族たちがその日暮らしの生活を送る。通りの向かい側では、金持ちが数千ドルを費やして、プルートと握手する。(中略)
ムーニーを演じたブルックリン・プリンスは、役柄と同じく驚くほどの世慣れた賢さを身につけた6歳だ。「オーマイゴッド」。ブリアは強いニューヨーク・アクセントを帯びた叫び声をあげる。「ブルックリンはものすごく才能のある女優。本当の子どもだってことを時々忘れちゃうくらい」。この二人と、ムーニーの親友ジャンシーを演じたヴァレリア・コットーは撮影中いつもつるんでいた。最終日には三人ともかなり感情が高ぶっていた、とブリアは思い出す。「『カット』の声がかかった途端に、二人が泣きじゃくり始めたの、ほんとなんだってば。めいっぱい声を張り上げて『家に帰りたくないよー!』って。私も泣かずにはいられなかった、私も帰りたくなかったから! みんなで作り上げてきた絆や関係性はすごく特別なもの。家に帰る飛行機でもずっと泣き通しだった」。スクリーンの外でのつながりが作品にも現れている。ほとんどの俳優がそれまで演技は全くの未経験だったが(ブリアは撮影開始の二週間前に現地入りして演技レッスンを受けた)、二度もオスカー候補になった俳優ウィレム・デフォーがいたおかげで、彼にちょっとしたアドバイスをもらうことができた。「彼に会うのはすごく緊張した。でも素晴らしい人だった、とても控えめで。たくさん助けてくれたし、役を演じる自信をくれたの」
ブリアは現在、撮影と取材で大忙し。そんな生活を「すごくシュール」と言う。リトアニア生まれブルックリン育ちのこの新人は、名声にどう対処していくつもりなのだろうか。「クレイジーよね。時々少し場違いな気分になる。私はタトゥーだらけだし、この業界によくいるタイプの女の子たちとはちょっと違うから。居心地のいい場所を見つけていけたらと、本当に願ってる」/さまざまな役のオファーが来るのを待ちながら、ブリアは自身で脚本の執筆も始める予定だ。新しくできた友人、『プリティ・リトル・ライアーズ』のアシュレイ・ベンソンと共同で書くテーマは「現実社会で起きるクソみたいなこと、この街で女性が経験することについて」。『フロリダ・プロジェクト』はブリアにとって初めての映画だが、彼女には自分がどんな仕事をしていきたいか、またはしたくないかが、はっきりわかっている。「最初の映画が自分にとってすごく意味深いもので本当にラッキーだった。これから参加するどんな企画でも、同じくらい深い関わりを感じていけたら」と彼女は言う。「ただ演じるだけじゃなくて、描こうとしているテーマや人々に対して、自分が情熱を持てるような映画に出演していきたい」』
※次の映画も決定しているブリア・ヴィネイト。これで本格女優へと進んだら
※これいいなぁーーー。是枝さんの映画もこれやったらええのに。
え?しみじみさせるシーンの合い間に入れるリリー・フランキーの
ゲス話なんか聞きたくないって?ま、そりゃそうだが・・・。
※ディズニーランドマニアの人は、これ観てどういう感想を持つんだろうナ。
そのあたりが非常~~に気になる!
→ 『 映画「フロリダ・プロジェクト」のパンフレットに絵を寄稿しました。フロリダのディズニーワールドの近くの安モーテルでその日暮らしをする母と子。その日々がパステルカラーの夢の国のような映像で描かれているけれど、現実はかなりシビア。
6歳のムーニー役のブルックリン・プライス、モーテルの管理人役のウィレム・デフォーをはじめとする配役が絶妙で、甘くファンタジーでリアルで痛々しいという相反するものがごちゃまぜなのが切ない映画です。オススメ。』
※インスタグラマーだったのがスカウトされての女優転職って・・・!
想像できない時代に入ってきましたな~~。ブログが評価されて文筆家
の道へ、ってのはまだ理解の範疇でしたが。。。( ; ロ)゚ ゚ビクーリデスワ
※天才子役・・・どころじゃないぞこれは。子供の姿をしたベテラン女優ダッ!
※右手に見える隠れミッキーの建造物が、行く手を暗示する・・・
※町山さんの解説動画もあるが、ネタバレしすぎなので貼らないヨ。
※この“泣き”のシーンは賛否分かれてるみたい。。。
※ラストで魔法がかかるかどうかは、観た人の感性に左右されるだろう。
因みにワチクシは、ちょっとジワッときただけで、さほど感動はしなか
ったッスねえ~~~~~。
『変化はコントロールできない。できることは、その先頭にたつことだけである。』 |
出展:「明日を支配するもの」(ダイヤモンド社) |
発言者:ピーター・ドラッカー (オーストリア出身の経営学者 1909年11月19日~2005年11月11日) |
→ 『解説:ピーター・ドラッカーは、ナチスに追われたユダヤ人ということもあり、全体主義やカリスマではない新しい組織のマネジメントを提唱。イノベーションという言葉によって広まったといっていい。彼の啓発本は日本だけで累計500万部以上売れ、名言も多い。/ドラッカーの名をさらに知らしめた岩崎夏海の「もし高校野球のマネージャ^がドラッカーの“マネジメント”を読んだら」がそもそも、ドラッカーの名言集といってよい。ここでは一つだけ紹介する。どんなにドラッカー本を読んでも自ら変化し、自ら行動しなければ意味はないのだ。』
→ 『■出版社からのコメント:マネジメントで必要なことは正しい答えではなく、「正しい問い」であるとドラッカーは説く。複数の名著から、ドラッカーの言葉を紹介しながら「ドラッカー5つの質問」について、中小企業や中堅企業が取り組めるよう、リアルな現場の状況に合わせ、豊富な事例に基づいて解説する。経営者にとって座右のバイブルとなる一書。■登録情報:単行本 207ページ /出版社 あさ出版 /言語 日本語 /ISBN-10: 4866670398 ISBN-13: 978-4866670393 /発売日 2017/12/16 /梱包サイズ 19 x 12 x 1.8 cm /おすすめ度: 5つ星のうち 4.7 /■カスタマーレビュー:Amazon カスタマー 5つ星のうち4.0 「わりと分かりやすい」2018年1月20日・・・5つの質問の目的や本質的な説明がしっかりと記載されていて、基本的ながら、深く考えさせられる。5つの質問に対して、各企業が選択した答えの事例がいくつか記載されていて、納得を持って入ってくる。そういう点でわりと分かりやすい本だと思う。この本を機にドラッカーが直接書いている”現代の経営”などを読み込んでいくのが応用編なのかなと思う。』
☆本日の、『日めくり漱石』は・・・
※うむ、節約生活、参考にしたいものだ。。。