『ビガイルド 欲望のめざめ』~美しいキルスティン(笑)~

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eiga.com 作品情報 『The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ』

■解説:「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラが、「めぐりあう時間たち」のニコール・キッドマン、「ネオン・デーモン」のエル・ファニング、「マリー・アントワネット」のキルスティン・ダンスト、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のコリン・ファレルら豪華キャスト共演で撮りあげた長編監督第6作。1971年のクリント・イーストウッド主演作「白い肌の異常な夜」の原作であるトーマス・カリナンの小説「The Beguiled」を女性視点で映画化し、第70回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した。南北戦争期のアメリカ南部。世間から隔絶された女子寄宿学園で暮らす7人の女たちの前に、怪我を負った北軍兵士の男が現われる。女性に対し紳士的で美しいその兵士を介抱するうちに、全員が彼に心を奪われていく。やがて情欲と危険な嫉妬に支配されるようになった女たちは、ある決断を下す。

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■スタッフ:/監督 ソフィア・コッポラ /製作 ユーリー・ヘンリー ソフィア・コッポラ /製作総指揮 フレッド・ルース アン・ロス ロマン・コッポラ ロバート・オーティス /原作 トーマス・カリナン /脚本 ソフィア・コッポラ /撮影 フィリップ・ル・スール /美術 アン・ロス /衣装 ステイシー・バタット /編集 サラ・フラック /音楽 フェニックス

■キャスト:コリン・ファレル(マクバニー伍長) ニコール・キッドマン(ミス・マーサ) キルスティン・ダンストエドウィナ) エル・ファニングアリシア) オオーナ・ローレンス(エイミー) アンガーリー・ライス(ジェーン) アディソン・リーケ(マリー) エマ・ハワード(エミリー)

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■作品データ:/原題 The Beguiled /製作年 2017年 /製作国 アメリカ /配給 アスミック・エース、STAR CHANNEL MOVIES /上映時間 93分 /映倫区分 PG12

オフィシャルサイト

eiga.com 映画評論 監督の女性としての成長だけでなく、映画作家としての原点も意識させる

→『ソフィア・コッポラの最大の魅力はセンスだろう。ガーリーカルチャーの旗手として颯爽と登場した「ヴァージン・スーサイズ」以来、彼女の描く物語や登場人物たちの内面がピンとこない向きでも新作のたびに気になるのは、生まれながらのセレブならではの高い美意識が創りあげる世界観に惹きつけられるからにほかならない。それは、南北戦争末期の南部の女子寄宿学園を舞台にした本作でも同じ。負傷した北軍兵士マクバニーが運びこまれたことによって女の園に緊張が生まれるという物語自体に目新しさはない。けれども、かつてドン・シーゲルクリント・イーストウッドという男臭いコンビで「白い肌の異常な夜」として映画化された小説をソフィアが撮るとなると、話は違う。

白を基調に色あせたパステルカラーのドレスを纏った女たちが、鬱蒼とした森に囲まれた白い瀟洒な館で暮らす。そのビジュアルの美しさ。フランス宮廷さえもポップに描いたソフィアが、ポップチューンを排し、抑制の効いたトーンの中で淡々と描くからこそ、女たちの胸で蠢きはじめる欲望や嫉妬の陰影も深まれば、残酷さのインパクトも増すことになる。確かに魅力的な男性ではあるとはいえ、ときに女たちの中に1人いる男であることを利用しようとするマクバニーの小賢しさとともに。

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ソフィアにとっては初の心理スリラーだが、そもそも女の集団は彼女好みの題材。その集団の年齢の幅が、まだ幼さの残る少女から母親世代の学園長にまで広がったあたりにも、マクバニーと惹かれ合う教師エドウィナを演じるのが、「ヴァージン・スーサイズ」、「マリー・アントワネット」と閉塞感を抱える女たちの中心にいたキルステン・ダンストであるあたりにも、ソフィア自身が監督としてというよりも1人の女性として重ねてきた歳月が託されているかのよう。

マクバニーを招いた夕食の席でエドウィナが学園長から肩に何か羽織るように言われるシーンがあるが、「ヴァージン・スーサイズ」でもキルステン演じるラックスに同じシチュエーションがある。これは女の習性を描くがゆえの偶然なのか、はたまたデビュー作への目配せなのか。いずれにせよ、一人の女性としての成長を意識させる作品は、映画作家としての原点も意識させるのだった。』

※サスペンスとしても、女性のドロドロした愛憎劇としても、

なーんか物足りなさを感じた。久々のキルスティン出演映画

鑑賞~~!ってことで、ハードル上げすぎちゃったのかも。

「字幕 戸田奈津子」が一番ドキドキしたかなw


●映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』本予告


※画面が終始暗いのが気になった。だんだん明るくしていく演出か?とも

勘ぐったが、そういうわけでもなかったし・・・


公式HP プロダクションノート

『【幻想的な世界観を構築したプロダクション・デザイン】:プロダクション・デザインを担当したのは、これまでも多くのソフィア作品で独自の世界観を構築してきたアン・ロス。ソフィアと時代考証することからスタートし、インスピレーションを受けた作品は映画『ピクニックatハンギング・ロック』、『テス』、ヒッチコックのサスペンス作品や画家ジョン・シンガー・サージェントの肖像画まで多岐にわたる。劇中に登場する学園のキッチンやダイニング、外観など核となるシーンは、実在のメイドウッド・プランテーション・ハウスを使用。ここは19世紀半ばに建設されたアメリカで最も完璧なギリシャ様式の大邸宅のひとつと言われ、ビヨンセのアルバム「レモネード」の収録曲「ソーリー」のPVにも登場した場所。ただし自由に内装や家具に手を加えられない国定歴史建造物であるため、ニューオーリンズにある個人所有の住居を応接室や音楽室、寝室などに使用。聖書や燭台や楽器など様々な小道具を揃えてセットを作り上げた。食事のシーンのために調達したヴィンテージの銀食器は、銀磨きに時間を割く余裕がなかったであろう時代設定を考え、変色させて使用するこだわりも。

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【美しい女性たちが纏うハンドメイドの衣装】:ロケーションや小物に加えてキャストの気分を盛り上げたのは、ステイシー・バタット率いる衣装チームによる手作りのドレス。戦争による物資不足から洋服をあまり持っていなかったと考え、洗って色あせさせ、太陽光にさらすことでさらに退色させるなど、細やかな手が加えられている。また、現代女性の目にも信憑性や現実味を与えて魅力的に映るように配慮し、大きく膨らんだスカートではなく現代でも着られるようなドレスをデザイン。色あせたパステルカラーのドレスをまとった女性たちの集団を作り上げることで、泥にまみれたボロボロのマクバニーとのコントラストをより強調している。』

※やっぱ、この監督さんはストーリーテリングというよりは、こういう

視覚効果的な部分を中心に楽しむべき作品群を制作されていると感じる

なぁーーー。


★辛口批評(ネタバレ部分はカットした)

【ネタバレ】『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』S・コッポラ「白い肌の異常な夜」まさかのリメイク

『評価:50点・・・日本ではポルノ映画として公開されたクリント・イーストウッド主演作品「白い肌の異常な夜」をなんとソフィア・コッポラがリメイク(一応公式では否定されている)。リメイク映画、女性監督映画にも関わらずカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した異色作だ。「白い肌の異常な夜」は、高校生ぐらいの時にタイトルに惹かれて観て、ラストに驚愕した傑作。それだけに不安でした。(あらすじ略)

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結論から言おう。これはイーストウッド版を意識して観てはダメだ。そもそも本作は9割型ストーリー展開が一緒なので、イーストウッド版を観ている者にとって驚きは皆無だ。ただ、本作はイーストウッド版を無視して観ても、残念ながらソフィア・コッポラワースト映画であった。/ソフィア・コッポラは歴史的正しさや事実関係よりも自分の内面の具現化を優先する監督なのだ。故に本作は南北戦争という時代背景が完全に死んでいる。これはソフィア・コッポラに甘い私にとって許容範囲だ。『白い肌の異常な夜』とも殆ど内容が同じなので、あの傑作と比較するのもやめておこう。私はソフィア・コッポラに甘いので。

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濡れ場や暴力シーンはなかなか見せない。なんともどかしいことか。本作の軸は外から入り込む異物により、調和が乱れること。それ故に、濡れ場や暴力シーンはしっかりと魅せる必要がある。それを、焦らしに焦らし、中途半端な状態でしか魅せてくれないので全体的に消化不良で終わってしまう。ただ、エル・ファニングファンとしては彼女の夜這いシーンはサイコーでした。そのシーンだけ、コリン・ファレルと入れ替わりたいと思いました。それにしても「SOMEWHERE」であんなに幼かったエル・ファニングが、大きく成長し、しかも人間離れした美しき女性へと昇華したことは本当に嬉しい。そんな彼女がエドガー・ドガを思わせる画の中で自由に動き回り男を魅了している姿を観られたのは本当によかった。』

エル・ファニングたんの女狐ぶりは最高でしたねぇ、はい♪同意です。


☆元ネタのコッチに興味出てきた。。。

eiga.com 白い肌の異常な夜

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『■解説:南北戦争の末期。南部の林の中にある女子学園の生徒が重傷を負った北軍の兵士マクバーニーを見つけ、園内に運び込む。教師のエドウィナや女子生徒たち、そして院長マーサによってかくまわれたマクビーは次第に回復していく。しかし生徒が彼を誘惑。エドウィナがそれに嫉妬し……。監督ドン・シーゲル&主演クリント・イーストウッドのコンビによる異色のエロティック・サスペンス。/■スタッフ:/監督 ドン・シーゲル /製作 ドン・シーゲル /原作 トーマス・カリナン /■キャスト:クリント・イーストウッド(ジョン・マクバーニー伍長) ジェラルディン・ペイジ(マーサ・ファーンズワース) エリザベス・ハートマン(エドウィーナ・ダブニー) /■作品データ:/原題 The Beguiled /製作年 1971年 /製作国 アメリカ /上映時間 105分』


●キャストインタビュー



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※撮影の合間にふざけ合う様子が微笑ましい~~♪


◎マクバニー伍長が、エドウィナにかける賛辞。伍長ジョークっすかぁ?

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◎「美しい」を繰り返す伍長。ニコールキッドマンよりキルスティンが

好みとは・・・。熟女好きキャラなのかーーー?

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◎とどめの賛美。伍長、天丼ッスか~?そこ笑うとこなんでしょうか・・・?

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町山智浩の映画時評】二人のコッポラ『ボンジュール、アン』&『ザ・ビガイルド』

 (ザ・ビガイルド』解説は7分20秒から分秒まで)


※「接待」と「騙す」のダブルミーニングなんですねー“ビガイルド”って。

町山さん、相変わらず分かり易い解説、いつもいつもお疲れ様っす!


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☆最後に、現在のキルスティン情報をば・・・

mode&ideas キルスティン・ダンストの現在は?

『キルスティンとジェシーの間には、2018年5月に第1子が誕生。生まれた息子はエニス・ハワード・プレモンス(Ennis Howard Plemons)と名付けられたそうです。ママになったキルスティンは、2018年9月にエミー賞授賞式に参加しました。』


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※(左)妊婦姿 (右)うわぁー、普通にその辺にいるモッサい夫婦じゃーん!


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※遠目に見たら美人のキルスティン♪


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※近くで見ても美しいエル・ファニング


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女の園に似合うのですよ、キキは。「若草物語」の昔から。


☆書籍「元気が出る言葉」&サライ「日めくり漱石」をお届け♪

(詳細は、1月2日の日記を参照のこと!)


☆さ~~て、本日11月21日(水)の、「元気が出る言葉」は~?


『ピンチの時に心を切り替えて、前を向いたほうが、ラッキーって見つけやすい。』
出展:「逆転力 ~ピンチを待て~」(講談社
発言者:指原莉乃 (アイドル 1992年11月21日~)

『解説:指原の最大のピンチだったのは、HKT48に移ることになった事件だ。拠点を東京から福岡に移すこととなった。ここで終わってもおかしくない。しかし指原は九州出身(大分市)、HKT48でトップになる!とリベンジを誓い、それを実現するところがすごい。かわいいだけのアイドルにならなかったところも、彼女の頭と勘の良さだ。以後、トップアイドルの道を驀進する。2012年の書初めは「楽しく生きる。」以降、この言葉が抱負だという。』


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◎関連書籍、楽曲、映画(ドラマ)などなど・・・


Amazon.co.jp 逆転力 ~ピンチを待て~ (講談社 MOOK) 新書 指原莉乃(HKT48) (著)

『■内容紹介:メインテーマ「指原莉乃が語る“逆転”の人生論」・・・様々な逆境に立たされながら、常に話題の中心にありつづけるアイドル・指原莉乃(HKT48)。

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歌もダンスもルックスも、特に秀でていない彼女がなぜアイドルとして成功できたのか。どんなピンチも力に変えて切り抜けていく、さしこ流“逆転力”の秘密を語る。現代社会をへこたれず、したたかに生きるためのヒントを与えてくれる1冊です。AKB48グループのファンはもちろん、サラリーマンやOL等にもビジネス書として読んでもらえるような示唆に富んだ内容となっています! /■登録情報:/新書 196ページ /出版社 講談社 /言語 日本語 /ISBN-10: 4063898504 ISBN-13: 978-4063898507 /発売日 2014/8/11 /梱包サイズ 17.5 x 10.8 x 1.6 cm /おすすめ度 5つ星のうち 4.4 /■カスタマーレビュー:sakkan01 5つ星のうち4.0 「AKB 2興味の無い人にも伝わりまくる逸品」2018年1月23日・・・AKBには全く興味がなかったのですが、当時落ち込む事も多く、そんな時にたまたま紹介されていたこの本のタイトルと指原の名前の意外性に惹かれ購入。若いのに『自分』を持った文章でとても読みやすく、伝えたいことがシンプルに伝わる内容でした。これを読んで指原のことが好きになったくらいです。』


●懲りない指原うっかり「男が大好き」発言



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指原莉乃小林よしのりにブチギレAKB激論


※いろんな人との対談でどんどん進化していく感じだねえー。


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※ラーメンがずっとなくならない不思議・・・


☆本日の、『日めくり漱石』は・・・

サライ 「夏目漱石」の記事一覧


“彼は一口も酒を飲まない代りに大変甘いものを嗜んだ(『明暗』より)”


【大正5年(1916)11月21日の漱石】原稿用紙の右肩に不吉な3ケタの数字を記す


今から100年前の今日、すなわち大正5年(1916)11月21日、漱石は東京・早稲田南町漱石山房(自宅)で、朝から愛用の紫檀の座机に向かっていた。朝日新聞に連載中の小説『明暗』の原稿を書き進めているのだった。主人公の津田とかつての恋人の清子との次のようなやりとりで、第188回の原稿を書き上げたのは昼前のこと。《「予定なんか丸でないのよ。宅(うち)から電報が来れば今日にでも帰らなくっちゃならないわ」津田は驚いた。「そんなものが来るんですか」「そりゃ何とも云えないわ」清子はこう云って微笑した。津田はその微笑の意味を一人で説明しようと試みながら自分の室に帰った。》書き上げたあと、次回の覚えのため、まだ空白の原稿用紙の右肩に「189」と数字を記しペンを置いた。


午後からは、妻の鏡子とともに、築地の精養軒へ出かけた。東京帝国大学で教壇に立っていた頃の同僚で近所に住む山田三良の夫人・繁子から、「自分の妹と辰野隆(ゆたか)が結婚するのでぜひ披露宴に出てほしい」と頼みこまれていたのである。ちなみに、辰野隆は建築家・辰野金吾の長男であり、のちに仏文学者・随筆家として名を知られるようになる人物だ。現在では考えにくいことだが、披露宴会場は男女別々の席に別れていた。漱石と鏡子も、離れて指定された席に座を占める。/食卓の上に漱石の好物の南京豆の砂糖菓子が置かれているのを見て、鏡子は小さな不安を覚えた。出がけにも「胃が痛い」と訴えていた夫が、止める者がそばにいないのをいいことに、こんな胃の負担になりそうなものを食べなければいいが、と思ったのである。数え50歳(満49歳)となっていても、漱石にはそんな子供っぽいところがあった。


宴席では柳家小さんがめでたい落語「うどんや」を演ずる一場もあり、小さんファンの漱石を喜ばせた。宴がはねての帰路、漱石と鏡子はこんな会話を交わした。「あなた、豆をお食べになりました?」「ああ、食べた」「胃が痛いなんて言ってて、いやな人ね」「なあに、もうすっかり治ったよ」/ところが、この豆が災いとなったのか、翌日から漱石は持病の胃潰瘍を悪化させ病床に伏し、本復することはなかった。この日、まっさらな原稿用紙の右肩に書いた「189」という数字が、作家・夏目漱石の絶筆となったのである。


細かすぎて伝わらない関連動画など

(「不吉」「数字」で動画検索してみました!!)


●【都市伝説】OKサインの謎



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※ネタとしては面白い・・・


侍ジャイアンツ 第4話 「おれの背番号は”死”だ!」



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※懐イゼ!もうひとつのエンディング「行け!バンババン」という曲が大好き♪


ジョニーAのつぶやき:しばらくキキの画像を見てなかったので、妊婦姿とかその後の夫婦のツーショットに唖然。もう「美人」と呼ばれるような役は永遠にできないかもな~。