【あらしのよるに】アメザリ目線で・・・

昨日、今日、明日、と仕事が早く終わるもので、三日連続で映画でも観て帰ろうかな?と思っている。
で、昨日が『男たちの大和』、本日がこれ、というわけ。邦画のアニメである。以前一回、出演者(声
優)のアメリカザリガニの話題で取り上げた事があるので、本日が二度目♪で、やはり、アメザリ目線
で、すなわち、斜めから観た、少々ゆがんだ感想をば、書いてみたいと思う所存である・・。


あらすじは、コチラ↓シネこみの作品情報から抜粋する。
シネこみ あらしのよるに 作品情報
《引用》
きむらゆういち作のベストセラー絵本「あらしのよるに」が、この冬アニメーション映画に。
寒い季節に心を温めてくれそうな、オオカミ(ガブ)とヤギ(メイ)の間に生まれた友情をテーマにした
本作。ガブにとっては、本当ならメイはごちそう。我慢したり、悩んだりしながらも、2匹は会っては
散歩をくりかえし、共に過ごす時間を重ねていく。でも、そのうちにそれぞれの種族に知られるところ
となり、追いつめられた2匹の運命は果たして…?最初は奇妙に思えた友情が、かけがえのないものに変
わっていく様子があたたかい作品。ガブの声を演じるのは歌舞伎俳優の中村獅堂、メイの声は人気若手
俳優、成宮寛貴が担当。』
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続いて、シネこみに載せた、マイ・シネマ・ダイアリー↓
『狼と山羊、もともと食う食われるの関係にある運命の2匹の間に、果たして愛情は成り立つのか?
子供向けにしてはやや盛り上がりに欠けるTVアニメレベルの出来栄えに思えるし、大人向けに何か
示唆するものを期待していくと、これまた掘り下げ方が甘くて期待はずれに終わってしまう、と・・。
どっちつかずな印象が強かったなー。聞くと「あらしのよるに恋愛論~」なる副読本(?)が売れて
いるのだとか。
アマゾン.co.jp あらしのよるに 恋愛論
主役のガブとメイを男女の仲に喩えていろいろと恋愛のノウハウを指南する内容なのだろうか?種族の
違う動物、という意味では男女の恋愛になぞらえる事も可能なのだろうが、やはり、主演がオネエで有
名なあの成宮きゅんということで、むしろ男同士の超友情♪がテーマだ、と考えるほうがしっくり来る
ような気がした。まぁ、内容的に映画にするにはボリュームが少な過ぎなので、話の本筋から離れて、
ついつい余計なサブストーリーに気が逸れてしまうのも已む無し、というところか。
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ガブ役の中村獅童、メイ役の成宮寛貴ともに、よく演じているが、目をつぶって素の二人が語り合っている、と妄想したほうが10倍楽しめる。ではツボにはまったメイの台詞をいくつか・・・。(ガブに耳の辺りを噛みつかれそうになって)「くすぐったいですよ。わたし耳は駄目なんです!」←性感帯!? メイ「僕たち秘密の友達ですよね♪」←そうそう、ゲイのカップルはまだまだ日本では日陰の存在です。「私を食べて終わりにします?」←食べるってwそんな色っぽい言い方したら、まんまですがなw(2匹で暮らすようになってしばらくしてのシーン。夜な夜なほかの山羊を食べて帰って来るガブにメイがボヤく)「私の知らない間に、別の山羊を食べてるんでしょっ!もうっ!」←なんかマジで倦怠期のカップルっぽい雰囲気が漂ってて、ここはツボだった。


結論!この作品はもっともっと短かくまとめて、いらん妄想が働く余地をなくし、クライマックスをチャッチャと盛り上げて主題歌の「スター」(aiko)をババーン!って流してくれてれば、かなり感動できたんじゃないかなぁ~と思う。ん~~、原作無視してもっとドラマチックに改ざんするか、思いっきりカットするか、のどちらかを選択すべきだったんじゃないだろっか。ウン、そんな風な感想だな~。』

昨日に続いてまたしても、“ラストテロップで主題歌が流れてる時が一番感動した”というパターン
になってしまったよw アメリカザリガニの二人の出番も、思ってたより何十分の一も短く感じたし。
もっともっと、柳原がアチコチで声をはさんで、自己アピールしているものと勝手に思い込んでいた
んだけどなぁ~。それとも、声は出してたのに全部切られた???
主な二人の掛け合いシーンはわずか一回。逃走したガブを追いかける、狼の凸凹コンビを演じていたの
だが、「うあ!発見したあぁあっ!」て思わせといて、結局「綺麗な花があるぅ~~~~~!」と透か
すネタ。ほぼそれのみ!!あとは狼が大勢集まるモブシーンでチョコチョコと声出してたのと、まだ子
供の頃のシーンで、崖を飛べないガブをはやし立てる2~3言、そんなもんやね。メッチャ物足りない。
その辺りも、せっかく漫才コンビを起用してるんだから、もっともっと、ヤジるエピソードとかを充実
させてやなぁ、「お前ら、狼と山羊とで仲良くしててめっちゃキモイんじゃあ!」「何考えとんじゃあ
!!」とか言いながら、自分たち二人も怪しい雰囲気になってゆく、とかね。遊びの部分が欲しかった
気がする。直球ド真ん中過ぎ。ストーリー的な文句も言っておこうか。大団円前にガブがある状態に
なるのだが、そこが白々しすぎ。予告編で感動的な台詞を叫んでるシーンが、いちいち緊迫感のない
ところで発せられていて「???」ってなる。これまた、予告編の方がええやん!っていう・・・。
今度からこの手の、予告編と音楽だけ良い映画は全て、 エリザベスタウン・パターン と呼ぶことにしようっとw

さてさて明日のもう一本は何にすべきか・・・今のところの候補作は、『Mr.&Mrs.スミス』か、
SAYURI』か、『ハリーポッターと炎のゴブレット』か、はたまた『キングコング』(二度目)かw
三連敗は避けたいなぁ~~。