【ちゃんこダイニング若】してその実態は!?

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職場の飲み会で、姫路にある“ちゃんこダイニング若”というお店へ繰り出す。
第66代横綱若乃花(通称お兄ちゃん)がプロデュースし、今や全国14店、韓国のソウルにも
進出、あのヨン様も来店されたという、超人気のレストランである。


姫路店は、姫路唯一の歓楽街、魚町(ウオ町、ツウはトト町、と呼ぶそうな)の中にある。飲み屋、風俗など
が集結する雑多な喧騒の一角に、その建物はそびえ立っていた。特に、花田勝氏のこぼれるような
笑顔の看板が、否が応でも目に入る正面のたたずまい(ああいうのを客寄せパンダというのだなぁ)。

入り口付近には、ワケのわからない、水と光のオブジェが作られていて、お洒落感を増す。その空間だ
け、廻りの風景とは異質な感じだった。酔った客は間違いなく、足をオブジェ下の水溜りに突っ込んで
機嫌を損ねて帰ること間違いなしだ!

花田勝スピークス(ブログ)
さてさて、普段は予約が半月先までビッチリ詰まっていて、特に若い女性客に大人気だという。その
ちゃんこ(食べ物全般を指す言葉らしい)の味やいかに!!興味津々で料理の来るのを待った。

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テーブルの上にはこのような(←)ランチョンマットが置かれている。若乃花の手形(実物大)だが、思ったほど大きくない。むしろ小型。。。連れの中には、はるかデカい手の者も多かりし。店員に聞くと、「ふくらみ、分厚さがハンパじゃなく凄いですよぉ~」とのこと。きっと、この時点では、頻繁に聞かれる質問なのだろう。手馴れたものだ。

料理は、小皿を何品も、コースのように連続で運んできてもらい、メインに肉なべ、チゲなべ、が来る、というようなパターン。イカや海藻、野菜、魚類のおさしみ、つくね、さつま揚げ、などなど、食べたら次、また食べたら次、という風に、わんこそばかと思うくらい早いローテーション♪味は醤油がメインながら、まったりと甘い舌ざわりのもの多し。ゴマ和えが多かったが、みな上品で、花田氏の優しさを体現したかのような趣だった。店員の対応も決め細やか。どうでもいい質問にも真摯に答えてくれた。教育が行き届いているなぁ~、と感じる。

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いよいよクライマックス、なべの登場!作るのは全部店員さん任せ。一人一人の味付けの好みに合わて、微妙な茹で具合の調節も必要なところを、サッサと手早く片付けて盛り付ける。
ちゃんこと聞くと何でもかんでも一緒くたに煮込んで、その具材の多さと一気に煮込むことによる旨みがい~っぱい出るような、濃くて辛ぁ~いというイメージが強い。 が・・・実際は非常~に上品で、濃すぎない最適な味付けだった。油揚げやお肉に、お汁の旨みがジョワジョワ~~ッとよく染み渡っているのに、しつこくない感じ。とっても美味♪ こんなレシピもあったよ↓


最後は、残ったつゆを利用して、ラーメン。 ラ、ラ、ラーメン!? うーむ。最後は雑炊で締め
くくりたかったところだがなぁ~。予定は麺でしたか。おおお、チョト残念。で、このラーメンが、け
っこうヘルシィ系。健康に良さそうな味わいだった。いや、言い換えると、、、あまし美味しくはない
???まぁ、ひとそれぞれ好みの違いはあるだろうから、一概には言えぬが、このラーメンだけは、唯
一、残念な一品だったかな? 
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そしてコレ!(←)塩のアイスクリーム。絶品。相撲だけに塩か、、、でも塩は一番最初に撒くぞ。順番逆転しとるけどなぁ、ま、細かいところはいっか。私は今夜は戴かなかったけれど、芋焼酎を頼んだ人は随分満足しているようだった。「66代」というのと、「若」というのがカウンターにズラリ並べられており、壮観!店員の説明によれば、鹿児島の有名な地酒屋さんに、特注で造らせている秘策の一品とか。いやはや、全部の料理に、花田氏の愛情あふれる目が注がれているってとこでしょうかな。

柄にもなく、いっぱい褒め過ぎてしまった感はあるがな。えと、値段は、なべの類が一人前2600円
と、やや割高な感じか。しかし、人気は衰えず。予約殺到で、この味を求めて贅沢する人が後を絶たな
いようだ。お母さんの味、ならぬ、お兄ちゃんの味。何か他にも秘密があるんじゃないだろうか??

ちと古いがこんな記事発見♪
探偵ファイル 若のちゃんこ屋
記事から抜粋する。
『なんでも、勝さんの経営するちゃんこ屋はバイト生を採用する基準が「顔」なのだという。
 そして、店の先輩からは「(お客を)目で落として下さい」との仰天教育が行われたというのである。』

女性に人気のお兄ちゃんの店。その実態は、キャバクラ並みの、親切で丁寧な、誠心誠意を込めたサー
ビスの奉仕。女性客は店員の目に落とされているのか!!そう言えば、男性店員、けっこうイケメンが多
かったような気も。メイド喫茶執事喫茶といった最先端の萌え系喫茶は、まだ姫路にはなさそうな様
子だが、この2月から姫路に進出してきた、ちゃんこ屋が、実はその手の萌え系喫茶の前兆として、現
れていた、ということなのかも知れない。以上、レポートおしまい。