【スカイハイ劇場版】GYAO視聴♪

今月いっぱいGYAOで配信している『スカイハイ劇場版』を再度観てみた。前は確か劇場へ観に行ったはずだが、ほとんど内容を覚えていないのは、なぜ?

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北村龍平監督の『あずみ』は大好きだった。その延長で、今回もまたド派手なアクションシーン満載の映画を撮ったらしい!と噂に聞き、期待して観に行ったのだったと思う。で、感想としては、アクションちょっと長すぎへん?ストーリー解り難くねぇ?釈チャン、TV版の時のほうが良くねえ?・・・みたいなマイナスの感想のみで終わっちゃってた記憶がある。今回は、前よりずっと出演者にも詳しくなったし(主役の谷原章介は、当時僕の中では一切印象に残らない、ただのイケメン俳優に過ぎなかった。。)

さぁ、新作ではないが、いつものように、ヤフー・ムービーの解説を貼ろう。
ヤフームービー スカイハイ劇場版
・恋人との結婚式を数日後に控えている神崎刑事は最近、体の一部を切り取られるという猟奇殺人事件に悩まされていた。ある日、女性の他殺体が発見される。やはり、これまでと同様の手口で殺害されており、これで犠牲者は3人にのぼった。そして結婚式当日、4人目の犠牲者が出てしまう。その被害者とは、不幸にも神崎の婚約者・美奈だった。同じ頃、彼女は自分が殺されたことも気付かずに、“怨みの門”の前に立っていた。門番“イズコ”に3つの選択を迫られた美奈は、記憶を辿って殺された真相を掴むために現世へ戻る道を選ぶが…。
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製作年度 2003年  製作国・地域 日本  上映時間 123分
監督 北村龍平  製作総指揮 -  原作 高橋ツトム
脚本 桐山勲  音楽 森野宣彦 、矢野大介
出演 釈由美子大沢たかお谷原章介戸田菜穂田口浩正



●レビュー
「スカイハイ[劇場版]」アクションシーンのテンションの高さは、相変わらず天下一品
北村龍平は映画で刀を使うのが何より好きだ。日本人の精神がどうのというより、刀を使ったファイト・シーンなら想像力のおもむくままに演出できるから。単に、刀で遊ぶのが好きともいえる。そう、彼はゲームセンターに入り浸る子供のままなのだ。本作は、そんな彼らしさではち切れそうだ。ドラマティックで派手。やり過ぎ? そりゃもう。でも楽しいのも事実だ。例によって、もったいぶったセリフ回しとテンションの高いアクションは健在。だが、それが本作では物語にふさわしい。殺された者が怨みの門の前で、天国に行くか、現世に幽霊として残るか、地獄に堕ちる代わりに復讐を果たすかの選択肢を与えられる。結婚式場で惨殺された美奈は、婚約者が復讐に走るのを止めようと奔走する――という物語はくだらないかもしれないが、アクションとアクションのつなぎだった過去作と違い、クライマックスに向けて盛り上がっていく。傲慢さのにじみ出る大沢たかおもいいが、見どころは釈由美子。優しい美奈がキリリとした怨みの門番に生まれ変わる。その変貌ぶりが、物語の神話的な色合いを一気に高める。欲を言えば、強くなった釈に戦いも最後まで任せてほしかった。

以前感じた、アクションシーンの長さはさほど感じず。いやむしろ、もっと観たいなぁ、と思わせてくれる殺陣だった♪(多分、久しぶりに観たせいもあるんだろーなw)
逆に、ドラマ部分の冗長さがやたら気になってしまった~。確か、公開当時、北村監督はこの映画に「持てるものを全て投入した!」と豪語しており、何でもありの娯楽超大作!!と自信満々のご様子だった(この人は年がら年じゅう自信家なのだがw)。たぶん意気込みが強すぎたんじゃないかなぁ~~、やけにドラマのシーンで間(ま)を取っている。らしからぬ演出といえよう。大して中身のないストーリーに(失礼!!)しては引っ張りすぎだ。TV版と比べても、お話自体は子供だましのレベルと思う。TV版の、最終3話のクオリティは素晴らしすぎたからな~。(ラスト2本を撮ったのは他ならぬ北川監督なのだが!)アクションを入れる事で、スカイハイ(原作)の良さが、却って殺がれた部分も多々ありそう。


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観ているうちにいい事思いついた。長くてダレるドラマ部分を、1.4倍速、2倍速で観るのである!(GYAOはスロー再生は出来ないが~岡本綾チャンの四つんばいのシーンで使いたかったのにッ!~倍速再生は可能なのだ♪)1.4倍なら2時間の本編が1時間半で、2倍速なら1時間で観られるゾ!急いでいる人にはオススメだ!台詞もちゃーんと聞き取れる。チョット甲高い声になるから声優さんっぽく聞こえて、全体的にアニメっぽくなっちゃうけどもな。それもまた一興やで~。

で、倍速作戦も功を奏し、今回はかなり楽しく鑑賞できた。多分、余裕を持って突っ込めたせいだと思う。《以下、内容に触れます。注意》「カメラマンの田口浩正、死にかけてたくせに最後、元気なりすぎッ!(で、おいしいとこ持って行きすぎッ!)」とか、「心臓光りすぎッ♪そいでいつまでも新鮮過ぎッ!」、さらに「ハラショー、真面目すぎッ!」←今は彼のオモシロ本性を知っているせいで、その生真面目っぷりが逆に笑える。きっと彼はその後も、門番の彼女に会うために、月一回くらいのペースで、わざと瀕死の重傷を負い、恨みの門前へデートしに行くんだろーナァ♪とか想像しちゃった。

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釈チャン、最近整形疑惑とかいろいろ出ているけど、今後その噂に対してどう返答するかの選択に迫られるだろう。奇しくも恨みの門番の台詞にもあるように、3つの選択に自らが悩まされることになるわけだ。すなわち・・・

①素直に整形の事実を認め、謝罪して元の顔に戻し、顔面の再生を待つ!(天国で再生を待つパターン)

②なんやかやと誤魔化し続け、芸能界をさ迷う。(成仏せずに現世を彷徨うパターン)

③整形関係者、事実を知る者を口封じし、整形の事実自体を抹殺する。(誰か一人を呪い殺すパターン)

さあ、(どうにかして業界で)お生き残りなさいっ!!