【ミリオンダラー・ベイビー】アカデミー受賞も納得か
で劇場に臨みました。前半・中盤にかけて、主演級の三人の心の交流と、格闘を拠り所とす
る結びつきが徐々に強まる展開に感心。グイグイ引き込まれました。かなり本格的なトレー
ニングを積んで、実際の試合のシーンも吹き替え無しで体当たりしたヒラリー・スワンクは
マジで強そうでしたね。日本で言うとソニンちゃんかな？ついでにイーストウッドとフリー
マンは、日本人に置き換えるなら高倉健さんといかりや長介さん（故人ですが）辺りでしょ
うか・・・。かなりベタだなｗ
終盤の３０分は、実はある程度のネタバレを聞いてしまっていた為、意外性に欠けて、ちょ
っと冷静に観てしまいました。泣くつもりだったのに泣けなかったワイ。変に細かいところを
気にしてしまったのが拙かったか。イーストウッド演じるフランキーと娘さんの確執は何だ
ったのかなぁ～？何をそんなに懺悔するような事があったのかなぁ～？といったところ。神父
さんに「あなたの今の悩みからするときっと大した事じゃないでしょう」と言われてた通り、
あんまり大した事ない設定だから説明を省略しちゃったんでしょっかー？
あと、ポイントとなる“モ・クシュラ”というリングネームの意味を知るシーンですが、最後
の最後、感動したいあのシーンでなっち（戸田奈津子はん）が“私の好きな、愛する人、私の
血よ”などと長々と直訳してるのでやや興醒めしてしまった・・。感動でけへんやん、そんな
グダグダ言われたらｗもっと簡潔にやねえ、“愛しき人”くらいでええやん。そしたら感涙で
きてたかも知れんのにい～～～。うお～～、俺の涙を返せぇーー。
でも結局、個人的には終盤をああいうストーリー展開にして欲しくなかったかな～、という
のが本音だ。先入観一切ナシで観てたら、純粋にあのテーマについて考えれたかも知れないが
・・。そういう“たら”“れば”は言っても後の祭り、ってことで。
公式↓イーストウッドが手がけた音楽もいいですね。胸に染みます。
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