【花よりもなほ】DVD鑑賞
劇場へ行きそびれていたこの作品。なんとか年内に観ることができました♪
やっぱり、邦画が豊作だった、今年2006年を締めくくるのも邦画でしょう!!ってなノリでw
やっぱり、邦画が豊作だった、今年2006年を締めくくるのも邦画でしょう!!ってなノリでw
●引用
※一言で評するなら、キャスティングが最ッ高!!! ということ。シンデレラエキスプレス渡辺氏は「主役の岡田クンに花がない。脇役の方が魅力的なので、タイトルにはその意味もあるのかもw」と深読みしていたが、個人的には、岡田クンもすごく良かった!もちろん、脇を固める演技上手な連中に比べれば見劣りはするだろうが、むしろその朴訥で、不器用そうなキャラが、役柄にピタァ~ッとハマってたと思う。
『誰も知らない』や『エレファント・カシマシ・ドキュメント』を撮った是枝監督らしい、客観的でありながら温かい視点をしみじみ感じさせる、独特の魅力というものが、本作でも十二分に発揮されておる♪お笑い芸人がたくさん出ているので、かなりコメディ・タッチなのかなぁ~?と想像していたのだが、意外と全体的にシリアスな展開だったのでビックリしたナァ。お笑いさんには緊張感を絶妙のタイミングでゆるめる役どころを、実力派にはちゃーんと溜め演技たっぷりの見せ場を、そして、雰囲気だけでさほど上手くない(と勝手に思ってるだけだがw)性格俳優さんには、台詞の少ない効果的な登場のさせ方をするという、心憎い気配りを感じたヤ。
僕も、“革新的な時代劇”だなぁ~というのが、偽らざる正直な感想カナ。始めっから「たそがれ清兵衛」みたいな王道ではない、と解ってて観たから、好印象だったのかも。もし、何の予備知識もなく、例えば是枝監督だという事も一切知らずに観ていたら、何となく未消化で物足りない感想を持ったかもしんないし。
キャストに関しては、ほんと詳しく語りだすと止まらなくなりそうなので、絞って書こう。何と言っても、古田新太が個性豊かな面々を統合してくれてる感じで、ブラボー♪だった。あの役、他の誰でもウマくいかんような気さえするワ~。そして今回はコメディリリーフに徹したキム兄ィwww『ゆれる』では情け無用の検察官を演じていたが、今回は何とちょっとアホの子?を飄々と演じていてこれまたバッチシ!いい味出しまくリングだった~♪キムは演技モノだというのを再認識でけた。そしてそして、驚きの加瀬亮!『硫黄島からの手紙』では、なるほどそういう役をしそうやな~的な、予定調和の人物を演じたが、今回ははっきり言って、イメージ180度回転!最初、誰か全然気付かなかった。(なんか存在感のある新人出てきたんやなぁ~、とか思ってたヨw)本当の役者さんってぇのは、作品によって全くの別人に見えるぐらいの幅広さを持ってるんだろうナァ~~~、と感心する事しきりであった。